紙の本
うふ、うふふふ。
2022/10/02 16:59
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版社放火事件、学祭での殺人事件、二人の女性の自殺、沖縄の基地反対運動・・・それぞれ独立して見える事件に見え隠れする極左翼派の存在。
一つ一つの事件を毒島独特の着眼点とカマかけで解決、やがて集大成へとつながります。
毒島の揺らがない姿勢と、人を喰ったようなキャラクターが魅力的です。
紙の本
《毒島刑事シリーズ 第三弾》
2022/08/22 22:58
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家兼刑事(刑事技能指導員)、はたして実際にいるものなのでしょうか? その珍しい存在が活躍するシリーズの一冊。こちらもおもしろく読みました。やはり毒島さんのキャラクターがナイス。妄想ですが浦沢直樹さんにマンガ化して欲しい! plutoみたいな感じに。
前作に比べると、毒島さんのpoison薄め、切れ者度高めでした。なお、中山七里さんらしいどんでん返しも効いています。
紙の本
敵に回したら怖そう
2022/12/24 11:50
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず「うふ、うふふふふ」と笑いながら相手の自尊心を木端微塵に砕き、追い詰めていく毒島刑事。今回の相棒は公安の刑事で、急進革マル派を名乗る者が背後にいる事件を追及していく内容。途中から犯人の目星はついてしまったけど、それなりに楽しめました。毒島刑事は敵に回したくないですねぇ。
電子書籍
急進革マル派
2022/10/25 08:00
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件は、矢継ぎ早に次々発生していきます。まず、出版社を爆破するテロ行為、そして何よりも学祭での殺人、次に飲み屋の店員が死亡するがこれも殺人か……、沖縄の基地デモ最中にも……。どれ一つとっても、死刑になりそうな犯罪ばかりです。
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どんでん返し最高。
2022/11/02 23:15
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
最恐毒舌刑事VSテロリスト毒島真理は大量の連載を抱える人気ミステリ作家。しかしひとたび筆を置けば、警視庁随一の名刑事へと変貌する。冴えわたる舌鋒で、思想に毒された犯罪者に心理戦を仕掛ける!保守系の刊行物で有名な出版社に、何者かが火を放った。公安一課の淡海奨務は、左翼集団の犯行とみて捜査を開始する。そこで出会ったのは同じく事件を追う作家兼業の名物刑事・毒島真理。虫も殺さぬような風貌とは裏腹に、毒島は容赦ない口撃で犯人を徹底的に追い詰める。淡海はその姿にたじろぎつつも、行動を共にすることに。間もなくネットに公開された「急進革マル派」を名乗る過激派の声明。果たして事件は大量殺人の予兆なのか? どんでん返しの帝王がおくるノンストップミステリ!【商品解説】
毒島刑事のお人柄、個人的に関わるのは勘弁だけど、好きか嫌いかで行動できるのは羨ましい。
右とか左とかよく分からないし、演説も長くて読みづらかったけど、中山先生お得意のどんでん返し。面白かったです。
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「本人が作家兼業なのよ。」「またまたあ。駄目だよ」毒舌刑事のミステリ作家、またまた参上!あー、憎たらしい!でもにんまりしちゃうー。あー、最高、最恐!!「いつだって誰だって、行いが思いを超えることなんて滅多にありゃしません。」「何度も同じこと言わせないでよ。一つの現象が一つの事実だけを示すとは限らないんだってば」 毒島VS〈急進革マル派〉今回の主犯は、あらあらあらあら。あなたでしたかー。「あなた、ひょっとして楽しんでやいませんか。」「とおんでもない」
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作家であり、刑事技能指導員の毒島が公安の淡海と組んで、「急進革マル派」名乗るテロ組織と対峙する連作短編集。
神保町で発生した放火事件、大学内での殺人、講義デモ中の殺人など、一見繋がりのない事件の共通点は事件の裏に存在する「急進革マル派」。
それぞれの事件を飄々と解決していく毒島の毒舌が、最近の中山作品の中では一番心地いいし、面白い。
淡海とのコンビネーションもよし、シリーズでは今作が一番面白いと思う。
ラストのどんでん返しも、予想していたとは言え、久しぶりに「そう来たか!」って感じ。
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保守系刊行物で有名な出版社に、何者かが火を放った。公安一課の淡海は左翼集団の犯行とみて捜査を始めた。そこで出会った作家刑事の毒島は、相変わらず容赦ない毒舌で犯罪者をこき下ろす。なりゆきで淡海は毒島と行動を共にする事になり…
今回のコンビは公安の淡海。毒島に引きつつも、事件の真相を見抜くのはお見事。ただし、犯人のダメージは底知れず。
「急進革マル派」の過激派声明にも踊らされましたが、まさかの展開でどんでん返しを喰らいました。イヤミスで後味は良くないですが、毒島らしくて次も期待しています。
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シリーズもの
いきなり
この作品から読み始めたが、
面白くない
どこかで聞いた社会問題を扱っていて、
こういうの風刺が効いている
っていうのかね!?
