タイトルに込められたインテリジェンスの重み。
2023/06/12 15:21
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投稿者:関西医大放射線科不名誉享受 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2023年6月11日、 産経新聞 佐藤優の世界裏舞台 で触れられていたので書店で購入して4時間ほどで読み終えた。
細かい部分はしおりも挟んであるが、米露の代理戦争ともいえるこの戦争は2014年のクリミア併合より前からくすぶっていたことが良くわかる。
それは、もっと前の著作からも書かれていたが、手嶋龍一さんと共に、これまでの本では見かけてなかった文言が挟まれている。
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そして、その日の産経新聞には、イランの石油制裁解除やイランのロシアへのドローン輸出のくだりがあった。
石油や核開発も含めて複雑に絡み合うジグソーパズル。
直接関与している国以外も、ウクライナの次の戦場で負けないため、勝つために、国力と軍事力を高め合っている。
正義ではなく生存のための政治。
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分析官の養成が大事だと新聞でも本書でも書いてあった。
理由はプロパガンダまがいで正義に酔っている人間や著作が多すぎるからだそうだ。
確かに、上や隣の顔色を窺っている方が出世もするし金にもなる社会だからしょうがない。
それは、ディオバン事件の捏造論文と過失致死の大学病院で濡れ衣を着せられて最短で医者人生が詰んだ僕にはよくわかる。
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世のため人の為とは耳障りをよくするために吹聴するモノであって、実際にはそのようなことをすればかえってエゴだらけの社会と齟齬を起こす。
ある面で、佐藤優も、外務省を出たことで生き方がキレイになったのかもしれない。
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一方で、キレイごとと言うか、冷静な分析がないただの直感頼みの政治になれば、日本は再度の敗戦、経済敗戦に転がり落ちていくのは必定。
それは、手嶋龍一、佐藤優とインテリジェンスに程々白く従事した人間としては耐え難いことなのだろう。
北方領土、その他の問題は大事だが枝葉。
国家そのものが道を誤れば、おびただしい国民と国土が失われ、壊れる。
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ヒュミントと違い、オシントを中心にすれば、専門家はそれなりに育てられると思う。
一方で、真実は政治とエゴに脅かされるので、そういうものを守る仕組みとコスト構造は大事なのではないかと思う。
一応、新型コロナとコロナワクチンの科学と政治は某新聞に投稿したが、世の中はある意味でその通りに動いた。
広告費をかけたものがマジョリティ。
真実に、様々なものがデコレーションされて、世の中は動く。
日本の国土と人民がどうなるか、それは、政治家と国民のコアのインテリジェンスによるだろう。
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お金は大事だが、お金はサービスでも衣食住でも命でも健康でもない。
そんな当たり前のこと、そして、ついていい嘘とそうでない嘘の区別の教育は大事だと思う。
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ふと、銀河英雄伝説の査問会の話を思い出した。
ヤンは民主主義を愛しながら、腐敗しきった民主主義国家を憎んでいたのではないだろうかと。
ちょっといびつな事故で父親が急死。
天涯孤独になって、財産をかっぱがれ、経済徴兵制で軍隊に。
偶然の連続で、戦史研究家に配属され、帝国のラインハルトの活躍に呼応して自由惑星同盟の最前線に引きずり出された。
そして、奇跡を起こせば、さらなる戦乱に国民を引きずり込む政治家。
前線の足を引っ張る人事。
そんな政治家を指示する国民。
ラインハルトを殺しても、いずれテロで殺されるわが身なら、いっそ、ラインハルトに同盟を占領してもらう方が良い。
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さて、この本では、少しだけ陰謀論と言う言葉が出てくるが、人間世界の軍産複合体のコントロールはほぼ神の領域なのかもしれない。
その火を消すと自国の優位が失われる時にその判断はできない。
タイトルの嘘とはその裏にある真実を示している。
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウクライナ戦争の実情と今後について露米の情報分野に詳しい二人が語り合った一冊です。ロシアとウクライナの領土と民族に関する歴史的な背景を踏まえると、開戦に至った理由がよく理解できました。
国際政治に精通した二人の対談
2023/08/20 15:10
