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【自らを縛る呪いを乗り越え、どこまでも利己的に突き進もう】
2024/03/22 05:04
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
廃ビルからの脱出劇を巡り、三十の壁というある種の呪いに幽鬼の未来が晒される物語。
あらゆるゲームにおいて、お約束の業界のルールという物がある。
そういったセオリーに、プレイヤー達は晒され、共存するか、決別するかの選択を迫られる。
十回目では活躍し、三十回辺りで悉く不幸になる呪いに悩まされる幽鬼。
ゲームの多寡に関わらず、求められるは、その状況に合わせ臨機応変に対応する術。
いつ死んでも良いけど、好敵手に煮え湯を飲まされたまま終われない。
幽鬼の野望は叶うのか?
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キャンドルウッズ戦後の復帰戦と、幽鬼が「三十の壁」に挑む2つのお話。
話の流れは前巻と同様で、新しい遊戯のネタを見るだけでも十分に面白いが、幽鬼の考え方や行動原理などがクリアに理解できる点や、登場人物がポンポン死んでゆく本作においても、話の間の「繋がり」が感じられたのが、特に良かった。
個人的には、2つ目の話の前に、「日常」を挟み込んできて、「非現実」であるゲームの現実感を浮き出させていたのが特に秀逸であったと感じた。
正直に言えば、今後は単なる遊戯だけでなく、「外の生活」との繋がりがより描かれることに、期待したい所。
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女の子達がその時々で変わる衣装を着てデスゲームに挑みます。
連勝記録30回目のクリアを目指す主人公ですが、それには不吉な謂れがあり、勝率が一気に下がるというものです。
1巻では正直、主人公に人間味が少ないように感じられましたが、2巻からは勝利への執着や目標に対する泥臭さも相まって人間らしくなっていきます。
読んでて感情が昂り、読む手が止まりませんでした。
2巻で終わるのももったいないです。
続読をオススメします。
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かわいい女の子たちがメイドさんやらバニーちゃんやらコスプレみたいな格好をしながらデスゲームをする話。の二巻目。
一巻目に比べて文章が格段に上手くなっていて全体的にとても読みやすくなっていた。良かった。
色んなルールのデスゲームで頑張る話だけれども、二巻目は主人公幽鬼に因縁の相手ができたりする。この御城という女の子がわりと強烈なキャラクターでいい味を出していた。ポンポン死ぬ代わりに「師匠と弟子」という関係があるので因縁の相手はずーっと続くみたいな構成が面白い。あんまり続くとくどくなりそうだけどどうなんだろう。
主人公がなんとなく不調の回。とりあえず生き残れば次があるし、体はなんとか治して貰えるので怪我とかしてもそんなにハラハラしないのはこの作品のいいところであり悪いところかなと思う。
個人的に今回のゲームは地雷脱出ゲームが面白かった。キャラクター、どれも味があったのでまた再会とかしたら面白そう。
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面白かった。出てくるキャラが良い。
2巻は10回目のスクラップビルから。コスは白いワンピースで御城と出会う回。
ゲーム自体はそんなに目新しくもなんともないが、
登場人物がいいのと、決着が良いのでとても読了感がいい。
そして、とうとう幽鬼の30回の壁回
ゴールデンバス、お風呂でのゲームとなる。
映像化したらかなりコンプラくらう回なんでは、、
ともかく、ゲームの執行部と敵対する組織もでてきたし
キャンドルウッズ(1巻で出てきたゲーム)がかなり天王山っぽい
面白かった。