紙の本
世代交代の波
2020/07/14 13:37
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケンヂからバトンを受け継いだ、ニューヒロインのカンナが眩しいです。伝説の刑事の孫でもある、蝶野将平の成長にも期待しています。
紙の本
暗黒時代
2018/08/26 18:08
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
ケンヂたちの蜂起は失敗し、「ともだち」の勢力は警察組織のトップにまで浸透していることが明らかになります。ケンヂの姿は見えませんが、捕らえられていたオッチョに、いよいよ反撃の兆しです。
紙の本
ケンジがいない話は少しさびしい
2002/07/25 18:10
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投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
17歳になったカンナを中心に、話は進んでゆきます。
「血の大みそか」から14年。
平和を取り戻したかのように見えますが、裏では「ともだち」の黒い影が……。
「ともだち」が支配する世の中。
新青少年保護育成条例のせいで、言論の自由もなくなり、世界征服をたくらむ敵から世界を守るという、まるでこの物語のようなまんが作品を描いてしまったまんが家は、刑務所にいれられてしまう。そこには、特別懲罰房に入れられた、バケモノと呼ばれる男がいた。
やっぱり、今までケンジが主人公だと思って、ケンジを応援してこの作品を読んでいたのでしょうか。ケンジが出てこなくなってから、さびしいような、ものたりないような……。
おもしろいにはちがいないのですが、すっかり肩の力が抜けてしまったような脱力感。
あの大みそかから14年、なにごともなく時は過ぎたようですが、なにやらまた「ともだち」が動きそうな気配。
ここから、また一気に盛り上がってゆくのでしょうか。
昔のメンバーは、いったい何人生き残っているのでしょうか。
やっぱり、あのときのメンバーが恋しいですね。
紙の本
日本はいったい…?
2001/09/12 21:27
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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎町で働く女子高生・カンナは事件に巻き込まれ、もともと憎んでいた警察が事件に関与していると知る。その影にはトモダチの見えない姿が…。浦沢直樹は本書で講談社漫画賞を、「モンスター」で小学館漫画賞をW受賞した。
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始めは何がなんだか解からなくて頭ゴチャゴチャになってくるけど、やっぱり浦沢漫画はひきこまれます。
読み出したらやめられない。
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最後の希望
登場少年紹介より
2000年12月31日“血の大みそか”から14年・・・
平和を取り戻したネオ東京に、17歳になったカンナはいた。
その世界の裏に見え隠れするのは“ともだち”の黒い影・・・
はたして、新世紀日本の運命は!?ケンヂたちは今どこに!?
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注目ポイント
チョーさんに迷宮入りという言葉はなかった…………
漫画家の角田が書いて「新青少年保護育成条例」にひっかかって逮捕された漫画の内容
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ビッグコミックス掲載当時、読んだ記憶があったが、いかんせんまだ幼かった(?)ため、
難解ですぐに読むのをやめた記憶が・・・。
が、これは映画でも話題だし、久しぶりに読んでみるかと手に取った。
・・・昔の自分を呪ってしまうくらい、面白い!
とにかく一気に10巻分を一日で読みきった。
まだ続きがあるので、気になる!
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『マスターキートン』や『モンスター』とは打って変って、頼りなさすぎの主人公ケンジとそれを取り巻く仲間たちを描くSFサスペンス(本格科学冒険漫画)。スピリッツ連載中、毎週次号の物語の展開が待ち遠しすぎて困ったものです。「よげんの書」に出てくる「9人の戦士」って、結局はケンヂ、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨン、コンチ、ドンキーだったのでしょうか。
個人的には、オッチョと漫画家・角田が海ほたる刑務所から大脱走するくだり(第6巻〜第7巻)あたりになぜか一番思い入れが強いです。
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東京湾横断道路は、2000年血の大晦日のテロにより橋梁は破壊され、海底トンネルも爆破され海ほたるは完全に陸から隔絶された孤島になったので、2001年刑務所として使われ始めた。2014年、地下の懲罰房には、ショーグンと呼ばれる男が入れられている。ショーグンは2000年以来300回脱獄を試みたという。今もユキジトンネルとカンナトンネルを掘り脱獄の計画を進めている。ショーグンはオッチョである。
カンナのアルバイト先の中華料理屋の顧客が殺人を目撃したために身を隠している。殺人犯は、現職の警察官だからだ。殺された男の最後の言葉は、ローマ法王暗殺、“ともだち”だった。“ともだち”がローマ法王暗殺を計画しているらしい。蝶野刑事は、カンナからその話を聞き、“ともだち”に殺されたおじいさんの仲良しでいまは、警察庁長官に相談するのだが、警視庁長官は、“ともだち”の一員なので、目撃者は殺されてしまう。
(2004.07.14・記)
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副題「最後の希望」
殺人を目撃したおカマを救おうとするカンナ。
一方海ほたる刑務所に収容されている「怪物」とは?
(2004年12月26日読了)
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図書館の本
出版社 / 著者からの内容紹介
▼第1話/目撃者▼第2話/真犯人▼第3話/海ほたる▼第4話/バケモノ▼第5話/トンネル▼第6話/追い詰められて…▼第7話/強い味方▼第8話/お守り▼第9話/最後の希望▼第10話/大脱走▼第11話/キモダメシ●あらすじ/"血の大みそか"から14年がたった、2014年のネオ東京。カンナは新宿・歌舞伎町にある中華料理店「珍宝楼」でアルバイト中だ。だがローマ法王来日に向けて、一帯の取り締まりが厳しくなったために客がよりつかず、店は開店休業状態に。そんなある日、蝶野という若い刑事が聞き込みにやって来た。彼は、ニューハーフのブリトニーを探しているという。ブリトニーは街の片隅で起きた、中国人マフィア殺人事件を目撃していた…(第1話)。
ブリトニーの見たもの。
カンナが信じるものと、チョーチョーの信じるものは違うのか。
海ほたるの刑務所での出来事がこれからどうなっていくの?
ショーグンの信じる力に拍手。
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2014年は「ともだち」が中心の世の中になっていた。そして、あの2000年の大晦日にテロを起こしたのはケンヂたちということになっており、また、その事件を知ろうとするものたちは犯罪者として扱われる。そんな世の中になっていたのだ。
そして、そんな重罪人を収容するのは、かつて観光名所だった「うみほたる」。2000年の事件で閉鎖されたこの施設は2014年の世界では刑務所となって、重罪人を収容していた。ここにケンヂたちの仲間が一人収容されていた…。
うみほたるが刑務所というのがすごい。実在する建物が変わり果てた状態で登場すると不思議な気持ち。
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ともだちに掌握された日本。
ずいぶんと住みにくそうだな~
希望はカンナ!
頼みは捕らわれのオッチョ!
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海ほたるを刑務所にするという発想は面白い。オッチョがここに収監されて14年が経過し、その間に〝ともだち〟は日本を思いのままに変えてしまった。オッチョ、脱獄に成功するか? って切れ場を作って次集だ。