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投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、元NHKワシントン支局長の優男と強面の元外務省職員による対談で構成されている。両者は20年近くも前から「ウクライナには21世紀の国際政局の活断層が走っている」と指摘してきた。ウクライナ戦争に対する両者の認識は、次のとおりである。<プーチンの戦争は国際法に照らせば寸分の弁解の余地もない。だからと言って、ゼレンスキーの言い分に寄り添うだけでは悲惨な戦いは止められまい。ロシアとウクライナの苦境に耳を傾けて停戦の機を掴み、核戦争の芽を摘む方策を模索すべき時だろう。>以下、内容の一部を紹介する。◆ウクライナの戦争が長引くほど、ロシアは疲弊する。アメリカとしては、民主主義と相いれない価値観を持つロシアと直に戦争を構えなくとも、ロシアの国力をおおいに殺ぐことができる。◆ウクライナへのロシア侵攻の直前、バイデン大統領は「ロシア軍が次週、数日中にも、ウクライナを攻撃すると、考えるだけの理由を米国政府は得ている」と述べた。機密情報を安易に公表すれば、貴重な情報源を危険にさらし、場合によっては命を喪わせてしまうと、両者はこの公表に批判的である。一方、池上彰著『世界史を変えたスパイたち』では、バイデンの発言を「ロシア軍の初期の混乱を引き起こすことに成功した」と高く評価している。◆バイデン大統領は、軍事侵攻の前後に「もし侵攻があれば、大規模な経済制裁で応じる」と発言。プーチン大統領は、この発言を聞いて、さぞかし安堵したに違いない。ロシア側が最も恐れていた米軍の直接介入はないと受け取ったであろう。第二次世界大戦後、侵略者にこれほど見事な金星を献上した例はない。◆ゼレンスキーは2021年10月に、海外の租税回避地に資産を隠していたことが明るみに出て、国民の失望を買った。その窮地を救ったのは、プーチンの強硬な対ウクライナ政策。◆ウクライナは凄まじいばかりの汚職体質。腐敗した体質を持った国に巨額の戦費、武器、食料が流れ込めば、どのようなことが起きるか。ウクライナの国防絡みの腐敗は底なしの様相を呈している。◆ロシアに攻め込まれたウクライナ軍が退却するときに、放棄したアメリカ製の兵器・マニュアルがドンバス地方に大量に残されている。これらを北朝鮮が手に入れ自国に運び込む可能性がある。
国際政治に精通した両者の対談は内容豊富で読み応え十分である。この続編が出る前に、ウクライナに平和が訪れることを願うばかりである。
ウクライナ戦争の終結を祈る
2023/09/14 16:53
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロシアがウクライナへ進行して始まったウクライナ戦争は、今ではアメリカによって管理された戦争だという。二人の対談を追っていくと、狂気を20%含んだ哲人ロシア大統領と老人力に溢れたアメリカ大統領との駆け引きは、後者の悪手により、最悪は核戦争・人類滅亡へ、大方は10年戦争へ向かうのだろうか。ウクライナは本来は三つの伝統的な価値観が異なる地域からなっているがために、停戦和平の仕方が難しいようだ。価値の体系、利益の体系、力の体系で読み解けば、後者ふたつの体系でロシアを苦しめていないので、日本が和平に介入出来のかも。
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p28 プーチン 2022/2/1 ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国の独立を認める大統領令に署名 ウクライナから分離させてから侵攻
p37 プーチンの考えを変えさせた2つの事件
クリミア大橋の爆破、ダリアドゥーキン爆殺
p43 今回のウクライナ戦争では、欧米そして日本のメディアが、全面的に依拠しているの情報源は2つといっていい。アメリカの戦争研究所(ISW)とイギリスの国防省
ISWはネオコン系の研究所
設立はキンバリーケーガン、その夫は軍事史家のフレデリックケーガン、その兄がネオコンの総帥であるロバート・ケーガン。ロバートの妻は国務時間のビクトリアヌーランド
p53 ですから、私は、この戦争を、「アメリカにより管理された戦争」と読んでいます
この戦争におけるアメリカの真の目的は、ロシアの弱体化です。ウクライナはその道具にすぎません
p57 日本経済にとって永続的に効果のある産業は2つあると米国人の経済学者からきいたことがあります。英会話産業とダイエット産業です
p67 2008/8 ジョージアの砲声 ロキトンネル 南オセチア自治州 ロシアが先制攻撃させた 2008/4 NATO首脳会議で、ウクライナとジョージアがNATOの一員になりたいという希望を歓迎する これがトリガー
ここが現代史の分かれ目
p73 2013/11 ウクライナのマイダン革命 アメリカの国務次官だったビクトリアヌーランドらが、ウクライナのアメリカ大使館を拠点に露骨に介入した
p74 ウクライナという国が3つの異なる地域から成り立っている 革命をおこした半政権側はウクライナ西部のガリツィアを拠点
