紙の本
尼子経久の物語第3巻
2022/10/17 20:03
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
謀聖といわれた尼子経久の生涯を描く物語。出雲を手中に収め、さらなる領土拡大を目指していく。しかし、その先に大内家やその重臣陶興房が立ちはだかる。己のすべてをかけられるものを見つけた果報者として主人公は、ひたすら治政に民の安寧を第一として行っていく姿が描かれる。下剋上という言葉は、上に立つ者の驕りが生み出した社会現象であったのではないかと思うようになった。
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戦の無い世の中にするためには、力で切り従えならないと言う思想は、秦の始皇帝と同じだと思う。でも、いつの時代にも上には上がいるものだし、力は、いつか衰える。尼子のその後がわかっているので、この後物語がどう進んで行くのか興味がある。
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今回も面白い。
描き下ろしなので一気読みできないもどかしさ。
自作の頃には忘れてることもチラホラ笑
ときが経ち一気読みできた人がいたらうらやましい。
※評価はすべて3にしています
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出雲を手中に納めた経久は隠岐を手に入れる。勢力の拡大を目指し伯耆に狙いを定める。流れて公方足利義材との出会い、嫡男政久の嫁取り、塩治家を手に入れる為の三男彦四郎の養子政策など経久の謀略が進む。山中官兵衛、忍び香阿弥の死と陶興房との因縁など内容が詰まった作品。今回も読み応えがあり面白い。
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分厚いので時間がかかってしまった…。しかし読み応えはあり。ぎっしりと熱い想いなど詰まっていると感じた。立場が大きくなっていき、若い頃と比べできることが増えつつも、一生でどこまでできるかという経久の焦り。政久の今後も気になる。
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Amazon経久伝、第三巻瑞雲の章。
出雲を収めた尼子経久は、大大名の大内義興を意識しつつ、謀略を尽くし、山陰に勢力を拡大していく。
仁政を施し、英雄というべき尼子経久も、その子供達についてとなると、ほころびが見え始めてくる。