- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |
紙の本
経済政策の裏の人間模様が分かる内容です。
2023/02/28 17:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつての安倍晋三元首相が率いた経済政策・アベノミクスを振り返り、それぞれの政策に関わった政治家、官僚などの実名を多く取り上げ、その人間模様を著した内容です。
どの登場人物もかなり経済に精通しているのが分かりました。やはり、国政に関わる重鎮の皆さんは極めて博識と思い知りました。
紙の本
経済政策
2024/02/11 13:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アベノミクスについて、わかりやすく解説されていて、よかったです。変質していった過程を分析して、今後に役立ててほしいです。
紙の本
マクロの話に終始した安倍首相からミクロの話しかしない菅首相
2023/06/01 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
のちに銃弾に倒れることとなった安倍首相と、その安倍首相を継いだ菅首相、マスコミは挙って「菅首相は安倍氏の政治を踏襲し・・・」と論じていたが、財務省の見解はそうではなかったようだ、マクロの話に終始した安倍首相からミクロの話しかしない菅首相、だったという
紙の本
アベノミクスの起承転結は?
2023/01/28 15:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書帯には、「アベノミクス三部作堂々完結!」とのキャッチ。各巻のキーワードを整理すると、第一部は「異形」。「異次元緩和」の金融政策を政府の重要課題としたこと。第二部は「強権」、「官邸一強」の統治形態への移行。そして本書第三部は「変質」、金融政策から財政政策へのシフト。また、タイトルである「アフター・アベノミクス」、とくに「アフター」もキーワードである。現在第三部までの内容は既に「ビフォー」になりつつある。それに続く「アフター」は、まだ開かれた状態である。しかも、政策責任者であった安倍氏の非業の死により、今後直接評価をきく機会はなくなったことから、どのように閉じられるかはわからない。
「アベノミクスの意味?アベノミス(安倍のミス)にク(苦)を加えたもの」とある経済官庁の現役幹部の言葉。「アベノミクス」の現時点での評価らしきものだが、著者の評価ではない。その極力価値判断を交えない淡々とした事実による筆致は、アベノミクスを酷評したり、あるいは賞賛評価したりすることを期待して読むと、やや肩透かしの内容。驚くような事実が白日のもとに晒されるわけではないが、丹念な取材による多くの関係者の証言がその時々の政策決定の舞台裏を浮き彫りにしてくれる。2020年代を支配したこの経済政策の同時代を生きるジャーナリストの一人として、「権力の深層に迫り政策立案プロセスをファクトで再現」するという丁寧な検証は、アベノミクスの評価や今後のあり方を判断するための貴重な材料になるだろう。
三つを一つの輪として捉え、それを完結させる、ということは居心地がいい。しかし、出版社の言う「堂々完結」ではないだろう。むしろ第一部はアベノミクス生成の始まり「起」である。第二部は「官製春闘」や「政労使会議」に見られるアベノミクスが「左旋回」した「承」、そして第三部は金融政策から財政政策へのシフトという「転」、最後の「結」、著者の見立てでは、2020年代を支配するであろう、「アベノミクス」の経済政策の評価はまだ始まったばかりで、起承転結は完結していない。注意しなければならないのは、著者は「ポスト」という言葉は使っていないこと。岸田政権になってさらに「変質」していくのか、全く捨て去られてしまうのか、現時点では予測できないということだろう。
ただ、著者の評価のヒントが少し示されている。「金利が復活してくるとき、つまり、異次元緩和から「出口」を出るとき、どのような副作用が顕在化するのか。それは日本経済そのものにどのような影響を与えるのか。その時初めて安倍が「日本経済復活の切り札」と位置付けたアベノミクスの評価が定まるのだろうと思う。」
そこでは「全能の神」となった日銀が重要な役割を果たすものと見ているようだ。2022年末日銀は長期金利の変動幅を0.5%にまで拡大し、市場は金融緩和政策の変更と反応して長期金利の上昇と円高傾向となった。年明けからは、投機筋からの挑戦で0.5%を超える水準となり、日銀の出方を伺う状況である。かつてこだわった「独立性」はどこにあるのやら、長期金利のコンロトール、株式市場での存在感、為替政策などを総動員し日銀は変貌してしまった。ポスト黒田体制がどうなるか、著者のこれまでの取材経験からすると、2023年度予算を審議する今通常国会で次期日銀総裁人事の同意が否応なく国会に出てくることになる。任期満了前から、人選で「出口戦略」が示されるのか、興味津々である。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |