紙の本
実際にあってもおかしくない迫真に満ちた歴史改変、SFアクションミステリーの傑作。
2023/02/23 23:06
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際にあってもおかしくない迫真に満ちた歴史改変、SFアクションミステリーの傑作。初盤から実際の戦闘機パイロットにしか書けない迫真の展開。一転して、ミステリー色濃厚な宇宙への旅立ち。後は、実際の宇宙飛行士ならではの迫真の宇宙旅行を背景に、ソ連宇宙飛行士との探り合いも含めた超ド級の活劇が展開。諜報戦あり、活劇あり、ミステリーあり、とほぼ全てが揃った超満足の宇宙活劇。結末も、物足りなさを感じさせながらもそれなりに爽やかなも良い。宇宙技術開発競争に遅れを取ったアメリカ側が、ソ連に秘密裏に破壊工作を仕掛けるという所謂悪役として描かれてる点も、著者のソ連への懐の深い配慮が感じられて嬉しい。次作にも期待したい。文句なしの満点作品でした。
電子書籍
宇宙飛行士
2022/12/28 01:06
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者はなんと宇宙飛行士だそうです。道理で、内容がすごく詳しくて……。ところで、まだ、携帯電話などがない時代が舞台。そして、本当は、アポロは、18号は、存在しなかったのですが、当時のソ連ならば…と思えます
紙の本
緊迫感は最高
2023/06/17 14:47
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史改変ものと言っていいのだろうか?
それとも宇宙開発SF?
閉鎖空間サスペンス?
いろんな要素を取り入れて、しかも本職の宇宙飛行士が書いたというリアリティに溢れた描写の数々にワクワクさせられる。
上巻ではソ連の宇宙船と女性宇宙飛行士が登場するところまでだが、この人物は大きな役割を持っていそうだ。注目していきたい。
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本屋でジャケ買い。
星は4.5相当
実際のアポロ計画は17号で終了。
ソ連が軌道上に高精細のカメラを積んだ偵察衛星を打ち上げる情報を察知したアメリカは地質調査目的で打ち上げるはずだったアポロ18号を初めて軍事目的で打ち上げることとする。
併せて、月面を無人で探査する無人車も活動しているため、アポロ18号のクルーは偵察衛星と月面探査車の詳細調査と無力化の命令を受ける。
作者は実際にISSに行ったことのある宇宙飛行士、描写も細かく、実在の人物も実名のまま登場する。
例:アンドロポフ、ブレジネフ、アラン・シェパードなど
面白くて上下巻を一気読みしたので、上巻がどこまでだったか詳しく覚えていないくらい面白い。
確か、打ち上げて軌道上のソ連の偵察衛星との辛味くらいまでか。
これ以上書くとネタバレになるので、このへんで。
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アポロ18号の殺人 上。クリス・ハドフィールド先生の著書。サイエンスフィクションでありミステリーでもあるアポロ18号の殺人 上。夏にミステリーを読みたくなるのはどうしてなのでしょう。暑くて眠れない夜にはアポロ18号の殺人 上はぴったり。アポロ18号の殺人 上を読むとアポロ18号の殺人 下も読みたくなるのは当然。早くアポロ18号の殺人 下が読みたい。
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著者は三度の宇宙飛行を経験しているというだけあって、宇宙飛行に関する設備や機材、組織、準備、訓練、飛行環境などが精緻に描かれている。正直アポロ計画についてあまり知っていることはなかったのだが、それでなくてもワクワクドキドキして非常に惹き込まれる。特に打ち上げの状況や宇宙に出てからの環境などは宇宙飛行士ならではの描写が存分に楽しめて一層ドキドキする。専門的すぎてわからない部分もあるにはあるが、それ以上にアポロ18号が実現した世界と物語の展開に入り込んでしまう。
上巻では中盤以降トラブルが続き物語が大きく動き出す。その中にはとても細かいこともあるが、宇宙飛行士ならではのリアルさが緊迫感を持って伝わってくる。最後に重大な秘密も明らかになってきたので、下巻の展開が楽しみだ。
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実際のアポロ計画は17号まで。本作の架空の18号のミッションは軍事目的。殺人事件と絡んでしまう上に軌道上の衛星と偶発的に戦闘状態となってしまう。もちろん相手はソ連。厳しい冷戦の中、実世界ではソユーズと米国宇宙船のドッキングを行うまでの間にこの架空の18号を挟む。著者はカナダ人発の宇宙飛行士ということで、宇宙飛行士にしかわからない体験の描写が超リアル。SF のようなミステリのような中途半端な感じのタイトルだったのであまり期待してなかったけど、なかなか面白いではないか!アルテミス計画も発表されてまた宇宙計画も盛り上がりを見せてきている(?)なかタイムリーな作品。ドキドキしながら下巻へ。
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・あらすじ
ソ連とアメリカの月探査合戦が行われている冷戦下。
アポロ18号出発直前にクルーの死亡事故が起こる
月へ向かう宇宙飛行士3人の中にソ連のスパイ、殺人犯がいる?
主人公は片目を失った連絡将校の元パイロット。
・感想
作者が元宇宙飛行 士ということで微細に渡る描写のリアリティがすごい!!
本当にジェット機にのって、宇宙飛行士と一緒にシャトルに乗ってる様な感覚を味わえる作品。
そしてスリラー、サスペンスとしても面白い。
上巻は起承までなのでまだまだ謎だらけなんだけどハラハラする展開に読む手が止まらなかった。