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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

蜻蛉日記

2021/05/18 20:24

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

藤原道長を描いた永井路子さんの「この世をば」では、異母兄である道綱は道長の出世にあやかっているだけの無能な男でした。そんな道綱の母、蜻蛉日記の作者ですが、美人で気が強くてしっかりしているので、息子が気が弱くなってしまったようなところは現代にも通じていて興味深い。千年経っても人の気持ちは変わらないものだと、わかりやすい言葉で教えてくれる田辺聖子さんの、とっても面白い本でした。

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紙の本

物を書くって・・・

2022/04/29 16:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pinpoko - この投稿者のレビュー一覧を見る

『霧深き宇治の恋』を読んでから、田辺聖子が古典を読み解いた(カルチャーセンターでの講演が元になっている)本書を手に取ってみた。
他の方々が言っているとおりとても面白く、難解な原文はほとんど出てこない反面、お聖さん流に読み解いた、著者である「道綱の母=蜻蛉」の心理分析が従来の説とはかなり違っているのが、本当に納得できて興味深い。
蜻蛉を、ひたすら夫・兼家の不実を恨み、涙にくれていただけの女ではなく、中年期に入ってからは、兼家の人間的な懐の深さ、息子の行事の準備など彼女の面目を立てるところはしっかり立てているある種の律義さなどを理解できる余裕ができるようになっていく部分を指摘してくれた功績は大きいと思う。
思うに蜻蛉という女は、兼家をいざという時には頼りがいのある夫という側面と出会った頃のような情熱を失わない永遠の恋人としての側面の両方を求め続けたために、自らをあのような境地に追い込んでいったんだと思わざるをえない。
その意味では、決して二人の関係をぬるま湯の夫婦だけに止めず、終生男と女としての関係を保ちたかった、本当に純粋な人なんだと感心した。
実際、あの時代の夫婦関係としては求め過ぎなのか、あるいはみんなが「仕方ない」と諦めてしまうところを、「私はわたし」と態度にも、言葉にも表し続けただけなのか、興味はつきない。
自分としては、お聖さんの語る兼家にはかなり魅力を感じており、例えば蜻蛉の母が死んで、大変なショックを受けているときは、しっかり後方支援をして、彼女を慰めているところなど、これこそ夫の鑑と言っていいくらいなものだと思う。実際、こういう時に逃げてしまったり、女の心が傷ついているときに攻撃をしかけてくるような不届きな男もいる現実からすると、十分及第点を差し上げたいのだ。
ぜひ、千年後から蜻蛉にエールを送ってあげたくなる。
また、お聖さんの作品を読み直してみようと思わせる本書だったな。

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紙の本

今も昔も…

2002/04/30 12:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る

蜻蛉日記は、藤原兼家の妻であり、道綱の母である女性が書いた日記です。
夫にあまり愛されずにいた妻の、恨みつらみの手記です。
蜻蛉日記は、もちろん大昔に書かれた作品ですので、原文は今の私たちにはすらすら読めるものではありません。
これを、原文全文を載せることはあえてせずに、田辺聖子さんが読んで感じた蜻蛉日記を、今の言葉で紹介してくれているのが、本書です。
元々、文化センターで講義したものを本に起こしたということもあって、この本の内容は、小難しくなく、全体的にしゃべり口調で、古典文学に詳しくない人にも、わかりやすく作品が語られています。
日記の内容も、夫に素直になれない妻の不平不満のあり方、すね方など、現代の女性たちとそう変わりはなく、いつの時代も人の心は変わらないものだなあ、と親近感が湧いてきます。
古文が苦手だからと、今まで古典文学に見向きもしなかった人にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
原文は、一部の抜粋や歌の部分しかありませんので、本当の意味で古典文学に触れるということにはならないかもしれませんが、まずは当時の人の心に親しみを持つところから始めてみてはどうでしょうか。

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2006/05/21 20:21

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2012/02/04 18:28

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2013/02/16 14:39

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2013/06/17 23:54

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