教科書に載せるべき
2022/12/26 15:09
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投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極夏彦先生の講義。贅沢。
言葉の怖さを理解する前に言葉を習得した気になってしまう人が大多数であるこの世が怖いなぁ。
この読書から私が受け取ったものもまた不完全な"言葉"であって、違う気持ちで何パターンかの読み方をしてそれぞれに感想を持ちたい。
本を開くと夢中になって読んだ。
2025/03/27 09:06
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投稿者:ふるかわぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
言葉とは何か。
役に立つか役に立たぬかではなく、自分で疑りつつもこの話を活かせるか。
言葉の勘違いはなぜ起こるか。
会話は通じているか。
語彙を増やしておくといい理由。
本の整理のしかた。
地獄をどう楽しんだらいいのか。
いまの私の中にある語彙では語りきれない本だった。
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館の紙書籍で読んだ。
十代後半を対象とした講演の記録。言語学者ではない、小説家として言葉をどうとらえるか、どう使うかを語る。言葉によって事象を表すと、それは言葉によって意味されるものがどうとらえられるか。表現した者と、それを見聞きした者とで意味のとらえようが変わってしまうのは当然。
中禅寺湖秋彦の騙りをリアルにした気分。
大人こそ読むべき
2022/05/26 23:57
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
15~19歳に向けた講演を書籍化しており、言葉について語った内容は、大人に対しても十分通用するものであった。
安易な一語に集約させるのではなく、語彙を増やして相手への伝え方を考えましょう、というのはとても納得できる話であった。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
若い方向けの講演会を元にした本になってますので、読みやすいです。個人的には、京極夏彦さんの小説はたくさん読んできてますので、まだ読んでない方、特に若い方は、読んでいただきたいですね
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言葉の罠にはまらないために
地獄を楽しむために
京極さんとの言葉をめぐる一問一答
同じ言葉を使っているはずの職場でさえ、伝わらないときがあり理解できない時がある。
自分にさえ自分がわからないのに他人にわかるわけがないと思っている。
その本面白い?と聞かれて 面白いよと答えることがあっても他人に面白かったよと言って薦めることはしない。
言葉という不思議なもの、不完全で完全なもの、言葉って面白い。
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こうして書いている「言葉」に気を遣い、全ては伝えられないことを認識すること。
元々が若者向けの講演をまとめた本なので、若い人たちにはオススメしたいし、歳をとった人たちも読んで、「言葉」について考えてみると良いと思った。
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ここまで言葉について考えたことが無かった。
言葉というのは不安定であるが故に、良くも悪くも受け取り方は無数にあるのだ。
間違った使い方をしないように訓練していきたい。
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京極夏彦氏が10代の50名を対象に開催した特別授業?ってか講演内容を収録した一冊。
色々な言葉について解説した・・という内容と思ってましたが・・
前半は氏の様々な持論が延々と展開され、後半に少し言葉についての見解がある感じで、ちょっと物足りない読み物でした。
ただ「京極夏彦史上再薄!」の触れ込みは正しかった(奇跡の141ページ!「魍魎の匣」は文庫で1,000ページ超えてた!(^_^;)
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地獄などと冠する題目故に妖怪ものかと思いきや,地獄とは今我々が生きているこの世の中のことで,艱難辛苦の中で如何に平和に楽しく生きるか,を,言葉を題材に論じ,15〜19歳に向けて講演した内容がまとめられる.150ページにも満たないが,内容は決して薄くない,言葉を操り生活している方ならではの至言が散見される,読み応えのある一冊.
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2019年におこなわれた10代の若者向け特別授業をもとに構成したものなのだそうです。冒頭いきなり京極さん本にはありえない「頁またぎ」の箇所が出てきたので、これホントに京極さんなのかしらと疑いの目を向けてしまいましたが、読めば確かに京極さんの講演。
数々の覚えておきたい言葉にメモを取りかけたけれど、メモを取らずとも思い出すものだと京極さんに言われてやめる(笑)。勝ち負けって何だよという話はちょっと目からウロコでした。「役に立たない」とか「面白くない」とかいうのはもうやめよう。物事を楽しめるかどうかは自分次第。
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まるで京極堂から説教されているような感覚。
言葉は効くんですよ
心には
効くんです
言葉はきちんと使わないといけないと思い知らされました。
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十代に向けた講演を本にまとめたものとなっており、すらすらと読了。言霊ってあるの?勝ち組負け組ってどう言うことか、分かりやすい例を用いられながら述べられていて面白いし、なるほどなあ、と。言葉はさまさまなものがそぎおとされた不完全なもの、覚えておこう。
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いわゆる「地獄」の楽しみ方は学べなかったけど、SNSはなぜ炎上するのか?本はどう楽しむのか、言葉の使い方とは。別の人生を生きる、ではないけど、やっぱりこういう本があると思うと読書は有意義。だけど、それを活かせるか、なんだよなぁ。
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単行本を図書館でお取り寄せしてもらって読んだけれども、買ってしまった文庫本(^o^;)そして何度読んでもくるくると丸め込まれているような気が…(^-^;)でも、それが楽しいから良いのです(^^)d「愛は叫ぶものではなくて、ささやくものです。」がお気に入りフレーズ(´▽`)