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今回のクローズドサークルは精神的な密室だった。
毎度だけど密室1つとっても色々あって感心。
更に安楽椅子推理を斜め上に解釈したところはなるほどと納得してしまった。
ストーリーと推理もツッコミたくなる部分はあったけど、それも面白い。
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屍人荘シリーズ第三弾。首狩り巨人との対決ということで一作目みたいなパニックホラーの色が強くて終始ハラハラ。相変わらず特殊設定をミステリのトリックとして活かすのがお上手。ただ、そもそもの邸の作りがややこしすぎて図面見ながら読んでても皆の動向がいまいち飲み込めなくて最終的に諦めた。犯人の動機が切なすぎる。フーじゃなくてホワイの話。あんな悲劇まで生み出すとは、斑目機関いよいよなんなのか。明確に次に続く終わりだったので、四作目が早く読めるといいな。あとアウルも掘り下げきってない気がするので再登場してほしいな。
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屍人荘の殺人 魔眼の匣の殺人
シリーズ3作目となる兇人邸の殺人が最も面白い
斑目機関の全貌は明らかになるのか?
剣崎比留子は助かるのか?
葉村譲はワトソンになれるのか?
兇人邸には何が潜んでいるのか?
巨人と殺人者、恐怖と推理、読み手の心を惹き付けて離さない
そんな完成度の高い作品
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クローズドサークルしばり(?)の剣崎比留子シリーズ第3弾。
毎回斬新なクローズドサークルを創出してきた著者だが本作は心理的籠城。
ギミック満載の館、徘徊する巨人、首なし死体、困難の分割、安楽椅子探偵ともりだくさん。
トリックが館の複雑な間取りに依存したものが多く理解するのがつらい(KindleだったのでiPhoneで見取り図を撮影して見比べながら読んだがそれでもわかりづらい)。
巨人由来のトリックは大きく2つあったが、特殊設定ものとしては少し弱いかも。
本作はミステリ要素よりもドラマ性が重視されていた。
どんな非日常設定も斑目機関のひとことで片付けられる便利さは、ガンダムのミノフスキー粒子を思い出す。設定の勝利。
あえてだとは思うが、あのラストは好みじゃなかった。
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剣崎比留子シリーズ第3弾。
屍人荘の殺人の時も思ったけど、よくこんなの考えられるなぁと、作家さんの頭の良さに脱帽。
今回も“人間離れした超人”という非現実的なネタを絡めての話だったけど、ケイが抱えている真実がコウタから明かされた時はいたたまれなくなった。現実的ではないシチュエーションだけど、コウタが抱えている苦悩とか、なんかめっちゃ辛かった。個人的には、全て分かった上でもう1回最初から読みたい、と思った作品。
ー犯人は探偵の敵なのか?ー
最初は剛力京が生き残りかと思いながら読み進めてたけど、完全にミスリードでしたね。。。
星座とか疎いから、ストラップに隠された真実にはまるで気付けず。
とりあえず不木はクソ野郎。
そして、ここに来ての重元さん!!
続編に期待高まる!!
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ミステリとして読むと物足りなさを感じなくもないが、読みやすく葉村くんと比留子さんが魅力的なので☆3。きっと次作も読んでしまう。
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ゾンビ、予言の次は巨人。
そのせいで「屍人荘の殺人」のようにミステリーを読んでるのでは無く、スリラーホラーを読んでるかのように感じる。
そして探偵役である剣崎比留子は閉じ込められ思うように動けない。そして巨人を外に出さないため自ら閉じこまらざるを得ない密室。登場人物は傭兵、フリーライター、依頼者の社長と秘書。設定は盛り沢山。
そしてミステリー部のメインテーマは困難の分割。
勢いで最後まで読ませるストーリーは今回も健在。そして最後に重元さんが登場して誰だっけ?というところで幕切れ。
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前作、前前作に比べるとミステリとしてのインパクトは弱かったが、特殊設定に込められたエピソードが練られていてよかった。
大切な人を失った剛力や裏井とヒルコと葉村の対比が美しかった。
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半ば強引に廃墟テーマパークに連れ出された葉村と剣崎。その理由は、斑目研究機関の資料があるとのこと。(第1作で集団感染事件で使用されたウィルスが研究機関を通して開発された。)何かに導かれるように第1作と第2作では剣崎が関わっているということで、かつて資金援助した成島がオファーした。廃墟テーマパークにある兇人邸は、かつての研究者が住んでいるとのことだが、他にも別の噂が。そこの従業員が次々と兇人邸に入ったのを行方不明になっている。
護衛の外国人も引き連れて、中に入ってみると、ある巨人が出現。襲われたら最後。首を切り落としていく。
果たして、この状況を打破できるか?
