また読み返したい
2022/04/24 19:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んで良かった。
自分を受け入れる勇気
2021/09/13 20:03
17人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カレーパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度、挫折した本だ。過去を振り返って泣いた。本書を読むには、自分を真正面から
受け入れる勇気が必要だ。本書で紹介されていた「嫌われる勇気」も読んだ。姉妹本の
「幸せになる勇気」と樺沢先生の「3つの幸福」も読んだ。自分の方針ができてから、
本書を再読した。
2年近く前、転職先の攻撃星人のネガティブビームをかわせず、鬱状態になった。
休職初日の感情を今も覚えている。会社に行かなくてよい安堵感、鏡に映った
死んだ表情を見たショックだ。2か月は何もできなかった。
本書では、病気のメカニズムと回復過程(否認、受容、感謝)がメインで書かれている。
私は今もその過程を歩んでいる。「睡眠、運動、朝散歩」でセロトニン的幸福は
得られるが、病気は治らない。オキシトシン的幸福と掛け合わせて病気は治る。4冊の
本から導いた私の考えだ。今はオキシトシン的幸福の山を登っている。
【主治医と私】
最初は主治医との関係に苦労した。もっとアドバイスをしてほしい、私の気持ちを共感
してほしいという願望があった。否認だ。
主治医と私の架け橋は樺沢先生だ。休職直後はだらだらとyoutubeを見ていた。
集中力皆無で内容は頭に入らない。樺チャンネルは数分で集中力が途切れず、当時の私に
タイムリーだった。
まず外に出た。午後散歩から午前散歩にシフトしていった。1か月後は7時に散歩できる
ようになった。2か月後に運動とポジティブ日記を始めて表情が回復した。そしてある
思考が浮かんだ。"起こったことはなかったことにできない"
本書の、病気になったおかげで、自分の人生を見直すきっかけになった状態だ。「幸せに
なる勇気」でも、過去は「いまのわたし」が解釈を変えていけるとあった。受容だ。
受容してから、主治医が自立支援タイプだと気づいた。できるようになったことは
"いいね"と言ってくれるし、質問には的確に答えてくれる。一番嬉しいのは、いつも
笑顔で迎えてくれることだ。
【復職は頂上ではない】
復職の先にも山がある。人生はいくつもの山の縦走だ。
休職前と別部署に配属された。前職の経験を活かせるが、対人関係は疑心暗鬼だった。
自分で壁を作っていた。体調を整えたはずなのに、仕事の体力消耗は別物だった。
繁忙期は疲労困憊だった。朝散歩は通勤で代用していたが、運動とポジティブ日記は
ストップしていた。
繁忙期が終わって1か月休息した。その後、運動とポジティブ日記を再開し、朝散歩
専用の時間を設けた。4か月継続してセロトニン的幸福が整った今、新たな山が現れた。
【今、いい状態】
本書では孤独の影響と対処法が詳しく書かれている。実体験にリンクすると、孤立を
選んで孤独となった。極度のショックを受けると心を閉ざし、心に壁を築くことが
書かれていたが、これは孤立だ。孤立が加速して孤独になる。
セロトニン的幸福が整うと、いろいろ気づく。仕事で自分から"何か手伝えることは
ありませんか"と声をかけられるようになった。孤独の状態から「人とつながりたい」
気持ちが出てきた。
「他者貢献」の実感で仕事が楽しくなった。割り当てられた作業を淡々とこなして帰る
日々を抜け出した。もちろんやれる範囲が前提だ。
今月の通院で、"仕事をうまくやれています。体力的にも、対人関係も"と伝えたら、
主治医はやはり"いいね"と言ってくれた。
私の趣味の一つは登山だ。ウイルス感染症の影響で控えていたが、ワクチン接種予定が
入ったので紅葉の時期に行こう。登れば何か得られるだろう。
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病は気からと言う本当の意味を教えてくれるだけでなく、日頃からの気持ちの持ちようについても教えてくれる本です。
#メンタル#心理#心理学
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病気を受け入れることが治すことにつながる。
周りの人が病気になった時、寄り添うことだけでも役に立てるというのは覚えておきたい。
