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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギスの周りが徐々に亡くなっていく…。ムカリの一騎討ちに涙。ラシャーンの海上貿易がついにモンゴルと繋がってきたのも熱い。
紙の本
ホラムズ国への侵攻
2022/07/30 18:38
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
チンギスカンは、いよいよホラズム国に遠征する段となる。総力戦に近い遠征であるが、迎えうつホラムズ国も、帝自らの出陣であり、戦況は一進一退である。その中で、チンギスカンに身内を次々と失う悲しみが押し寄せる。死は忌むべきことではなく、恐れなければならないものではない。生と死、二つ合わせて命であり、いつでも死は傍にあるのだった。さて、この戦いの展開は、どうなるのだろうか。次作に期待が膨らむ。
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金国との戦い後、舞台が西に移り大国ホラズム・シャー国との戦いを描く。
チンギス率いるモンゴル軍がアラーウッディ-ンのホラズム・シャー国に攻め戦火を交える。年月を重ねチンギス本軍他の子ジョチ、チャガタイ、ウゲディ等が将軍となり其々軍を率いスブタイ、ジェぺ軍とともに多方面から侵攻を計るもホラズム軍が自領の地の利を生かし均衡が続く。そんな中、西で制圧した金国の制定を兄弟テムゲと共に担っていたカサルが病で亡くなり、ジョチの子(チンギスの孫)も戦死する。ホラズム・シャー軍の知将イナルチェク、遊軍の皇子軍、傭兵のカンクリ軍、ジャムカの子マルガーシ部隊他に悩まされる中、チンギスは均衡を打破する為、自ら少数気鋭部隊で誘いを図る。その過程で一度マルガーシ隊に苦戦を強いられた遊軍ムカリ部隊が再度マルガーシ部隊と遭遇してタイマンを挑みムカリがマルガーシに敗れる。
南ではトーリオが商船での商いを広げて小梁山との商談に至る。
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テムジンからチンギスに変わってからは戦いがどうにも面白くなくなって、淡々と国が滅び統合され、気が付けばモンゴルが大きくなっていたという感じだったが、久しぶりに漢と漢の戦いを見たって感じだった。
ラシャーンの海上貿易が何のための話だったのかなと思っていたのがようやくモンゴルとつながり、そう来るのかと。シルクロードにつながりそして、海洋、そして、日本の昆布へと交易が広がるのが目に浮かぶ。ミクロからどんどんマクロへと移り変わり、いよいよ終盤に差し掛かってきたように思う。多くの豪傑も亡くなり、カサルも世を去った。そしてテムジンと戦い破れたジャムカがチンギスの前に再び現れた。これは自作に期待だ!
それにしても、この本はのど越しといってもおかしくないくらいに速読出来る。気が付いたら読み終わる、と俺は思います。
『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿』のゲームがやりたくなった。もちろん目的は現地美女?とのムフフ。
この小説内でもどれだけのお相手さんが出てきたことだろう...
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チンギス紀も14巻目の佳境に入った。本巻ではチンギス・カンの軍と南方あるホラムズシャー國軍との戦いである。どちらかと言うと小競り合いでチンギス・カンの軍の方が苦戦。大切な人が消えていく。少々判官贔屓かもしれないが少々ショックを感じた。
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チンギス紀14巻
だんだん広大にそして多くなってゆくチンギスの領土と敵に、私の読書力がついて行けない近頃、たけど、この本にはまた再び血を滾らせ胸踊られる場面が多くあった。
ホラズム・シャー国のオトラルでの攻防にストーリーはほぼ動かないけれど、死んでゆく者たちのこれまでの生き様や、護る者護られるもの達の気概が熱い。若いもの達もまた多く大人へとなってゆく。
しかも、この本ではチンギス本人の宗教観まで語られる。
最終章、ムカリとマルガーシの一騎打ちには涙がこぼれた。
オトコ達の闘いはまだまだ続く。
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ホラズム侵攻。なかなかうまく進まず。
マルガーシなどの遊軍が効果的に動く。
ムカリとマルガーシの一騎打ちでムカリ死亡。
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使節団を虐殺されたチンギス・カンはホラズム国に進軍、帝アラーウッディーンと皇子ジャラールッディーン、マルガーシが迎え撃つ。遠方への遠征でもびくともしない軍の体制と兵站は見事だが、イカリが戦死、激戦は続く。次巻で決戦か。大水滸シリーズも含め壮大なるマンネリだがやめられない。
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14巻は重いね。ひたっすら、重い。お・も・い、重い。チンギス・カンの次の世代、次の次の世代にも差が生まれ始め、将来的な分裂を予感させたりもする。いや、でもほんと、元々金属的な重さのある物語だけど、比重が違うわ、今回。
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チンギスはついにホラズム・シャー国を攻める。膠着状態が続く中、無雁とマルガーシの一騎打ちが見どころだ。
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チンギスや子供達を中心としたホラズムとの戦いは、ブハラやジャンドを落とすものの、国境の大要塞のオトラルでは膠着がつづく。ジャラールやマルガーシの遊撃隊が活躍し、ついにマルガーシがムカリを倒す。
南方の海門寨方面では、トーリオが甘薯糖の交易で小梁山(ミャンマー?)まで行って交渉を成立させる。
ムカリの死以外は大きな見所なく、淡々と話が進んでいく感じ。
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砂漠での戦いは長期戦に。若手が育ち仲間になっても戦争ものなので誰かが死ぬ。
そしてついにジャムカの息子、マルガーシが戦地に立つ!
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北方謙三節が冴え渡る!!
第14巻はかつての友であるジャムカの息子マルガーシが敵の戦士として登場!!強い!!
次巻も読みます。
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楊家将、水滸伝からつながる気の遠くなるほど長いシリーズもそろそろ先が見えてきました。
ほとんどマンネリ&惰性ではありますが、時々面白い巻となる場合があります。
本巻はそれにあたります。
時代背景としてはホラズム侵攻の膠着時がメインです。
次弟のカサル、長男ジョチの長男、ムカリが無くなるのですが、ラストは久々に泣けました。
漢とはロマンですね。
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ホラズム国との戦い、最前線を息子達に任せ一歩引いた形となるチンギスハン。弟カサル、嫡子ジョチの子トクチャル、雷光隊ムカリの死などこれまで順調に進んでいたモンゴル軍の侵攻に暗雲が立ち込める。