「屍人荘の殺人」シリーズ第3作。過去2作とも、ブッ飛んだ設定とクローズドサークルもので楽しませてくれますが、今回もぶっ飛んでいました。
序盤は、今までの作品よりも現実的だなと思ったら、巨人の出現により、大きく自分の中で方向性が変わりました。
この巨人といったら・・・まぁ鮮やかに首を落とすというホラー要素があって、第1作とは違ったバイオハザードのようなサバイバル劇にハラハラドキドキの連続でした。
首を切り落とすということで、そういった残酷な描写が多く描かれているので、読む際はご注意ください。
所々都合が悪すぎでは?と思うくらい、偶然が重なりますが、
いかにして、施設を脱出していくのか?
いかにして、ある人物を救えるのか?
など色んなミッションがあって、盛りだくさんでした。
ミッションの中には、ミステリーとしての殺人事件の謎解きもあります。次々と起きる連続殺人事件にどう二人は立ち向かうのか?
今までのクローズドサークルとは違った密室劇で楽しめました。ちょっとわかりにくい部分もありましたが、面白かったです。
サバイバル要素の強いミステリー小説でしたが、その背景には悲劇的な要素もあって、所々に子供が視点となるエピソードが登場するのですが、それには主軸となる物語に大きく影響します。
それがもう、読んでいて胸が痛い気持ちにもなりました。
読み進めるごとに殺人事件の犯人が、「もしかして、この人?」と匂わせる要素が多く登場します。
改めて、登場人物一覧をみると、「この人だけ〇〇がない」と考えると、なるほどと思う点もあって、色んな楽しみ方がありました。
そして、最後の人物の登場。第1作で登場したキャラクターなのですが、何故登場したのか?というところで終了したので、続編が気になるところです。
色々出来事がてんこ盛りでしたが、ハラハラドキドキ感としては、この作品が1番でした。
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面白い。
相変わらず本格SFの中に超科学的要素が入っているので、推理が空想科学的でとても楽しい。
ただ、シリーズ3作目だからか、少なくとも第一作目の『屍人荘の殺人』を読んでいないとキャラクターや舞台背景の前提が分からず、取っつきにくいように思える。
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しじんそうしりーず3作目。
ちょっと流石にファンタジーが過ぎた気がする。
人体実験で強化型巨人が生息する館の中で、繰り広げられる物語
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読み終わって早々ですが、早く次の巻出してくれて!
あの終わりはずるいって…続き気になりすぎる。
今回もまたミステリー愛に溢れたクローズドサークル展開。
冒頭にある見取り図を何度も見直しながら頑張って読んだ!
閉じ込められた比留子さんと、その比留子さんを助けようと奮闘する葉村君。
あの2人のホームズとワトソンの関係がなんとも切ない…
なりたくてホームズになっている訳では無い比留子さんと、自分にとってのホームズは永遠に明智さんである葉村君。でも比留子さんの為にワトソンになりたいけど力が足りないと嘆く葉村君。
大丈夫!絶対的に側にいるだけで比留子さんの支えになってるよ!!と伝えたくなる。
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剣崎比留子シリーズ第三弾!待ってましたっ!!
荘からハコ、そして邸へ。比留子と葉村くんを襲う「事件」はますます危険度を増し、今度こそ絶体絶命、もう無理、これでシリーズ終わりかっ…と思いきや。
いやぁ、葉村くん頑張った。ワトソンくんグッジョブだよ。
しかし今回も非日常なナニカの出現に二人は命は危険にさらされるのだけど、毎度毎度、班目機関よ。どこまでも班目機関よ。そして切ないよ。
読み終わった後のこの悲しみをどうしてくれる。
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楽しみにしてた新作です。
ゾンビ・預言者と続き、今度は銃も効かない怪物。
怪物の住む屋敷に閉じ込められた一行。
そんな中起きる殺人。
探偵役の比留子さんは化け物の徘徊する別館に閉じ込められ、まともに捜査に参加できない状態。
安楽椅子探偵の状態です。
犯人を探し出すべきか、皆で助かるため疑心暗鬼にならないようにするべきか…
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悲しい話だった。
そして怖い。
でも面白かったな。
3作品の中で一番面白いと感じたかも。
兇人邸の間取りが難しすぎて、途中でついていけなくなってしまった。
この間取りが結構重要なんだけどな。
で、「重元」ってダレだっけ?
もう全然思い出せない。
***
『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟"として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在"による無慈悲な殺戮が待ち受けていた。