どんでん返しも唐突すぎて
「ああ、そうですか」
という感じ
話自体はこの作品から読んでも普通に読めましたが、
「うふふふふ」
といった笑い方など毒島の独特のキャラもあるので、
この作品はシリーズを通して、今までの登場人物、
キャラクターを楽しむ作品なのかもしれないな
とも思った
これだけ読んで、つまらないというと
「一見が何言っとるねん」という意見もありそうなので
あくまで、シリーズ読んでおらず、
この作品だけ読んでの評価になりますと付け足しておこう。
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嘲笑だらけの刑事毒島と一緒に事件を追うことになった公安部の刑事淡海。短編が5つ。つまり事件が5つ。小説とわかっているのに現実の事件を彷彿してしまうのは犯人の言い分がごく普通にあり得る内容だから。「みんなみんな結局は手前の腹いせか自己満足」この言葉は実はラスボスに向けて言った言葉だった?
毒島刑事が育てた捜査一課のエース、犬養!どこかで聞いた名前のような・・・
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これほど“嘲笑”という言葉がぴったりのキャラは、なかなかいない。
前の二作は読んでいるこちらも流血しそうなほど強烈な舌鋒のオンパレードだった。
だけど今回は扱う題材のせいか、控えめな印象を受けた。
それを物足りないと感じるのは毒島に毒された証拠かも。
歪んだ正義を扱き下ろす毒島にヒヤリとさせられる反面、彼という人間が気になって仕方がない。
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毒島刑事シリーズ第3弾。本シリーズはどれも面白いが本作が一番良かった。プロットは私でも大体読めたのでどんでん返し期待度は薄めだが、内容と会話がシニカルかつ真理を突いてるものばかりでとっても痛快。一気読みさせていただきました。第4弾も期待しております。
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相変わらず絶好調の毒舌がはじける毒島の三作目。今回は、5編を通してつながる連作的な一冊。現代社会にするどく、おかしく切り込みながら、テロリストの本体を暴いていく流れは絶好調。最後のどんでん返しも、「やっぱりそうか」的な感じもあるが、毒島の痛快な締めに笑うしかない。
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なるほどー。中山さんらしい犯人。全く想像できていなかったので、ほほー、と思わず声に出てしまいました。思想は自由だけど巻き込まれると危険。ほんとに。以前、娘を連れて行った公園でいわゆる陰謀論をまくしたてられた時の恐怖が思い出されて、嫌な汗をかく所もありました。いくつかの事件が進行して、少しずつ現れる共通人物。そこから犯人に結びつける毒島さん、さすがでした。時折毒舌にうんざりする事もあるキャラなのですが、なぜか心地よく彼の言葉を読めました。
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シリーズ第3弾。
今回の被害者(=相棒)は公安の淡海奨務刑事。
選挙活動中のテロに関しては今後はしばらく自粛されるかもと思いながら読みました。
毒島がおとなしめなのは真犯人があの人だったからなのかな。
このテイストならどんどんシリーズ化しやすそうな主人公だと思いました。