電子書籍
羨ましい一族結束の愛
2023/05/06 07:42
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖母の「ロンドンへお姫様みたいな旅をしてみたい」という願いを
一族が結束してお膳立てをして孫娘と一緒に送り出す。
こういう祖母孝行、が実行できたことに、羨望の念を込めて読んだ。
私の場合、親に旅行をプレゼントの計画したけど、
オタオタしているうちにまにあわなかったし、
後悔や色々な想いが渦巻く、愛と笑いに満ちた一冊だった。
紙の本
抱腹絶倒と人生の教え
2023/11/22 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
老婦人と孫娘のロンドン珍道中。
出入国のすったもんだから帰国の航空会社専用ラウンジまで、
軽妙なタッチで綴られ抱腹絶倒!
格式あるホテルに働く人のホスピタリティに感銘を受け、
ビッグボリュームの食事事情に胃が痛くなる中
印象的だったのは、
祖母姫様の矜恃の源と、謙虚と卑下の明快な違い。
とにもかくにも人生努力、まだまだがんばらなくっちゃ。
紙の本
タイトルに惹かれて
2023/08/20 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
祖母姫ってなにかな?とあらすじ確認したら、もー面白い。
出てくる人が魅力的。なんせ祖母「姫」が満足する旅行なので豪華、そしてCAさんやバトラーなどかかわる人達も素敵。椹野さんが祖母の為に周りの方から学ぶ姿勢も頭が下がる。
祖母、椹野さん、ご家族、みんなのための旅行になってて楽しくも少し切なく読了。
投稿元:
レビューを見る
1 祖母、祖母姫となる
2 祖母姫、ヒースローで怒る!
3 祖母姫、イギリスと会う
4 秘書係、バッド・ガールになる
5 祖母姫、ロンドン塔で大ハッスル!
6 祖母姫、ハロッズで囲まれる
7 祖母姫、平安女子を語る
8 バトラー、祖母姫をもてなす
9 祖母姫、列車で貴婦人に!?
10 祖母姫、秘書係を諭す
11 祖母姫、お茶の時間を欲す
12 祖母姫、お寿司に浮気?
13 祖母姫、アフタヌーンティーに出陣する
14 祖母姫、スコーンと格闘する
15 秘書係、再びのバッド·ガールに……?
16 "T"とその仲間
17 バッド・ガール、南に進路をとる
18 バッド・ガール、月に誓う
19 祖母姫、最後のランチ計画
20 秘書係、寿司クエスト
21 バトラー、寿司ランチに招かれる
22 祖母姫、ホテルを発つ
23 秘書係、旅のおわりに
投稿元:
レビューを見る
スコーンを用意していざ読まん!
と、気づいた
クロテッドクリームは乗せる!ジャムも乗せる!を実践すると、手はベトベト
私は本を汚したくない派
読み終わったら食べる事にして読み始め、楽しく読んでから、スコーンを堪能する事に
卑屈と謙虚
やっぱりこれに尽きる
#ブックサンタしてきました!
投稿元:
レビューを見る
Webでの連載をずっと読んでいました。椹野先生の作品を購入するのは、ちびすけさんの本に続き2冊目です。
おばあさまとの旅に、ご一緒させていただいているキブンで、一気に最後まで読むことができました。若き椹野先生が感じた気持ちもとてもフレッシュで、まわりに居る人が差し出すアシストに心が和みました。
美しい装丁の書籍、感想を書いていたら、また最初から読みたくなってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
なんてステキな本!
期待通りの内容だった。
祖母姫がキュートで、芯が通っていて、やたらポジティブで最高だった。
バトラーのティムを始め、なんてステキなホテルの方達なんだろうと感動してしまった。
気遣いが素晴らしく、一つ一つの言葉や行動に驚かされ納得してしまう。
ロンドン最後の昼食ティムにお寿司を食べさせてあげたいなんてもーステキすぎる!
感動する要素もあり、やたら大きいスコーンの話などクスッと笑ってしまう場面もあり、ロンドンに行ってみたくなった!
