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みんなのレビュー26件

みんなの評価3.8

評価内訳

26 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

アフターマン的な未来予想図

2023/10/16 17:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

現生人類が消えた未来の地球を想像した「アフターマン」を彷彿とさせる、スリリングかつ挑戦的な内容だった。この手の予言の書は割と無理筋というか、「まあ、書けと言われたから書くけど……」とか「ウケるから書くよ」くらいの動機で執筆される確度だと留意せねばならないと思うのだが、人類が何に関心を寄せてきたかを多角的にかつ膨大な説明をもって語りかけられると「ひょっとしたら……」と思わずにはいられない。著者が思い描いたホモデウスの在り方がやたらに魅力的に映ってしまう以上、僕らはこのチェックポイントを意識せずにはいられない生き物なのだと思い知らされる。

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紙の本

神になった人類

2024/01/06 19:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る

人類は何を目指しているのだろうか。
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」というキリスト教の教理問答でありゴーギャンが絵画で人類に問いかけた質問でもある。
これに一つの答えを出したのが「ホモ・デウス」、不死と幸福を追求し神のごとく生きる人類となるためにどのような未来が来るのかを描いたイスラエルの歴史学者の本だ。

第一章では「人類が新たに取り組むべきこと」について語られます。
人類のこれまでの大きな問題は飢饉と疫病と戦争でありどれも人間の命にかかわるが、対処できない問題ではない。
次なる人類の目標はタイトルになっているようにホモ・サピエンスをホモ・デウスにアップロードすること、老齢や死との戦いだ。
もちろん技術が進歩すれば九十歳まで健康に生きることは可能だろう。
だがこれが百五十歳まで生きるようになると、社会はどうなるのだろうか。
そして寿命が延びた人生を幸福に生きることはできるのだろうか。
遺伝子操作の技術から民家の芝生が意味するものまで様々な話題を絡めながらホモ・デウスへの道を考察します。

第二章「人新世」では、ホモ・サピエンスが地球の他の生物に与える影響について書かれていた。
野生生物は人類の経済活動により絶滅していき、家畜は計画的に殖やされ屠殺されていく。
人間は動物より優位な立場にいると考えられているが、第三章「人間の輝き」では生命とは何かという問題を取り上げている。
進化論や魂の不滅が本当にあるのかという話から、人類が発展したのは協力し合うという能力であることも語られる。
個体としては弱いからこそ協力することで生き残り、地球を支配し、集団同士で争うのがホモ・サピエンスだ。

この協力し合う人間の集団の特徴として第四章「物語の語り手」では文字と書類というシステムについて、第五章「科学と宗教というおかしな夫婦」では人類が生み出した宗教と発展する科学について、第六章「現代の契約」では国家間から個人間に至るまで社会を作り上げる契約と経済について、そして第七章「人間至上主義革命」で人類の感情によって変化していく社会について語っていく。

人類至上主義を脅かすものとしては今ではまだ映画の世界の話だが、進歩したバイオテクノロジーとAIが生み出すかもしれないモノが第八章「研究室の時限爆弾」に出てきます。
ChatGPTが話題に新しいだけに興味深い。
この話をさらに推し進めた第九章「知能と意識の大いなる分離」では発展するテクノロジーが人類を大量の無用な人間と少数のアップグレードされたエリート層に分割し、権限が人間より知能の高いアルゴリズムに移った社会の可能性を論じる。
そんな社会を導いていくかもしれないイデオロギーが第十章「意識の大海」で、もっとも重要視されるであろうデータ至上主義について第十一章「データ教」で語られます。
神のようにあろうとした人類がテクノロジーとデータに使われる存在になってしまっている気もしたが、周りを見ればそれも真実なのかもしれないと思う本だった。

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2022/10/15 07:54

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2022/12/31 00:27

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2022/10/29 12:33

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2023/01/16 13:10

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2023/01/16 22:19

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2023/01/14 20:48

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2023/04/05 23:45

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2023/03/13 16:31

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2023/03/26 21:52

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2023/04/01 17:07

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2023/04/21 21:29

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2023/05/02 21:15

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2023/05/23 20:18

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