0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説なので、虚構入り混じっているようですが実在の人物だけでも良かったような気もします。結末はわかっているのに続きが気になってしまいます。
紙の本
悲劇の王妃の物語。
2002/02/24 16:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
かの遠藤周作が描いた、革命期を気高く優雅に生き抜くさいごの王妃、マリー・アントワネットの物語。大分史実と異なっているため資料としての役割は薄いが、その違いこそがこの作品の面白みでもある。歴史小説というより、マリー・アントワネットとフランス革命を題材にして書かれた小説というほうが正しいかもしれない。
紙の本
遠藤周作氏によるマリーアントワネット
2023/06/16 09:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
マリー・アントワネットを遠藤周作氏が描いた本でした。
いろいろな作家が手掛ける人物ですが、キリスト教徒の出もある遠藤氏の目から見た歴史小説で気になっていました。
投稿元:
レビューを見る
「パンがなければケーキを食べればいいのよ」発言で有名なオーストリア出身のマリーアントワネットについては、すでに多くの書物が出版されているが、その周辺の人物についての細かい描写はこのような小説でしか前景化されえないだろう。
投稿元:
レビューを見る
幼少の頃読んだ子供向けの本で、マリーアントワネット=悪という印象があったが、この小説を通して、その見方が変わった。ドラマのような歴史小説。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作は敬虔なキリスト教信者でありその作品の至る所にキリスト教思想がちりばめられています。
私は無宗教ですがそれでも読者にどんどん読ませてしまう、何らかの魅力があります。この作品では良なる無能者と
呼ばれていたフランス王ルイ16世の下へ嫁いできた彼女の生涯を、歴史に忠実に基づいてはいない形で
つづっています。女性として開花していく変化、母親の顔、夫婦としては決して旦那に敬意を払っていなかった彼女の
処刑の頃の彼への気持ちの変化などとても面白く、遠藤周作の中でも印象に残った一冊。
投稿元:
レビューを見る
むかーし、ベルサイユのバラは読んだけど、久々に、もう一回、マリー・アントワネットが気になり、購入。マリーアントワネットの首飾り事件とか、よくわかった。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作のフィクション人物も存分に使ったアントワネット。予備知識無し構え無しで楽しめるあたりはさすが小説家。でも正直に言うと読み始めてすぐベルサイユの薔薇の原作なのかと思いました。
投稿元:
レビューを見る
マリー・アントワネットの生涯をわかりやすく小説化。オスカルは出て来ません。ヴェルサイユ宮殿見学に行く前に読みましょう。
投稿元:
レビューを見る
この小説、歴史的観点からも遠藤周作の文学作品としても賛否両論あるようですが、わたしは好きです。マリーアントワネットの精神的な成長と、ドラマチックな人生に、読み出したら止まりませんでした。最近の研究では、彼女はとても聡明で賢明な女性だったという説がありますね。
投稿元:
レビューを見る
遠藤周作の優しい語り方はやっぱり涙を誘う。分かっていながらも、アントワネットの運命の行方にハラハラした。
投稿元:
レビューを見る
ちょうど世界史で習ったときに読んだのですごい面白かった。映画のような臨場感。あと遠藤周作らしい心理描写の巧さに泣きそうになる。
投稿元:
レビューを見る
高校時代に世界史をもっとまじめにやればよかったと思うくらいに、この作品を通じて歴史の面白さや素晴らしさを感じた。もう一回この頃の時代から学んでみようかな。
投稿元:
レビューを見る
今映画化でとても話題になってますよね☆歴史上の人物もやはりこうやって読むと普通の女の子だったんだな、って思います。
投稿元:
レビューを見る
以前も読んだことのあった遠藤先生のマリー・アントワネット。
先日、ミュージカルを観劇に行って「読み直そう!」と思い、二度目の観劇までには読むはずだったのですが、なかなか最後まで辿り着かずに年を越してしまいました。
下巻のラスト少しを読みきってやっと完結。
やっぱり遠藤先生のストーリーの骨組みや、言葉の一つ一つがとても素敵です。
マリー・アントワネットという実在の人物を、マルグリッド・アルノーというフランスの庶民を絡ませながらのストーリー展開は魅力があります。
そして遠藤先生らしい「神」についての思想が存在していて、人間の持つ美しさ、醜さ、卑劣さ、逞しさが「神」というフィルターを通して伝わってくるような思いがしました。
人間の心の奥深くを、二人の女性を通じて考えさせられる作品だと思います。
何度も読みたい一冊です。
遠藤先生の作品はその時々で感じ方が異なるので、定期的に読み返してみるといいのかもしれません。