投稿元:
レビューを見る
さらっと読みやすく、楽しいエッセイ。と同時にお祖母さんのわがままに振り回されるもその全てに応えていこうという孫(著者)とホテルスタッフや店員たちの姿勢に、ホスピタリティの一端を学べる良書だと思う。
投稿元:
レビューを見る
こんな旅、羨ましい。外国のセレブな旅ならではなのかな、バトラーがつくとか、ああだこうだ世話を焼いてくれるのは。素晴らしいおもてなしと、おばあちゃんの素晴らしいお言葉。どちらも一流ですね。学びたい言葉がたくさん散りばめられた一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
なんて愛おしい、素敵な旅のお話でしょう。祖母姫も、往路のCAさんも、ドアマンもティムも、全ての人が暖かく誇り高くかっこいい。
ただ、152ページ『パンのあとにパンのようなものが来たと思ったけれど、ジャムとケーキを載せたら、あれはケーキのようなものよね』とあるけれど、「ジャムとクリームを載せたら」の間違いかな。瑕瑾だけど。
投稿元:
レビューを見る
web連載されていた、「イギリスでお姫様旅行をしたい」祖母とそのお世話係を仰せつかった著者のロンドン旅行記をまとめたもの。連載ではちょっとだけしか触れられなかった「バッド・ガール」編が大幅に追加されている。
連載中から「この『五つ星ホテル』はたぶんここだな」とホテルのサイトを見たり、「クラウン・ジュエルズ」のドキュメンタリーを見たりして楽しんでいた。追加のバッド・ガール編には感動。ホスピタリティってこういうことなんだな。
最終章のお祖母様の「卑下と謙虚の違い」はまさに金言。若い頃に知りたかったな。
さて、おいしいスコーンと紅茶を用意して再読しましょうか。
(職業柄、連載中に「ん?」と思った箇所が直されたり補われたりしていて、書籍化ってこういうことなんだな、感心した)
投稿元:
レビューを見る
祖母姫、マジで姫だった……!
一生に一度、ロンドンへお姫様みたいな旅をしてみたい、という一言で本当にファーストクラスから一流ホテルまでセッティングされてしまう著者のご家庭、一体どんなお家柄なの……!? といきなり驚きつつ、祖母との二人旅を不安に思う彼女に懇切丁寧にお年寄りへのサポート方法をレッスンしてくださったというファーストクラスのCAさんのあまりのホスピタリティに、人をもてなすってすごいことなんだなあと改めていきなりこちらも語彙を失ってしまいました。
そして一流ホテルのバトラーティム!! 日々の細やかなおもてなしはもとより、バトラーとしての職分をかなり踏み越えてまでバッド・ガールな秘書(実は孫)にかけがえのない時間をセッティングしてくれたエピソードは、え、これフィクションじゃいの!? と思ってしまうほどにドラマチックでした。ドアマンさんもとっても素敵。
何より、本当にお祖母様が素敵すぎて。凛とした自信に満ちた姿は彼女が積み重ねてきた人生そのもので、でも何より心に残ったのは「謙虚と卑下は違うものなの」という言葉でした。
どうしても上手くいかないことが多い人生、ついつい後ろ向きなことや自信のなさを言葉にしてしまいがちですが、自分にできること、頑張っていること、積み重ねてきたこと。
そういうものを自分なりにきちんと認めて、背筋を伸ばし、前を向いていかなきゃな、というかそうしていいんだ、と背中を押してもらえるような本当に素敵なエッセイでした。
投稿元:
レビューを見る
とにかく最高で★5つじゃ足りないぐらい
いつのまにか自分まで旅のお仲間に加わらせてもらったような気持ちになって読んでた
想像していた以上におばあちゃんが姫だったし
最後のお化粧のくだりは私にもすごい響いてきた
私も綺麗なおばあちゃんを目指したい
投稿元:
レビューを見る
Web連載で読んでとてもおもしろく感銘を受けたので、迷わず購入!
「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」という祖母のため、親族が資金を出し、イギリス留学経験者の著者がエスコートをすることに。美意識やこだわりの強い祖母のつよつよ発言に翻弄されつつ、若かりしころの著者は祖母の生き様から多くのことを学び、ホテルのスタッフたちからも全面バックアップを受ける。
書き下ろしのバッドガール編もよかった! 人の情けが身に沁みる……。
文章にユーモアがあるから、読んでいてすごく楽しい。ずっと読んでいたくなる。
祖母と著者の旅を一緒にあたふたしたり楽しんだりしつつ、人生を見つめ直すきっかけもくれて、素敵な宝石のかけらを受け取ったような気にさせてくれる珠玉のエッセイ。また折に触れて読み返したい。
投稿元:
レビューを見る
日本中のおばあちゃん子にすすめたいさくさくよめて大変気持ちのいいエッセイ。
イギリスに留学した孫娘=著者の話を聞き、自らも行ってみたいと実行に移す祖母姫がすてき。
数々の病気を抱え、高齢でもあるが誇り高き祖母姫のその姿と金言!に感動。
なんだかんだいいつつ、祖母姫の願いを聞き入れるため奮闘する著者もすばらしい。
一流のサービスと言われるひとたちのお仕事も学べる。
ユーモア満載でホスピタリティあふれる文章。
祖母姫の金言に十分影響されてると思いますよ、椹野さん。