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エロい、コワい、悲しい
2023/10/30 02:39
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投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖シリーズの3作目だが、現代から一気に江戸時代に話は遡り、紅鈴と欣治との出会いが描かれる。舞台は吉原ということもあり、遊郭のシステムがやたら詳しく書いてあるので無駄に知識が身についたけど、この知識どこでどう使えばいいんだ?シリーズの中でも最も完成度が高いストーリーで、エロとグロとを交えながらも哀愁漂う切ない物語に仕上がっている。この辺は誉田さん真骨頂と言える。この人には幸せになって欲しいなぁと思うような登場人物も容赦なく死に追いやる非情さ。紅鈴の冷酷さと優しさが入り混じった行動に読者の感情は掻き乱される。
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【誉田哲也の原点「妖シリーズ」、エピソード・ゼロ!】美しく、凶暴なまでに一途なダークヒロイン・紅鈴が、江戸を駆け抜ける!
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生きる意味とは。そんな深いテーマを考えさせられつつ、軽さやアクション等々様々盛り込まれ、面白かった。
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前作の2冊は書店で見逃してしまったのは残念だが非常に娯楽性の高く実に面白く妖しい世界に浸った時間を過ごすことが出来ました。
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シリーズ三作。闇神欣治の誕生譚、時系列でいうと。初期の物語。江戸時代、父親に母親を吉原に売られ妹を餓死させられた少年は紅鈴に血分けされ闇神となる…。動植物の命を頂いて生きる人間と人の血を吸って生きる闇神を重ねながら人の感情の揺れも見せる紅鈴が魅力的だ。次は「闇神紅鈴誕生秘話」か?
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前2作はあまりハマらなかったけど
そのエピソード0となる今作は切なくも面白かった。
前のも読み返したくなった。
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江戸時代を舞台にしたバイオレンスホラーにしてロマンス。「妖の華」「妖の掟」を読んでからの方がいいのかな……でも時系列としてはこれが最初なので、これから読んでも良いのかもしれません。
紅鈴と、まだ人間の子供だった欣治との出会いの物語。このふたりがあとどのようになるのかを知っているので、この物語は素敵でもあるのですが、切なくもなります。まさしく運命ともいえる出会いだったのね、このふたりは。
しかしそれにしても、「闇神」は普通の人間からしてみれば化物以外のなにものでもないのですが。その性根を思えばよほど卑劣な人間の方が多いことにうんざりします。いつの時代もいるんだよねこういう人間は。そんな中、本来なら非道に思える女衒という職を持つ吉平のなんとカッコいいことか。彼には確かに惚れ惚れします。
一方で紅鈴に迫る忍たちの一族との攻防も、息を尽かせぬ展開でした。こちらもまた凄絶な運命だよなあ。
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シリーズ3作目ということを知らずに最初に読んだが、エピソードゼロだからか違和感なく読めた。
誉田哲也氏といえば警察もののイメージだが、時代もののなかなか、面白かった。
ファンタジーなどのぶっ飛んだ設定は苦手だが、本作のように登場人物の心情や表情が丁寧に表現されてると共感でき、一気に読んでいた。
近々前作、全前作も読むつもり。
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このシリーズがデビュー作だったのか!知らんかった。
警察物からハマり、読む度にジャンルの広さに驚く。
どの作品にもダークホラー要素と色気のある、魅力の幅広い筆者の作品が好きです。
ほとんど読んでるけど、やっぱり警察物かな。
特に、サイコな姫川玲子シリーズ。ドラマ、2パターン出たけど、どっちも好き。
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時代小説ではなかったです
江戸時代を舞台にした伝奇小説でした
そんな時代小説あるよ!と有識者の方々は仰るかもしれませんが、なんか違うんよなぁ
もっと言えばなんこ出てくる人が江戸時代の人っぽくないんよなぁ、いい意味で(いや確実に悪い意味だろ!)
