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みんなのレビュー68件

みんなの評価4.1

評価内訳

63 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

あくまでも「学問」でした。

2011/09/02 07:57

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る

もう20年くらい前になるかもしれない。「JAF」の雑誌で、渋滞の原因のひとつに、「サグ」というものがある、という記事を読んで非常に興味深く思ったことが記憶になる。サグって、つまり緩やかな(気づかないくらいの)上り坂にさしかかる個所、ってことで、無意識に車のスピードが下がることによって、ある程度の密集度のある状況だと後続の車が次々にスピードダウンしてブレーキを踏むようになって、結果渋滞が...ってことだった。当時に比べれば、「上り坂。速度注意」っていう標識があったり、もっと大きな原因であった料金所が、ETCの普及によって緩和されたり、かなり「取り組み」はされているんだなあって改めて思う。
そんなこんなで、車を運転する身になって考えて、この「渋滞のメカニズム」的なものには興味がある。「学」門としてあるとは知りませんでしたが、精神的な意味も、或いは時間コストという観点でも、渋滞は基本的に回避したい、というのが万人に共通している「問題点」である以上、それを解決するための研究が存在するのは当然だろう。
本書はその課題に取り組んでいる著者が、車だけではなく、人間そのもの、アリ、インターネット、たんぱく質、などさまざまなフィールドにおける「渋滞」を、簡易にしたモデルを使って「解説」してくれるというもの。著者自身が本書で述べているように、専門家向けの論文ではなく、一般向けに「やさしく」説明してくれているものである。が、やはりそこは「学問」であり「専門家」「科学者」であるので、途中から「難しさ」が、「(渋滞への)興味」をはるかに上回るようになってしまって、結構読みこなすにはパワーが必要。インターネットの例あたりで、専門用語(専門家にとっては「一般用語」扱いかもしれないけれど)の比率が多くなってきて、後半はアタマに入らなくなってしまった...
アリの行列にも「渋滞」が生じる、という話や、電車の「幅広ドア」などの取り組み、など面白い話もでてくるので、読めるところは読めます。「学術書」ではないので、興味がより深ければ読み切れたのかも...ちなみに東京メトロ東西線の幅広ドアは、個人的には嫌いですね。ドアの開け閉めに余分な時間がかかるし、すいている時間帯に席の少ない幅広ドア車両がくると気分的によろしくない。
都心と空港を結ぶリムジンバスが、GPSとリアルタイムの渋滞情報を利用して「管制塔」のようなコントロール機能によって、高速を使ったり一部一般道を使ったりして時間通りの運行を実現している、という話は面白いし、こういう取り組みが実行されることが「学問」の在り方だと思いますねー。
「渋滞学」自体が新しい分野であり、従来の他の分野との「横断的な」取り組みであることを強調されています。これは大事なポイントかもですね。渋滞は誰でもイヤなもの。外的環境に左右されることは多いし、そもそも心理的な要因が多いと思いますが、こういった課題に取り組む姿勢は、なんだかかっこいいと感じます。

【ことば】...砂時計で1分を正確に測るのに必要な砂の量や容器の形を理論的に計算することすらまだ誰にもできていない...実験と経験と勘によって作られている...

「へぇ~」って感じですねー。昔はいざしらず現在ではもっとも「科学的」に作られているのだと思ったら...科学でも越えられない「経験」って価値があります。こういうのがあるから、おもしろい。

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紙の本

予想通り。

2021/12/26 13:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『渋滞学』と題された本書は実に多岐に亘る渋滞について著述されています。渋滞と言えば、真っ先に思い付くのは車の渋滞ですが、それに限った事ではありません。アリの行列、出口に集中する人の流れ、インターネットのパケット通信、航空機の離着陸、砂時計の砂の落下、脳の神経伝達、火事の延焼・・数多くあります。
 本書はこれらの中の幾つかをピックアップして数学的な或いは物理学的な視点から詳しく述べています。故にちょっと難解な箇所が散見されますが、その様な箇所は流し読みしても大丈夫です(私は流し読みしてしまいました)。
 車の渋滞原因は言わずと知れた『サグ』なので(約30%というトップ原因である)、サグの解消法についての詳細を本書に期待すると、その期待は外れてしまいます。もっと広い範囲・分野での渋滞の実状に関心を持つ場合に本書は有効だと思います。

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2006/11/10 21:41

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2006/11/24 22:52

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2007/01/09 23:57

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2006/12/14 12:41

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2007/01/03 01:48

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2007/03/05 12:37

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2007/08/09 14:18

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2008/02/01 09:27

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2009/08/14 01:17

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2010/01/19 12:37

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2010/04/22 21:37

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2010/05/24 09:23

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2010/06/03 01:29

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