金貨１００枚の花嫁　～捨てられ令嬢は、疎遠になっていた幼なじみに求婚される～ みんなのレビュー

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

父亡き後、爵位を継いだ叔父に病床の母と共に世話になってきたヒロイン。
父の遺言通りに婿を迎えて男爵位を継ぐ予定だったが、婚約者が従妹に心変わりして名実共に家を奪われる。
さらに50になる男の後妻として売られるところを、喧嘩別れして疎遠になっていた幼馴染がさらに高値で引き取ってくれることに。
両片想いをこじらせた勘違い幼馴染が契約結婚からやり直す話。

仲直りまでのヒーローのこじらせぶりはちょっとひどいけど、嫌われてると思っても尽くそうとしてたのは愛だねぇ。
互いの一喜一憂ぶりは痛々しくて仲直りできて良かった。
仲直り後もすぐに本当に夫婦に、ってなるんじゃなくて、ちゃんといまの互いを知っていこうってゆっくり関係を進めようとするのも良かった。
ヒーローの部下達との交流や活躍もいい具合で、叔父従妹元婚約者へのざまぁも完備。
オマケでヒーロー視点でのこれまでの出来事も描かれていたし、あとがきで気になって書籍化での変更点を確認にいったけど、書籍版の展開になって良かったと思うわ。
いや、従妹の日常での振る舞いを考えると、彼女のが元婚約者よりマシっていうのはどうかとも思うけどね。

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投稿者：ラ・レーネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

無邪気な子供の頃に喧嘩別れをしてしまったバルトとリンデ。
7年経って叔父から金貨30枚で中年男に嫁がされそうになったリンデをバルトが金貨100枚で貰い受けるところから物語は始まる。2人とも相手のことを想っているのに､なかなか前向きに互いを見ようとしないところに読んでいて焦れました。なんでもないところでは息ぴったりなのに､何故そうなる！と思って読んでました。
悪役達に対するザマァも比較的軽いし、ちょっと物足りない感じがしました。

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

契約結婚について、バルトの本音と建前、その建前をリンデが理解した内容と、世間一般のいい夫婦の考え方が分かりにくい。
襲われて助けられたリンデが「あのままだったら堂々と離婚できた」と言っていて、バルトは建前上、離婚したがっていたっけ？と分からなくなった。
中学生くらいの時に、初めての化粧をケバいと言われたのが原因のケンカを、大人まで引きずるものだろうか？とか、
あんなに失礼な暴言吐いてたジルヴィアの性格が変わりすぎとか、気になった。
カラーイラストのバルト少年が、大人になるとこうなるか！というのは理解できた。