若くて可愛い清純派の女優さんが美味しそうにご飯を食べる姿って、ちょっとエロくていいよねグフフ！＆飯テロ！っていう、おっさんが描くおっさんのための漫画です。
紹介文にある『国民のお嫁さん』っていう時代遅れのキャッチコピーが示す通り、女性に対する意識とセンスが昭和。絵柄も昭和。
服装も白のワンピースとか、自宅なのにぶかぶかの大きな白いシャツ一枚で寝起きしてたりとか、頭に大きなリボンつけて羽織袴とか。（真夏なのに）
女性が読むと、食べ物漫画だけに噴飯級。おっさんの女性に対するドリームと無知がてんこ盛りでした。

そして肝心の飯が全部、濃い味ニンニクたっぷり油っこい大食いジャンク外食ばかりなんですよね。
ダイエットや美容を気にする女優業の主人公が、やきそばやら肉やら餃子やら、ドカ食いできるわけがない。
これもう、単におっさんが食べたいものチョイスしたんだろうなぁっていう。
しかも、ジャンク飯食った直後に、仕事前に行っちゃいますからね…。女優なのに。
あ、女優っていう割には、ほとんど仕事してるシーンはないです。
清純派女優（いまどき見かけない…）って存在自体が、おっさんの憧れなんでしょうね。

なんかもう、女性が読むとツッコミどころが多すぎて、話が頭に入ってこないです。
てか、おっさんが好きそうな美人が、おっさんが好きそうな飯を食うだけの漫画なんで、事実上ストーリーは、最初からほとんどありません。
団塊ジュニア年代でも「は？だっさ！」って感じなんで、60代以降の男性向けなんじゃないですかね。
でも、中年は、脂と塩と炭水化物の塊みたいな飯って、そんなに食べられないじゃないですか。ただの目の毒なのでは。
読者ターゲットどこなんだろう、この漫画……。

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2022/09/25 10:56

投稿元：ブクログ

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今、個人的に来ているグルメ漫画を推して、と誰かに聞かれたのなら、私は容赦も遠慮も躊躇も一切せずに、この『女優めし』を挙げる。
未だに、実力不足で小説家デビューが叶っていない、無名なお前には、誰も質問せんだろ、的なツッコミには耳を塞ぎ、「あーっ、聞こえない」と叫ばせて貰おうッッ鰹節級のメンタルだって、削られる時は削られるのだッッ
決して、芸能人の方々にマウントを取る気はないけど、私は『アメトークグルメ漫画サミット』で紹介される前から、この『女優めし』に注目していた。ほんと、『アメトーク』で、この『女優めし』が紹介された時は、ものすごく嬉しかったし、「私は知ってたもんね、この面白さを！」と、つい、胸を張ってしまったくらいだ。
ぶっちゃけ、週刊ヤングジャンプの読者アンケートでも、毎回、面白かった作品３つに入れているほどだ。時と場合によっては、『君のことが大大大大大好きな１００人の彼女』や『久保さんは僕を許さない』を押し退けるほどのパワーも出してくる、侮れない食系漫画だ、これは。
全日本国民が注目している、「本物」の実力と魅力を有している超一流女優が、女優の仕事を頑張るためのエナジーとして、見事（？）な変装をして街に繰り出し、美味しいモノを楽しむ、そんなストーリー設定が、実に読ませてくれる。
うえののの先生の画力が相当に高いので、料理そのものの絵でも、読み手のお腹を空かせて来る。そこに、ヒロインたる撫子さんの幸せそうなリアク食ンが掛け算されてくるものだから、破壊力がえげつない。
系統で言うと、『めしぬま』と同類なので、ダイエット中の方は読むべきじゃない。絶対、思いっきり食べる事を我慢できなくなってしまう。まぁ、ダイエット中の漫画読みであれば、その辺りは判っているだろうから、懸命に、自分の近くから、食系漫画を排除しているはずだ・・・
本当に良い食系漫画の感想を書くたびに思うが、ほんと、食べている時の幸せそうな表情って大切だなァ。美味しそうに食べている漫画キャラを見ていると、こっちも自然に幸せを感じられる。ほんと、漫画の力って凄いし、その力を発揮させる努力をする漫画家には尊敬しかない。私も、活字のみで、読み手のダイエットを中断させられるよう、まだまだ頑張らなきゃな。
作中で、撫子さんが、色々なモノを、幸せそうに食べてくれているのは、漫画を読むのと同じくらい、食べるのも人生の醍醐味である私にとってはありがたい。一つのジャンルに絞った作品、それはそれで魅力的だけど、こういう多岐に渡っている方が、私はお腹が空いてくる。
どの回も空腹になるのは確定だが、個人的に、「これはヤヴァい」と頭を抱えてしまったのが、第３食「禁断！餃子八変化」だった。この餃子の美味しそうな感じは、『夜凪さんのよなよな餃子』にも劣らない。今度、絶対ぇ、この食べ方で餃子を楽しもう、と意気込んでいる私なんだが、正直、まず、家で餃子を美味しく焼けるようにならないといけない、それが現実だ。

この台詞を引用に選んだのは、わかりみが深いなぁ、と思ったので・・・今、思ったけど、「わかりみが深い」って、もう、死語なのかな��
まぁ、それはさておき、同感してくれる、ソース焼きそば好きの方は多い筈。
お祭りの屋台の定番に、焼きそばがあるのは、ソースの魅力もとい魔力が凄まじい証拠だろう。
当然っちゃ当然ですけど、家で作るモノとは一線を画しちゃうんですよね。
あーっ、鉄板で作ったソース焼きそば、動けなくなるまで食べたい！！
「人間とは弱いもの・・・ソースの匂いを嗅いだ刹那、その魔力に絡めとられてしまう・・・その呪いは食べるまで解けない！」（ｂｙ和泉撫子）