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私小説のような創作のような…
想像力ならぬ”妄想力”の飛躍度合いが果てしなく、
コミカルに楽しめました。
タイトルの美女と竹林、
並列じゃなくて等価の関係なんですね。
竹林があればその向うに美女も見る。
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◯本の紹介
・ブクログのランキング上位だったので読みました。
・「夜は短し歩けよ乙女」の作者のエッセイ
◯考えたこと
・ユーモアのある独特な文章。最近はエッセイを沢山読んだけど、一番面白かったです。
・難しい漢字がいっぱいでてくる。博学さが伺えます。
・読んだ後、口調がうつりそうになります。
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いやーいやー、見事なこと!
やっぱり好きです、とっても彼が。
読みながら、何度ひとりで変人のごとく笑いを吹き出したことか。
何度電車で笑いをかみ殺したことか。
殺しきれずににやにや顔してたと思うけどさ。
見切り発車でも、出たとこ勝負でも
阿呆らしさもくだらなさも何もかもがやみつきになる
この面白さは、森見さんにしか出せないと思う。
私が仕事の休憩中に本を読んでると
「何の本読んでるの?」と興味を抱いて声をかけてくれる
優しいお方がいるのだけれど
「誰それのミステリーだよ」とか「(有名な)誰それの本だよ」
とかいうと、大体皆「へ~」とか「ふ~ん」とか
反応してくれるんだけどね、
森見さんの本読んでるときに聞かれると困るんだよね。
こないだは有頂天家族だったから
「タヌキと天狗の話だよ」っていったら、
「それ絵本なの??」って言われたし
こんかいの美女と竹林は
「竹の話だよ」っていったら、
「え?(聞き間違いだとは思うけど)たけ??(ぽかーん)」
みたいな反応。笑
そういうのひっくるめて、森見さんの作品って
私大好きだなー。笑
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作者、登美彦氏が主人公の物語です。物語といっても大したストーリーがあるわけではありません。登美彦氏がなぜか竹を切りたいと思った。そして友人の明石氏を誘って竹林に出かける。しかし竹林は想像以上に手強かったというだけの話である。その中身のない物語を氏の止めどもなく拡がる妄想で膨らませ膨らませ328Pの本にしてしまったのだから開いた口がふさがらない。
しかし、森見氏のこの暴挙とでもいうべき所行は氏の類い希な才能の明石であるとも言える。こんなつまらん物語を外連味有り余る文章で煙に巻いて読者を森見ワールドに引き込んでしまう力業。只者ではありません。
この物語に何らかの意味を求めるとすれば、それは「友情」であろう。登美彦氏は友人の明石氏に問うた。
「竹切らん?」
明石氏は答えた。
「ええよ」
これほどの友情、厚い信頼があろうか? どうして竹を切るのか、竹を切ることに何の意味があるのか、などという問いかけをすることなく、「ええよ」とだけかえす明石氏の登美彦氏に対する信頼の厚さははどうだ、人間の大きさはどうだ、男気はどうだ、このいい加減さはどうだ。この「ええよ」はすなわち「君がそう思うのなら、きっと竹を切ることは人類の最重要課題なのだろう。そうであるなら、僕はよけいな疑問をさしはさむことなく喜んで君と一緒に竹林に行こう。僕にも司法試験受験という重要課題がある。しかし、竹を切りに行ったところで試験に落ちる僕ではない。安心してくれ。僕がええよと言ったからには、そして、君と僕が組むからには、もう目的は達成されたも同然だ。たとえその目的が人類がこれまで達成し得なかったものだとしても……」という思いをシンプルに言い表した一言に違いない。
『美女と竹林』という題名から、竹林を舞台にしたロマンスがテーマかと思いきやさに非ず。竹林に地球の未来を託し、竹林に己が幸せ、すなわち金と美女との出会いを求めた男とその友との管鮑の交わりを描いた物語なのである。
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森見登美彦「竹林と美女」は本当にくだらないw 全然竹林を刈りにいけないのに、竹林にまつわるような、まつわらないような話を、妄想たっぷりに延々と続けている。よくも悪くも、期待していたくだらなさである。
森見登美彦「竹林と美女」読了。よくも悪くも、連載らしいグダグダなエッセイを森見節で。個人的にはMBC(モリミバンブーカンパニー)のような妄想話が好き。そういえば、私も昔こういう妄想未来予想図をネタで書いたことがあったなw