それにしても誉田哲也さん、なんかこう円熟味がましたような気がする
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吸血鬼な紅鈴のシリーズの3作目ですが、内容は紅鈴と欣治の出会いを描いた、物語のスタートとなる作品。時代は江戸時代なので、ある意味時代小説っぽいところもあります。吸血鬼となるも、心の底に眠る温かい人間性も心を打たれる味わい深い作品。
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誉田哲也の妖シリーズ?を初めて読んでみたのでした。
結論からすると、紅鈴という不老不死の最強妖怪を中心に、それと対峙する人間との戦いを描いたような内容で、なかなかに面白かったです!欣治という少年と紅鈴の交流という流れもあり、妖怪でありつつも人間味もある紅鈴の姿が恰好良い作品で、他のシリーズ作品も読んでみたいと思いました!
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うーん、面白い!『妖シリーズ』エピソードゼロ。
紅鈴と欣治との出会いの物語。紅鈴たちの情感だけでなく風景描写などからも感情が湧き出るようで心に沁みてくる。
紅鈴の話し方がとても好きだな。
道順などは紅鈴を化け物と蔑んでいるが、彼女は自分からは必要最小限の殺ししかしないし、降りかかる火の粉を払っているに過ぎず、人間よりもより人間的な部分を持ち合わせてもいると思う。それに対して道順や弥助らは自分の欲望を膨らませるばかりだし、必要以上に他人を蹴落としてもいる。闇神よりも余程人間の方が化け物と言わざるを得ないかもしれない。
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「妖の華」「妖の掟」に続く妖シリーズ第3弾の「妖の絆」。掟は華の前日譚。今回の絆は紅鈴と欣治の出会いが。しかしこのシリーズ、間隔が空きすぎて前作の物語の記憶がイマイチ…。また読み返してみたいなと思うがなかなか手が伸びない。どうしても読んだことない方を優先してしまう。
まぁそれはさておき、今作の舞台は吉原。脳内では鬼滅の刃遊郭編の映像が蘇る。そして紅鈴は堕姫のイメージ。変身する前の黒髪で。今作で1番琴線に触れたのは、紅鈴もだが吉平が特に切なかった。惚れた相手を何年も待ち続け寺に通う姿。そして最後はその相手のための自己犠牲。吉平ファンは多いだろう。
欣治の父親のクソっぷりにはイラつく。借金のカタに女房のおかつを吉原へ売る。あ、その残された欣治とたまを見かねて引き取ったクソ坊主もいたな。善意からの行動かと思ったが、その和尚は欣治を犯そうとする。もちろん紅鈴が現れ和尚を惨殺する。残された欣治とたまに何かを感じた紅鈴が、自ら吉原で働き、特殊な方法で借金を肩代わりする。おかつはすぐに2人の元に戻ることが出来たのだが、夫の弥助が現れ暴力を振るわれ再び吉原へ売られる。欣治とたまは酒ばかり飲む弥助に殴られる。酷い顔になったおかつを見た紅鈴は、郭抜けをして2人の元へ。弥助を懲らしめに行くが逃げられる。懲らしめる、と書いたがそこは誉田さん。紅鈴も闇神、もちろん殺そうとしたのだ。小さいたまは死んでいた。そこから欣治は紅鈴と旅をしながら闇神になることを誓う。
話は変わるが百地一族の悲願は閣羅の捕縛。それは男の闇神の名前。前田家にその生き血を献上し不老不死になるために。前田家はその為だけに百地一族に給料を払っている。いつ現れるかも分からない相手、物の怪。その機会がついにきたのだが、紅鈴の姿を見失う。一族の拓馬と志乃が13年見張り続けた甲斐もあり、紅鈴が現れたことを棟梁の百地丹波に報告し援軍を待つ。13年の間に2人には彩音という娘が産まれていた。そして援軍が現れたが、結果同順の裏切りが。欣治に闇神になる儀式を行った紅鈴。拓馬と志乃は欣治が惨殺することに…。
長編ながらサクサクっと読める。いやぁ、エンタメ感たっぷりで面白かった。もちろん前2作を読んでいれば尚更楽しめる。惨殺シーンは誉田さんらしく素晴らしい。しかし何故かラストは希望がある。続編がまだ出る予定らしいので楽しみだ。
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妖シリーズのエピソードゼロ
紅鈴と欣治は、ここから始まることに…
闇の中でしか生きられず、何も飲まない、何も食べない。ただ、血を飲み、生きながらえる不老不死の彼女は、200年の時を経て、遂に孤独から解放されるのか。太陽の木漏れ日に、ぬくもりを感じる暖かな匂い、彼女がなぜか惹かれたのはそんな匂いだった。。。