著者が実際に受け持った患者さんのエピソードがこころに沁みました。
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《『闘病』はNGワード》
病気
医者
自分
薬
完治
これらと闘うことでストレスを感じ、
アドレナリンとコルチゾールが分泌される。
さらに夜に交感神経が優位になる。
そうすると病気が悪化するのである。
「病気」は受け入れる。
「医者」とは協力関係を作る、味方にする。
「自分」を認める。
「薬」を信じて服用することで、より薬効を得る。
「完治」ではなく「寛解」、病気前の自分ではなく、アップデートした自分になる。
《『悪口』を言い続ける人は治らない》
『悪口』は病気を悪化させるだけではなく、
そもそも病気の原因となる。
他人を責める言葉を大脳辺縁系は「自分を責めている」と受け取る。他人を責めようが自分を責めようが、同様に脳にダメージを与えるのだ。
ダメージを与え続ければ認知症のリスクが3倍になる。
悪口を続けていれば他人に好かれないのだから「孤独」になる。人との繋がりが無くなれば、身体的にも精神的にも悪影響だ。病気を発症し悪化させることは誰もが想像つくのではないか。では悪口をどうすれば良いか?
《『感謝』で病気は良くなる》
先ずは「挨拶」だ。挨拶ができていない人は病んでいると見て良いのではないか?
次に「ありがとう」だ。1日3回ありがとうと口にすることから始める。ありがとうに溢れる環境が良い。
さらにボランティアなどの「他者貢献」が精神的な健康に劇的な効果があるばかりではなく、身体的な健康にも繋がる。
この本は精神的に不調な人にぜひ読んでもらいたい。ただそのような人達に本を読む余裕がないかもしれない。
私は精神障害者支援の現場で、今日より良い明日にするために何をすれば良いかという視点でこの本を読んだ。多くの生きづらさを抱えている人に伝えていく。
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良い本です。感情をコントロールするのにはまだまだ、できないけど、ありがたい本だった。感謝です。私の記憶はどうやったらアップするのか、またこれからの本が楽しみだ。できる事からやっていこう。オキシトシンの繋がりはほしいなぁ。私たちはいかされている。
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精神科医の樺沢紫苑さんによる、精神医学・脳科学・心理学から導き出された「病気を治す」ヒントを解説した一冊。いわゆる運動・睡眠・食事といった物理面での予防法ではなく、人間の精神面にフォーカスして、オキシトシンやアドレナリンなどのホルモンの働き等を交えて語られる。「受け入れる」「悪口を言わない」「感謝する」の3つがキーワード。
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否認→受容→感謝
今の自分を認めるところからはじめて、あまり病気に囚われすぎずにいたい。
感謝ができるように。
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今までに色々な病状回復に向けた本を読んできたが
自分一人で改善するために色々なことをに取り組んでいたが、それ自体が治療には繋がらないと言うことを初めて教えてもらった本でした。
そして100%の回復を目指すことが難しいのにそこを目指すので、届かない目標を作ってしまい、それ自体がストレスの元となってしまっているとうことを教えてもらえた、大きなきっかけとなる本でしたですか
今後も定期的に見直していきたいと思ったほんですた、
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病と闘わない。受け入れる。
悪口を言わない
家族職場主治医等関わる人へ感謝の気持ちを伝える
怒りや不安は書き起す
症状の数値化
笑顔を作る 意識的に
他人への感謝ワーク
薬の効果を信じる、医師を信じる
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感情をコントロールして健康に過ごす術が色々と書かれている。「好き」「嫌い」で判断せず「ふつう」という評価を加えることと、「介護は7割の力で」ということは、どちらもほどほどに肩の力を抜いて…という姿勢で物事に取り組むのが大事なのかなと理解した。
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病気が治りにくい原因は不安