それはともかく、やはり気になる作家さんの過去語りは面白い。そうか、森見氏は大学院までいって研究していたのか。やはり大学時代の話に絞ったエッセイも読んでみたい。
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時には、クロージングを見据えない方が良い結果をもたらすこともあるのだ。なんとかクローズしようと七転八倒して、ワンパクでもいい、たくましくねじふせるところに醍醐味があるともいえる。どうにも風呂敷が畳み切れなくて『あ、あ、もうダメ、耐え切れない』と破裂しかけているところが妙にオモチロイということだってあるだろう。やはり、クロージングを見据えるのも善し悪しだ」
「『美女と竹林』とは、美女がいて竹林があるという意味ではなく、美女と竹林が等価交換の関係にあることを示している。」
んー森見っぽさは満天なんだけど、まぁ小説の方が面白いかなーという感じ。
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森見登美彦の竹林エッセイ。
仕事と執筆の合間を縫って、時々竹を刈るはなし…ですが、なんというぐだぐだ!
美女はどこだ!
そして責任者はどこだ!(笑)
【2011.02.13】
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カテゴリは小説になっていますが、これは小説ではありません。
かといってエッセイかというと、それもどこか違います。
この作品はまるまる一冊森見さんの妄想なのです。
ニヤニヤしながら読めますよ。
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全くもって読む価値のない読み物だった。笑 ノルウェイの森に出てくる永沢さんが言うように、時の洗礼に晒されていない読み物は読む価値がない、のかもしれない。が、どうしようもないこの妄想エッセイにハマる輩がいるのはやはり文章の面白さにあるのだろう。クスッと笑えるお洒落な文章。
時間がない人のために要約すると、「美女は竹林という概念に含まれる。竹林と美女は、本質的には同じものだ。つまり、「 美女と竹林」は、美女がいて竹林があるという意味ではなく、美女と竹林が等価交換の関係にあることを示している。」のだそうだ。この意味を分かりたい人だけ読めばいいと思う。笑
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ほっこり読み終わった今日は図らずも七夕。
Wikipediaによれば、竹と笹とバンブーにはどうやら違いがあるらしい。
よく分からないけれど。美女と竹林の関係はもっと分からないけれど。
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文庫化まってました。
森見さんのこれでもかな・・なボキャブラリーシャワー
久々に堪能。ああ・・充電完了。
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美女と竹林・・・タイトルからは何がつながっているだろうか?と疑問を持つが、その実なにもつながっていない(笑
森見さんの雑誌連載エッセイ(似非エッセイ?)を文庫化した作品。
デビューしてからちょっと~有名作家に!の間の話が竹林伐採と絡めて描かれている。
おもしろい点は、森見さんの全作品に共通している論理をこねくり回した非論理的な文体。読んでいる側はどこからがフィクションなのだかわからないが、退屈はしなかった。
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竹林経営!
著者の暴走する妄想が堪らなくいい!
それにしても、よくページが埋まるなあ。
おいらも竹林経営してみようかな。
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『人から教えてもらおうなどという、甘ったれた了見は捨ててください』
『見ようによっては男前だが、見ようによっては男前でないという、騙し絵みたいな人である。』
『筋肉があり、頭脳があり、嫁を大事にする。三拍子揃った男とは私のことだ』
『とりあえず俺は嫁を大事にする男だと、誰でもいいから伝えてくれ』
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森見登美彦好きなら読んで損のない一冊。森見ワールド炸裂のエッセイ集で、エッセイなのにどこからが本当でどこからが嘘なのかわからないファンタジーっぷり。森見さんの価値観や、著書に対する考え方、交友関係、竹林に対する底の見えぬ愛が見えます。
だがあくまで森見ファンに薦めたい。