紙の本
孤独ではないが 覚悟が必要だ
2024/05/23 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
本書の著者は、102歳(刊行当時)のおばあちゃんである石井哲代と、中国新聞社である。というわけで、広島県在住の石井は一人暮らしである。102歳であるから当然「施設に入るという選択が頭から離れなんだ」(p.67)という状況である。そんな石井がどのような生活を送っているか、そしてどんなことを考えているかを、中国新聞が取材しており、それをまとめたものである。
2.評価
よく、孤独を避けろだとか、体を動かせだとかが、筆者の印象では長寿の秘訣とされるが、そういうことが実践できていることがわかる。一人暮らしだからずっと一人でいるわけではなく、姪の助けを借りたり、人と集まったりして生活しているのだ。また、万年床にせず、農作業や草むしりをしたりして、可能な限り体を動かすのが、おそらく長寿にいいであろうことがわかる。そんな生活も、中国新聞の取材記者によると「相当な覚悟でもって大切に積み重ねてきた日々」(p.65)なのだという。漫然と生活してはいけないと背筋が伸びる思いである。
以上の通り、一人暮らしに限らないが(残念ながら、配偶者やパートナーに先立たれて一人暮らしになることはあろう)、長寿の秘訣や、それを実践するのに覚悟がいることがわかる本なので、5点とする。
なお、「哲代おばあちゃんのおいしい長生きレシピ」(p.146-153)もあるが、筆者は実践していないので、評価はしない。
投稿元:
レビューを見る
【広島の新聞やテレビで話題のおばあちゃん】健康で長生きするための習慣や「うまいこと老いる」極意、日々のおかずのレシピも紹介。自分を励まし心をご機嫌に保つヒントが満載。
投稿元:
レビューを見る
落ち込んでいるときやいやなことがあった時に、繰り返し読みたくなる本。
102歳、哲代さんの毎日に学ぶことがたくさんあります。
自分を労れるのは自分だけ、しみます。
自分らしく生きる5か条や生き方が上手になる五つの心得は100年の重みがあります。納得です。
自立より自律。
哲代おばあちゃんの笑顔をみてると、長生きしてみたいと思います。明日への活力になりました
投稿元:
レビューを見る
日々の暮らしを日記形式で紹介。
毎日お味噌汁を作ったり、畑仕事したり。
何でも食べて体を動かす。
自分はどんなおばあちゃんになるのかな。
[哲代おばあちゃん流 私らしくいるための五か条]①自分を丸ごと好きになる②自分のテンポを守る③ひとり時間も大切④口癖は「上等、上等」⑤何げないことをいとおしむ を見習ってかわいいおばあちゃんになりたいな。
投稿元:
レビューを見る
表紙に惹かれて、購入しました。
人の良さ、性格、そぉいうものが顔に現れてて 、思わず表紙を撫でてました。
文章もとてもお上品で、好きです。
読むと、元気と穏やかな気持ちをもらえる、大好きな本です。
投稿元:
レビューを見る
笑顔が可愛過ぎて、つい表紙買いしてしまった。
中身も読みましたがついつい一気読みしてしまいました笑 とにかく可愛い。そして人生、私もこんな風に余裕を持って生きたいなあと思える本でした。
響く言葉、現代の忙しい人にこそ読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
この年代の方がほんとに教養も行き方も1本、芯のある生き方を、毎日を丁寧に積み重ねることでされていますね。
哲代さんの
私らしくいるための五箇条
1、自分を丸ごと好きになる
2、自分のテンポを守る
3、ひとり時間も大事
4、口癖は「上等、上等」
5、何げないことをいとおしむ
学校の教員としての仕事も、炊事も、田畑の仕事も一生懸命もちろん、子どもが授からないということで悩みもあったようですが。
「思い、悩む暇を作らんようにして、その日その日は忙しく働くことばかりを考えていた。」
自分が生きる場所がちゃんとあったから家でも頑張れた。
同じ女性として、仕事をしておくというのは心身ともに自分にとって充実するならば大事だなと思いました。
シンプルだけれども、とても大事にしたい心構えだなと思いました。
「仕事があると言う事は自分の存在意義。」
義理の両親を看取り教員を退職して、肩の荷がおりた。
「しんどい時があったからこそ、肩が軽うなった今の暮らしが喜びに満ちてるんかもしれんなあ。自分で自分を褒めてやらんといけんです。」
「エンジンをかけるための充電」
どうかこれからも哲代さんらしく、笑顔で過ごしてほしいです。
投稿元:
レビューを見る
哲代おばあちゃん。
会いたくなった!
いつもニコニコ、おしゃべり大好き。
こんなおばあちゃん、可愛すぎる。
「同じ一生なら機嫌よう生きていかんと損じゃ」
不機嫌になることは捉え方を変えて受け流す。
「情けないことも、しんどい思いも全部自分の心」
引きずるのも打ち切るのもやっぱり自分次第。
自分の心は自分で育てるしかない。
深い。深い。。
投稿元:
レビューを見る
なんて元気なおばあちゃん!読んでいる私まで元気になるような、明るいパワーに満ちている。年齢を重ねることへの不安や怖さが和らぐ。
「できなくなったことを追わない、くよくよしない。できることをいとおしんで、自分を褒めて、まだまだやれるという自信に変える」
これから老いていく自分や、周りの人と付き合っていく指針にしたい言葉をもらった。
投稿元:
レビューを見る
子供を授からず、辛い想いをたくさんしただろうに、お顔が福々しい。笑顔が板についている感じ。
人のせいにせず、かといって劣等感に苛まれず、ご自身の機嫌を上手に取っていらっしゃる知恵が素晴らしい。
誰にでも出来ることで、誰にでも出来ることじゃない。
心の持ちようというか、在り方が真っ直ぐで素晴らしい。
お手本にしたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
人生100年時代…ただ生きながらえるのではなく、どう生きるか。
少し前まで言われてきた「長生きの心得」を語るのではなく、102才の哲代さんは「行き方上手になる心得」をこの本で語っている。
この本の元は哲代さんの日記なので、その心得に従って強く生きている。というよりは、弱気の虫が出たり、施設での生活を考えたり、日々気持ちの上がり下がりがあって、それに対して自分はどうしようかと日々向き合っている。という感じ。
しかし、驚いたのは2人に子どもが授からなかった事がこんなにも哲代さんも良英さんをまさに死ぬまで苦しめるのかという事。その時々の状況によって苦しみの様は違うけど、一貫して心の内にある事に何とも切ない思いがした。
投稿元:
レビューを見る
こんなおばあちゃんになりたい!!!
明るく元気に健気に生きている。でもその背景にはたくさんたくさんの苦労があった。
てつよおばあちゃんみたいな心意気で人生歩みたい。
投稿元:
レビューを見る
100年生きてきた哲代さんの言葉は宝物。本がなければ、哲代さんの行きた方を知れることもなかった。その生活の知ることができて、少し哲代さんとお会いできた気持ちになってます。
投稿元:
レビューを見る
長寿のひとを見つけてくると、とにかく、なんとかして本にしようとする姿勢が見受けられる。ふつうのおばあちゃんなのがよい。
投稿元:
レビューを見る
長生きしたいと今まで思えたことはなかったけど、こんな生き方とても素敵だな、こんな風に私も生きたいな、と思えた。