紙の本
深遠を覗く時 深遠もまた こちらを覗いているのだ
2017/04/03 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名なこの言葉がそのまま当てはまる一冊です。好奇心で覗きこむととんでもない事になる因果。真に恐ろしいのは 深遠側からは はっきりとこちらが見えているだろうと言う事。
紙の本
これ怖いです。
2016/11/07 15:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:gakunora - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品怖いですよ。
読んでいると、背後が気になります。
それと、終わり方がまた・・・。
投稿元:
レビューを見る
怖かった! 怖かった! 夜に読むんじゃなかったよぉ!!
耳嚢、え、あれって随筆の方が多いじゃんよぉ。比べることがまちがってるよ!
投稿元:
レビューを見る
タイトルの字面を見ただけでなんだかもう怖いと思ってしまうのがすごい。
怖すぎると困るので移動中の電車の中とか、人の多いカフェとかを選んで読みました。それでもやっぱり怖かった。
投稿元:
レビューを見る
幽霊を視ることのできる人が昔書いた絵日記という設定が本当にありそうで実話ではないけどワクワクする。でも都合よく幽霊が出てきたり、因果関係が解き明かされてしまうとお話感が出てしまってなんか残念。作者さんは視る人なので、怖い場面の臨場感がものすごくあってコワ楽しいです。
投稿元:
レビューを見る
加門さんの話は、リアリティものすごい。
読み終えたらすぐに本を手放したくなるような、気持ちにさせられる。禍々しい感じのする本。
従妹の嫁ぎ先の土蔵で見つかった『目嚢』に興味を惹かれ、調べていく主人公に降りかかる怪異の数々。おかしなものには、近寄らないほうがいいんだと思った。
これを読むならやはり、夏がお勧め。ゾッとする感覚で涼むことができそう。
投稿元:
レビューを見る
「耳嚢」ならぬ『目嚢』!なるほど納得。「祝山」のような怖さはなくとも、古文書を解き明かして行った先ある話には、ひー!映像化出来ないよ!という凄惨な話も。いずれにせよ、生半可な気持ちで実話怪談には関わっちゃいけませんね。肝に銘じておきます。
投稿元:
レビューを見る
うーん。怖い。設定上やストーリーテリング的に怖いんだけれども、これ主人公の目線だとあまり怖くないような気がする。たぶん奥さんの方が怖いのではないかと。
投稿元:
レビューを見る
中盤までちょっと退屈だったけど、後半一気に怖くなってきた。
言葉の選び方が主人公の年代にあってないというか。かなりのじい様がしゃべってるよう。
投稿元:
レビューを見る
旧家の古い蔵にまつわる話。
展開があまり無く途中飽きてしまいそうだったが、ぞくりという怖さはあった。
投稿元:
レビューを見る
2015年作。
先日『祝山』(2007)で「ほぼ全改行」の文体が私をひっくり返し苛つかせた加門七海さんの作品。文体はひどいものの、物語としては悪くなかったので、本書を読んでみた。
やはり「ほぼ全改行」の文章は私には逆に読みにくく、改行法則のデタラメさに呆れさせられるが、それ以外は悪くない。いや、なかなか良い。意外にも凝った表現も見られた。
<空気が重い。
張り詰めている。
その空間に、僅かな罅(ひび)が入ったごとく、背を向けた廊下の行き止まりから、ぎしっと板を踏む音が聞こえた。>(P.154)
悪くない。「ほぼ全改行」という悪習さえ改め文章を煮詰めたら、本作はなかなか良い作品になるのではないか。もったいないことである。
投稿元:
レビューを見る
ある家の歴史に絡んだ怪談。
重苦しく蒸した、押しつぶされそうな夏の空気感に支配されたような…そんな小説ですごく好みだった。
バッドエンドだが、怪奇の謎はきちんと解明され、主人公が探偵のように謎を解き明かしていく様も良かった。