簡単なようで内容豊富
2017/06/14 21:49
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人は、何を恐れ、何を祈ってきたのか?
日本各地の風習から、「食」に焦点をあて、文化を探っていく
民俗学の資料としても読めるが、これは、もう少し簡単な内容で、旅行案内との中間くらいかと
写真も多く、冒頭の「きゅうり」から、インパクトがあり、引き込まれた
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鳥取のウソつき豆腐や京都の大根だき等、日本各地の“まじない食”を集めた楽しい一冊。考えてみれば確かに、おせち料理も“まじない”がイッパイです。
ふと震災のときに食べた温かいお粥の圧倒的な美味しさを思い出しました。食べること自体の重要性というものも大切にしたいと思います。
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日本各地に伝わる郷土食。
その中から特に、「まじない食」について紹介している。
題名には“図鑑”となっているが、
内容は、著者が訪れた数か所での「まじない食」と
民俗・風習、伝統行事の探訪記が中心。説明と豊富な画像有り。
「まじない食」といっても多種多様。
災いを除け幸いを得る「食べるお守り」だけでなく、
子孫繁栄や子どもの成長を祈願する行事食、
災いを封じ込めて供養するきゅうり封じ、
祈願の対象は自然・神様・仏様など。
地域の人々の想いが反映されているのがわかります。
探訪記はエッセイ色と女性目線が濃い文章で、ユニークでした。
(なんで朝ラー?グルメ探訪?)
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●各地にさまざまな風習・伝統行事があって、そのなかで願いを託してお供えされる食材や料理を「まじない食」と定義して紹介した本。
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いまも日本全国に息づく「食べるお守り」である“まじない食”とその背景にある民俗・風習や伝統文化、それを支える人々の思いをカラー写真も交えて紹介する。
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その土地の、まじない食。恵方巻とか、そういうのじゃなくて。まだまだいろいろあるのね。図鑑だから、写真が多くてイメージがわいてよかった。
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神事、仏事、伝統行事のなかで、何かのお願いを託してお供えされる食材、食べられる料理を「まじない食」と定義して、それを巡る話。
病魔悪鬼をキュウリに封じ込めてスッキリ…という「きゅうり封じ」。
豆腐を食べて一年分の嘘を帳消しにする「うそつき豆腐」。
お釈迦様のはなくそ(花供曽)を食べると病気にならない。
などと、奇祭とそのまじない食を紹介する。まじない食というタイトルを冠しているが、どちらかというとその周辺の紀行の色合いが強い。
特定の「まじない食」の視点から各地の様子を追うようなものかと思いこんでいたが、「各地」が先だったのだ。ちょっと思っていたのと違っていた。朝ラーとかハムフライとか、そんなことまで入ってくるのだ。「日本まじない食紀行」だったら、まあ納得。でもそうでなくても、こういうことを伝え広めるのは賛成である。