医者を始め、
信頼関係を作ること
時間をかけること
情報集めると不安は消える
悪口も病気を悪くする
病気を受け入れることで治る
受容のよさ
1精神的に楽になる
2治療への意欲がアップする
3気づき、自己洞察力がアップする
4病気が良くなってることに気がつく
【受容に至ると見られる反応】
・最近病気の事あまり考えなくなった
・病気を完治させることよりも、社会復帰、会社への復帰が重要だと思う
・病気になったのは会社のせいでも
家族のせいでも自分のせいでもない
・病気になる前は
生き方や生活習慣に無理があった
・病気になったことで過去の事、これからのことをじっくりと考えられた
・主治医や看護師がよくしてくれる
・家族に助けられている
・友人や同僚に気遣いがうれしい
・前から考えていた趣味の活動したくなった
・友人とお茶でもしたいと思う
・そういえば、以前より病気は良くなっている
・くよくよしてる自分が馬鹿みたいと思える
・病院に通うのが楽しくなってきた
否認→受容→感謝
「しょうがない、〇〇してみるか」これは物事を受け入れられるようになった証。
病気を表現することも大切
日記を書く、
コミュニケーションをとる
笑う
人に話す
感情を書き出す
家族が寄り添うのも有効
感謝で病気は治る
笑顔は健康にすごく良い
①免疫力が高まる
②ストレスが緩和される
③痛みが緩和される
④各種身体症状(血管が開く、血糖値の上昇を抑える、便秘解消)に効果がある
⑤記憶力が向上する
⑥幸せになる
⑦考え方がポジティブになる
⑧他人を癒す
⑨長生きする
一直線に進まないと、回り道をしたように感じます。でも、登山を思い返して下さい。登山道は、常に曲がりくねっています。曲がりくねっていると、傾斜が緩やかになり登りやすくなります。だから、一進一退、足踏みしている状態も登山と同じ。登りやすい道なのだと捉えましょう
「動揺しない」これ大事です。特に人には言いにくいことになってしまった時、相手に心配や迷惑をかけたくないと思っていることも。そんな時は動揺ではなく、受容的な対応が必要。具体的には「寄り添う」「共感」「傾聴「言葉より態度、表情」「相手を待つ」これらを意識すると相手の心が開けてきます。
前向きに生きるヒント
「苦しい」が「楽」に。
「不安」が「安心」に。
「ネガティブ思考」が「ポジティブ思考」に。
「しかめ面」が「笑顔」に。
「自己否定」が「自己肯定」に。
他人の「悪口」が心からの「感謝」に。
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2021年4月刊。2016年刊行の『頑張らなければ、病気は治る』に大幅な加筆・修正の上、改題した本。
現役精神科医が、最新の論文・データなどから、病気になった時の心構えを説く。”「病気と闘おう」と一生懸命になる程、かえって病気の回復が遠くなる”という逆説的な命題が、冒頭で示され、「それは何故か?」「ではどうすれば良いのか?」が解説される。
病気が良くなる為の方法として、筆者は「医者にかかり始めたら、3回はそのまま通おう(→1回だけでは医者の善し悪しは分からない)」「人の悪口は言わない(→一時的にスッキリはするが、実は心身に有害)」「人に感謝しよう」「日記を書こう」「病気を受け入れよう」などの具体的な行動を挙げる。こう書くと、スピリチュアル関連の胡散臭い本に思われるかもしれないが、説明は論理的であり、筋道は通っているように思う。「病は気から」という言葉があるが、心構えを整えるだけで、病気の治癒が早まるのなら、試しにやってみても損はないのでは?
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発病して2か月、まさにこの本に書かれていた事をなぞっていた私。
はじめは戦いモードで、不安や怒り。
だんだん平和モードになり、リラックスし、受容や感謝ができるようになってきた。
その過程では、家族や友人に不安を話したり、悩みを書き出したり、泣いたり、とにかく寝る、など。
本を通して客観的に自身の状況を分析でき、また夫の対応が完璧でまた感謝溢れる。
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〈メモ〉
病気が治らない原因は、ズバリ「不安」です。
感謝をすると病気が治る。
介護は7割の力で。手抜きではなくペース配分。
患者には寄り添うことが大切。
笑顔で、ゆったりとした雰囲気でそこにいるだけで、本人は安心する。