難しい部分は読み飛ばしてしまいましたが。
2024/06/23 16:05
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球から300万年彼方のM33銀河から、明らかに人工的な電波「シグナル」が届く。
同時期、ある「声」が聞こえるようになった人々がいたー。
未知の異星人からのメッセージと、それに関わった人々を描く。
主題は異星人とのコンタクトではなく、
それに関わったり興味を抱いたりした人たちの(日本の)人間ドラマだと思いました。
「声」が聞こえる人たちも実際は世界中にいたでしょうし、その中の一グループだけの活動がピックアップされているのはちょっと不自然かな。
アルファたちが集まった当時ネットは既にあったみたいだし、
その時世界にいるだろう仲間とTwitterなどで連絡を取り合おうとしなかったのか?というのがちょっとツッコミどころです。
全体的にはジュブナイルふうな、ちょっと青春というか、少し切ない内容でした。
ランスのキャラクターはなかなか良かったです。
難しい部分は読み飛ばしてしまいましたが、わりと楽しく読めました。
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球以外に生物のいる星はあるのかー。そんなオーソドックスな想いに、やわらかく答えてくれる小説だった。
彼らはいつ来るのか。来るものと思っていたので、シグナルの解読結果は肩透かし気味だった。期待させておいて、それは無いでしょ、という感じ。
が、歳を経ても学生のような芦川くん達3人の関係、レセプターという絆で結ばれた人達の友情は、羨ましかった。
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Amazonの紹介より
宇宙からの”シグナル”――それは破滅への予兆か、人類への福音か。
電波天文台が、三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工電波を捉えた。
地球外生命体発見の発表に中学生の芦川翔は大興奮。
感動を分かち合おうと天文学者を母にもつ先輩・朱鷺丘昴に話しかけるも、彼は極端に無口な変人で……。
一方、電波を感知する人々・レセプターが各地に出現し、連帯してある実験を始めていた。
宇宙からシグナルを送り続ける彼らは何者なのか?
かつて宇宙を夢見たすべての人に贈る、青春SF小説。
一言で言えば、ロマンの詰まった作品でした。
もしかして「宇宙」からのメッセージ?
嘘なのか?本当なのか?結果が分からないからこそ、探求したくなる。宇宙に限らず、そういったワクワク感や熱意には、共感する部分もあり、昔の自分を見たように感じました。
この作品は、第一部と第二部に分かれています。
第一部では、主人公・翔の学生時代を、第二部では、第一部の17年後が描かれています。
第一部が意外にページ数が少ないので、もう少し学生時代を描いて欲しかったなと思いました。
何かにのめり込む情熱が瑞々しいだけでなく、先輩との温度差が何とも面白く、段々と距離感が近づいていく光景はほのぼのとしました。
そして第二部では、第一部での情熱を保ったまま、大人へと成長していきます。真剣に「宇宙」と向き合って、調査していきます。
長年疑問に思っていた「宇宙」からの謎のメッセージ。
果たして、本当はどうなのか?
結果がわかると、あっけらかんがあって、熱意は冷めてしまいますが、それに至るまでの過程が面白く、いつの時も青春だなと思いました。
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銀河の果てから謎の電波が地球に降り注ぐ?
自然的なものではなく、何者かが意図を持って発した電波であるとは特定されたものの、解読については、全くの白地図・・・
本作の主人公である芦田翔は天文学者を母親に持つ変わり者の朱鷺丘昴に、謎の電波について自分の意見を聞いて欲しくて模索する・・・
一方で、昔から謎の声が聴こえる人々!?
通称レセプター達は、謎の電波と自分達の耳に聴こえる謎の声が同一のものではないか?
と仮説を立てる!!!???
宇宙の話っていいですよね!
果てはあるのか?
地球以外の知的生命体はいるのか?
ブラックホールに落ちて行ったらどうなるのか?
高次元て何?
宇宙はいつ始まりいつ終わるのか?
本作品は、子供の頃に少しでも宇宙の事を考えた人達にお勧めです!
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消化不良な終わり方をする。ただ朱鷺丘先輩のキャラがめっちゃ良い
山田宗樹の文体は唐突に「無理だー!」ってなる時があるけど、キャラクター作りの漫画家っぽいセンスはすごい好み。漫画原作とかやってほしい
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すっきりとはしない物語だなと思う。
ただ、それは私が宇宙に詳しいかと言われると胸を張って詳しいとは言えないからこそ、余計にそう感じた気もする。しかし、物語の終盤になって引き込まれていく感覚があり、これだから読書はやめられないと改めて感じた作品でもあるような気もした。
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SFになるのかな。地球で受け取った、別の星からの何らかのメッセージを巡るお話。攻めてくるのか友好的な単なる合図なのか。そして私は朱鷺丘先輩(頭はいいがかなりの、いや超がつく変人)がとても好き!小説は、全てを書かなくちゃいけないわけじゃないし、そんなことしてたら読者の想像力とかいらなくなるのは承知の上で、
朱鷺丘先輩のアナザーストーリーがとても読みたい。
勿論、この「シグナル」に関連した人たち(今作の登場人物)にも興味はあるけど、ある程度ラストまでで気が済んでいる。
あ、ライターになった芦川くん(一応主人公)は、このシグナル問題以降何を追うのかもきになるけど。