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『こえてくる者たち 翔の四季3 冬』
2024/09/25 19:24
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚と聴覚に時間差がある5年生の翔
仲のいいクラスメイトの涼は霊を見ることができる
冬休み明けの始業式の日、二人のクラスに転校生の杏がやってきた
町で連続して起きているかまいたち事件
水族館の裏に立つ女の人の霊
杏が飼っているふしぎなハムスター
翔と涼は「ふつうの人にはない力」について思いをめぐらせていく
そして、祈祷師の孫だという杏が怒らないようにしている理由がわかり……
300冊を超える著書を持つ斉藤洋が贈る“もの思う少年”の物語、第3作
「大学のとき、ある教授がこういっていた。『信念があれば、証拠がなくても、それを息子に教えろ。しかし、証拠なしでは妻は説得できない』ってな。」
「涼、女の子とは問題を起こすな。どうでもいい子に好かれる必要は百二十パーないが、きらわれるのは二百パーやばいからな。」
「たとえ五十センチでも、女の子にむかえにこさせるなんて最低だ。」
こういうことをさらっと息子に言える翔の父が頼もしい(斉藤本人を投影しているのかもしれない)
巻末解説には「こえる」ことに着目した林千宏(大阪大学)による興味深い考察も
[シリーズ一覧]
『かげろうのむこうで 翔の四季 夏』偕成社/2021年8月
『黒と白のあいだで 翔の四季 秋』講談社/2022年9月
『こえてくる者たち 翔の四季 冬』講談社/2022年12月
『見えるもの 見えないもの 翔の四季 春』講談社/2024年4月
4冊シリーズの1冊目が偕成社から、2冊目以降の版元が講談社に変わったのには深いワケがありそうな……
登場人物が増えた。
2025/02/07 18:00
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
翔のクラスに長野から転校生がやってきた。
背の高い女の子、鞍森杏。
家が近くだった翔は先生に道案内を頼まれて彼女と一緒に帰る事になったのだが…。
相変わらず小学生にしては大人びた考え方をする涼と翔。
翔はクラスの噂好きな女子2人に涼が真田知里と付き合っているのか聞かれて
「あとで涼に聞いてみようか」と提案しているが、それは親切心からではなく
「おまえらがそういう事を言ってると本人に知らせるぞ」
という嫌味だと独白していてヒェッとなった。
こんなもって回った考え方、高学年とは言え小学生がするかなぁと思ってしまった。
高校生くらいの設定の方が納得できます。
それはともかく、今回はちょっとオカルトじみた話でした。
転校生の目の色が左右で少し違う事に気づいた翔。
そんな翔に杏は自分をからかってきた男子が腹痛で早引けした事、
それはいつもそうで、だから自分はあまり怒らないようにしていると告白します。
青森の祈祷師の祖母の血を受け継いでいるらしい杏。
祖母が送ってきたハムスターの動画を翔に見せる杏。滑車を回すハムスターは途中で消えてしまうが、杏はフェイク動画じゃないといいます。
時と空間を超えるハムスター?
おまけにそのハムスターは祖母に杏の家の事を伝えているようだという。
杏自身は見かけも言動も普通の女の子なので、だからこそちょっと怖い。
次で四季はひとまわりするけれど、どうオチをつけるのでしょうか。
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