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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
近畿財務局職員の収賄疑惑で大阪地検特捜部の担当検事が決裁文書を改竄した疑惑が浮上。大阪地検も調査(捜査)対象になったので最高検から調査チームが派遣され、その中にあの岬検事(岬洋介の父)の姿が。。。
またもや中山七里の人気キャラ複数出演によるストーリの乏しさを補う作戦かと思いましたが、違いました。能面検事がブレない姿をいかんなく発揮し、とんでもない真相を解明します。
途中でストーリが予想できたと思ったら、最後に以外な展開があり、やられた!と感じました。能面検事は渡瀬(埼玉の刑事)の検事版だと思うので、シリーズ化してほしいです。
《能面検事 第二弾》
2021/08/22 22:00
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表情を変えない、狼狽しない、能面検事活躍の続編。
明らかに森友事件をベースとしています。展開もおもしろく楽しく読みました。本作ではあの岬検事も登場。なかなかの活躍です。総領さんや仁科さんのキャラクターも良い。
もっとシリーズが続くことを願います。
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投稿者:すぎやん - この投稿者のレビュー一覧を見る
出来るだけネタバレしないように書きたいと思いますが、
私も、極貧で育ったので、後半は泣けました。
相変わらず中山七里さんは、引き出しが多いので感心します。
不破検事と惣領美晴事務官
2023/04/27 22:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
国有地の払い下げ事件というと、多くの方は、あああの事件……といいそうな事件です。この事件に、不破検事と惣領美晴事務官が関わってくるので始末が悪い……という展開になります。実際に、自分も、あの事件が報じられたとき、思いましたもん、皆さん、同じこと、考えますね
途中までは森友学園がネタ
2022/08/06 08:42
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪地検特捜部のホープ検事が証拠を改竄したのではないか?ということで能面検事が捜査を命じられ、東京地検から来た岬検事や最高検の検事らと追及していくストーリー。森友学園問題がネタになっているようで、途中までは登場人物も概ね実在の人物を彷彿とさせるものでリアリティがあり面白かったですたが、後半は急に創作ものであることが露骨にわかる展開で、陳腐な終わり方でした。残念!能面検事の立会事務官がちっとも成長しておらずピーチクうるさいだけなのもイラッとしました。
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忖度しない! 空気を読まない! 完全無欠の司法マシン、再臨。大阪地検一級検事・不破俊太郎、政治とカネの闇にかき消された真実を暴く。"どんでん返しの帝王"が描く、人気検察ミステリーシリーズ第2弾。
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【不破俊太郎、大阪地方検察庁担当検事】他人の事情に全く左右されない、それが【不破俊太郎】そんな【能面検事】第二弾。そして、今回も不破の影となり光となり共に事件の解決に挑む事務官・惣領見晴。なんだかとっても聞き覚えのある事件を題材にしていたけれどもグイっと引き込まれてあれよあれよ読了、いつの間にか安田と高峰の気持ちになってハラハラ、祈るような気持ちになっていた。今回はほんの少し?【能面検事】の人間味が垣間見れた気がした。中山先生のファンとしては岬検事も登場でニンマリ。
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大阪・岸和田の国有地払い下げに財務局職員の賄賂疑惑が持ち出し、捜査が始まる。だが、担当検事の書類の改竄が浮上して不破検事は捜査に乗り出すが…
岬検事も登場し、不破検事と直接対決だが、向上心も野心も持ち合わせない真っ当な検事の不破の捜査が爽快でした。中々食えない岬検事のやり方は流石ですね。
事件の犯人もまさかのノーマークでしたが、納得でした。
容疑者二人の学生時代の淡い恋心が、ここまで結びつけるなんて思いもよらなかったです。
ドラマ化とかして欲しいです。
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最初は、中山七里さんに珍しく、面白くない気がしてしまったが、岬検事が出てきた辺りから楽しくなって止まらなくなってしまった。一日で読破。
事件の真相にも満足。
次の能面検事シリーズも楽しみ。
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能面のように表情のない大阪地検の検事・不破が大阪・岸和田の国有地払い下げに端を発する事件の真相を明らかにする。
同じ大阪地検特捜部の検事による文書改竄疑惑をうけ、最高検から派遣された調査チームに合流することになり、そこには中山作品に度々登場している今は東京地検次席検事となっている岬もいた。不器用なやり方ではあるが、一歩一歩、確実に真実へ辿り着く。その真相も大どんでん返し、さすがのラストだった。
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能面検事シリーズ 第2弾
一 不正許すまじ
二 介入許すまじ
三 馴れ合い許すまじ
四 忘却許すまじ
五 露見許すまじ
学校法人荻山学園に対する大阪・岸和田の国有地払い下げに関し、近畿財務局職員の収賄疑惑が持ち上がるが…。大阪地検一級検事・不破俊太郎が、政治とカネの闇にかき消された真実を暴く。
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森友学園を念頭においた舞台設定で、どんなストーリを紡ぐのか前半は想像もつかず。後半の事件の真相と更にもうひとつのどんでん返し、不破検事の最後までぶれることのない対処。素晴らしい出来です。事件真相の件は流石、中山作品の真骨頂。面白かったです。
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実際の事件を思い起こしましたが、そこには全く違うドラマがありました。不破検事の不器用な気遣いに心が温まります。
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中山七里には、好きなシリーズがいくつかあるが、単作だと思っていた「能面検事」が本作の登場でシリーズになったんだと嬉しく思う。個人的には、御子柴弁護士シリーズが一番好みだが、本シリーズはそれに次ぐか同等の位置付け。
感情を全く表に出さないまさに能面のような検事である不破俊太郎の活躍を検察事務官になったばかりの惣領美晴の視点で描いている。惣領の不破に対するあまり賢くない物言いが多少鼻につくが、筋立てやキャラクターが興味深くて一気に読破してしまった。エンディングでは、冷徹な感じの不破検事の人間味あるれる処置にも原理原則を曲げない信条にも共感が持て、どんでん返しも無理がなく、次の能面検事が早く読みたい。
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「能面検事」こと不破検事の2作目。
国有地払下げを発端とした贈収賄事件。
調査する為に立ち上げられた大阪地検の特捜部の文書改ざんが発覚する。
文書は何故改ざんされたのか、不破が東京から派遣されてきた岬や事務官の惣領たちと、その理由に迫っていく。
贈収賄事件は、言わずと知れたあの事件をオマージュしているのだろうが、作品の中での疑惑はあくまでも大阪地検の検事と財務省の職員の関係。
序盤だけを読んでいると、どうしても実在の事件とリンクし、最終的にミスリードされていることに。
「どんでん返し」とまでは行かないが、久しぶりに「やられた感」はある。
不破の能面ながらも人間性のある行動や、不破が主人公とは言え、岬検事がしっかりサポートしていることも、ファンには堪らない内容だろう。
最近は単独の作品の刊行が増えている気がするが、そろそろ各シリーズの続編が読みたい。