紙の本
成績がいいことが偉いのか
2023/02/14 19:56
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
シンガポールという国が持っているイメージは、表面的には本書の通りだと納得しながら、教育面での実情をすると、少子感対策を進める日本の近未来の一選択肢を観ることになるかもしれない。親たちがハードモードの共働きであると、反動として子供は専業主婦志向になる可能性にあるという。母となり、自らの仕事を続けようとすれば、子供の成功と母親の成功を等しく叶えるためには、子供は一人が望ましいことが、現実的な正解となる。女性の社会での働き方改革と少子化の改善を目指すのであれば、社会システムの大きな見直しと、親たちの意識改革か。
紙の本
子どもの教育問題は、シンガポールも日本と同様にあります。
2023/04/08 22:35
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際にご家族でシンガポールに居住し、お子さんを現地の学校に通わせていた経験を持つ著者が、シンガポールの子どもの教育問題の実態について著した1冊です。
シンガポールも日本と同様、受験勉強など様々な問題があることが、当書を読むと分かります。親御さんがお子さんの教育に四苦八苦するのは、どの国も存在することに気付かされる内容です。
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のびのびとした教育を受けさせるために、熾烈な受験を勝ち抜かなければいけないという皮肉。親としてじぶんの態度を決めきれないでいます。
#中野円佳
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シンガポールの教育というと、世界的競争力を持つ、先端のものをイメージしていたが、日本の受験と重なる部分があるのは意外だった。学歴でその後の人生が決まってしまう様子はアジア共通なのか。興味深い一冊だった。
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シンガポールは教育競争、とくに中学受験がすごい(その時に全国統一テストがある)乳幼児期というかむしろその児童期以降の受験期に母親が専業主婦になりたいと希望する人も多い。
シンガポールの方が国家形成の歴史としてより合理的に教育システムができあがっていて、できない子へ対する段階的な進路とかも用意されているけど、日本は挫折した子へ対する子へのケアが弱い。
少子化でミドル層の教育熱が加速していて、周りがやってるからと塾の低年齢化は日本でも見られる。
中学受験でただ“周りに打ち勝つ”ということを期待され、本来の勉強の楽しさではなく、偏差値や点数アップをゲーム感覚でやるようなことは、それが可能な環境である事への意識(感謝)が薄れ、
のちのち個人の能力主義的な思想に偏り、差別的思想に繋がるのではないか(勉強しなかったやつが悪いんだとか)という問いが頷けるところでした。
息子たちの中学受験を考えるにあたり勉強になりました
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特に幼児教育に関して、シンガポールに理想郷のようなイメージを描いていたが、日本と同じかそれ以上の苦労があるのだなと目から鱗が落ちる思いであった。
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子育てがしやすいと言われているシンガポールだが、本当にそうなのだろうかという疑問を常日頃感じていたが、本作を読みその問いに納得感を得られた。
子育てへの経済的支援は一時的なものであり、出生率は1.2程度と低水準。また教育に多額のお金がかかり、競争も激しい。日本の教育が悪いとは言えず、子育てのサポートも手厚いことを再認識した。教育について大事なことは機会を多く与え、自分の頭で考えることを学ばせ、好きな道に進む事をサポートしてあげることだと思う。
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シンガポールは教育大国であるとは聞いていたけれど、その弊害も大きいことがよくわかった。
資本主義の社会で、何でもかんでも競争や目的
持ちすぎるのもかえって不幸になることがあるのだと思った。