この国の未来は「真っ暗」やなぁ。
2023/05/27 08:55
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投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題の「増税地獄」にひかれ、パラパラとめくり面白そうなので購入。
副題の「増負担時代を生き抜く経済学」に、納得の一冊でした。
私は、定年退職後に現職を退き雇用延長もせず。
趣味を活かして、アルバイト程度の仕事をしつつ過ごしています。
退職前に、将来の収入と支出を何度も何度も計算して。
「コレは行けるな」と思い、退職後はバリバリ働かない事を決めまして。
今年に年金受給ですが、何とかボチボチ夫婦で暮らしています。
何でかと言うと、ズバリ「税金の支出」が減るからです。
全くその通りで、この国は働く世代からの搾取が多いです。
本書では、その辺りにも色々触れられていて。
「重税国家ニッポン」の、諸外国との比較等を含めての税の実態。
またその税負担が、お金持ちほど負担が少なく出来ていて。
そのうち、「消費税」の増税が待ち受けていると解説。
庶民がモノを言う事が少なくなると、ますます増税に拍車がかかると解き。
そうすると働く人が疲弊して、日々を過ごすことしか出来ず。
また増税の繰り返しの、悪循環が未来に待っているとか。
その為にも、「住民税非課税世帯」と言う最強の武器を持つ事を推奨。
都会は、全てにおいてお金が掛かるので。
郊外での生活で、楽しんで行きて欲しいと締めくくっておられます。
「おわりに」の後の付録の童話、「お代官様と農民」は素晴らしいですね。
教養を身につけなければ搾取される
2023/07/26 06:58
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森永氏の提言の中には極端なものも多いが、「節約には税金はかからない」は正解だと思う。
今のままの増税政策を推し進めれば「住民税非課税世帯」が最強!!という考えになるのは当たり前だと思う。
教養を身に着け、しっかりと自分の頭で考えないと搾取されるだけなのは明らか
身を護る方法はひとそれぞれだが、庶民は情報を取捨選択しないといけない
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生産性向上反対、自給自足のすすめ、教養の必要性を説きながら、小学生と同じ?で毎日が楽しいペシミスティックな経済学者の現状分析と生活防衛手段論。中身はまとも。
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#増税地獄
#森永卓郎
23/2/10出版
税金を払うことは必要と受け入れてはいるが
「増税!増税!」と頻繁に目にすると不安が膨らむ
不安を減らすには
将来起こりえることを理解し考えて備えないと
まずは理解から!
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3DVfGOO
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p46 インフレで困るのは富裕層であり、庶民は全く困らない
p56 今のバブルの3つの特徴 エブリシングバブル(陶器対象があらゆるものに波及している) 期間が長く続いている バブルの山が高い
p59 今恐れなくてはならないのは、インフレではなく、バブル崩壊後の強烈なデフレ
p62 年間所得が1億円を超えると税負担率が下がる
労働で1億円以上稼ぐ人は少ない
上場株式の売却益や配当金の税率は一律20%
社会保険料には負担の上限がある
p68 退職金の税金には3つの優遇がある
退職所得控除、1/2軽課(所得控除を超えた分の1/2に是税金がかかる)、分離課税
退職所得控除 勤続年数20年以下 40万x勤続年数
20年以上 800万+70万x(勤続年数-20年)
p70 高級官僚 天下り先で数年働いて膨大な退職金をもらって次に移る わたりと呼ぶ 1/2軽課は有利
相続税 親と同じ土地に同居していると自宅の土地の相続税評価額が80%減額 小規模宅地等の特例
p94 消費税を社会保障財源にしてはいけない理由
消費税は消費者のみが負担
cf 厚生年金、健康保険料 労使折半
低所得者層ほど収入に対する税負担が高いという逆進性
p112 日本とドイツは実質無借金経営
p116 イタリアは道路を売った EU加入時に借金が多づすぎるから減らせといわれ
p123 1929 3年間ズルズルと下がり続け NYダウはピークの1/10になった
p130 高齢期にやってはいけないこと 米国株への投資
日常の生活コストを年金の範囲内に収まるように構造改革して、勤労収入は住民税がかからないレベルに抑える
p136 辛坊治郎 自分が行きていられる残りの年数はそう長くない。せいぜい10数年。その間、やりたくもないつまらない仕事をするのはあまりにも時間の無駄遣いだ。これからは自分の好きな仕事だけして行きていこう
p140 太陽光パネルは半永久的に発電してくれる
パワコンは10年程度の寿命
老後の生活設計に太陽光発電が重要な役割を果たすと考えている
井戸があれば生活用水は確保できる
太陽光パネルと蓄電池があれば、災害に強い
理想的な暮らしは、電気、食べ物、水を自給
住民税非課税世帯
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所得に対し税金や社会保障費を支払っているかを示す国民負担率は、70年に24.3%が、21年で48%。所得は久しく変わらず。高齢者が増え、社会保障費が更に必要。だから増税しなければ。単純に考えるとそういう事だが、その負担割合による格差、そもそも社会保障のあり方は正しいのだろうか。
日本はこの20年、生産年齢人口は減ったが労働力人口は減っていない。高齢、女性、外国人が増え、そしてそれは賃上げには逆効果だった。安く働かせて、会社が儲け、配当する。投資家がそれを望むが、労働者による投資が増え、矛盾した立場に。つまり、賃金を抑えて配当に期待する投資家としての立場と、賃金を上げて欲しいという労働者としての立場。両方の増額を成立させたい。
そうすると、生産性向上の話へ。森永氏の生産性批判の例えが面白い。生産性を高めていくと、生きがいが喪失するのだという。つまり、フィギュアの右目だけ塗るような分業は、一人で全てを塗り終えるより効率的だが、ツマラナイ。人間は、自己関与度が高く、創造性の実感をもてる仕事にやりがいを感じるのだろう。右目だけでは、物足りない。
全般的に為になる本。しかし、アドバイスが森永氏らしいというか、あまり魅力を感じない締め括り。「住民税の非課税最大限までしか働かないこと。そのために移住を含めた徹底的な節約をして、低コストで生きていける生活基盤を作らないといけない」わかるけど、それでは人生が省エネ過ぎて、ツマラナイ。
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国債を発行しても、日銀に買わせれば大丈夫だということが論理的に書かれていて、まだ未来は明るいなと思った。