東武から南部の黒海沿岸地域は親ロシア、ノボシア
首都キーウを中心とする中心部 ロシア系、ウクライナ系が混じっている
p76 プーチン 最大の関心はクリミア半島というよりセヴァストボリの軍港
p105 ウクライナという国は、ロシアに近い東ウクライナ、首都キーウを中心とする中間地帯、反ロシア色が濃いガリツィアの3つに分断されている
p111 ガリツィア地方は、カトリック教会、そして教義がカトリックと近いユニエイト協会の勢力が強く、一方東ウクライナはロシア正教の影響力が強い。その点でも東西のウクライナは水と油に近い
p115 ウクライナ中部のドニプロペトロウシク州の州都ドニプロ市にユージュマシュという軍産複合体がある。ミサイル工場もあり、衛星を始めとする宇宙産業の中心。ロシア軍はここを攻撃していない。オデーサ軍港も
占領して使うつもりだから
p224 23秋から冬にかけて、欧州各国がエネルギー不足に見舞われる
ロシアのかわりに欧州がアメリカから輸入している天然ガスの価格はロシア産の4倍
ウクライナと西側諸国は、戦況とは別に、ともに食料とエネルギーの不足に悩まされています。でもこの2つの障害をなんとか乗り切ってしまえば、戦争はだらだらと果てしなく続くかも知れない。戦争続行のシステムさえ整ってしまえば、10年におよぶ長期戦になる可能性があると考えています。
p236 停戦のキーワードは中立化
p237 中立化という観点から言えば、和平交渉が進めば、次のようなシナリオが考えられます。今のウクライナが、歴史、宗教などが異なる3つの地域からなりたっていることを考えれば、それぞれに分離、独立する
p239 高坂正義 国際政治 価値の体系、利益の体系、力の体系が複雑に絡み合って成り立っている
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ロシアは言語道断だが、戦争で利益を得ているのは一体誰なのか。米露中北の「嘘」と野望と打算、その本音のすべてを見破れ!
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詳しく冷静な人が語ると、
こんなにも腑に落ちるものか、と驚愕する。
テレビニュースをながら見しても価値が無いことがよく分かる1冊。
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今のままだとズルズルと10年戦争になりかねない。はっきり言って落とし所がない。
だからこそまずは停戦ではないだろうか。
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日本でインテリジェンス情報を分析できる、超一流の論客お二方によるウクライナ戦争を巡る対談。佐藤氏の同様の著作もほぼ読んでいるので目新しいところは少ないが、流石手嶋氏のインテリジェンス情報が重なると、奥深さも一際。テレビ・新聞の戦争報道を正しいものと思っている方にこそ、読んでほしい。ロシア(プーチン)の内在論理と如何にアメリカの対応が酷いものかが理解できるはず。
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外交ジャーナリストで元NHKの手嶋龍一氏と元外交官のラスプーチンこと佐藤優氏がウクライナ戦争について語る。
西側の視点からしか見ない日本人からすると新鮮なとらえ方がいくつも出てくる。
「アメリカはウクライナを勝たせるつもりなはない」(管理した戦争)「在庫一掃セール」などなど。また、NATO拡大の超えてはならないラインだとか、英国のエリートの消滅、ウクライナの複雑な民族文化構成や歴史、「破綻国家」(腐敗と汚職と財政難)の側面などなど。
国際政治のバランスは思った以上に西側に不利になってきているらしい。そうした中、核大国・ロシアに対して「正義」を声高に主張してもしょうがない。現実的な平和への道を、世界が進まないといけない。そのためには、すごく遠回りではあるが、健全な世論の醸成、正確な情報から堅実な判断をする有権者が必要だ。
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連日国内で報道されるウクライナ戦争の情報源が米国の戦争研究所(ISW)と英国防省であることに言及し、西側のプロパガンダを疑えと指摘する一冊。
・ウクライナ戦争で得をしているのは誰か?
・プーチンは本当にご乱心なのか?
・ゼレンスキーはヒーローなのか?
等々、面白い話が豊富だった。数年後も残る本ではないと思うが、2023年現在では間違いなく良書。
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結局は、核兵器か。
珍宝島事件/ダマンスキー島事件から世界は、動いた、と。
その流れでキッシンジャーが訪中し、今に至ると。
中東戦争でも、核使用一歩手前までいったっけ。
余談、彼の師匠が、ドラッカーのライバルだったよな。
ケネディ暗殺もレベル的には、一段下の国内の利権絡み。やはり、大国の本命は、核の使用及び、恫喝力による先進国の統治。それが、揺らいでいるか。
ブリックス及びグローバルサウスの台頭。北朝鮮もこれに絡むと。たぶん、汚染水騒動もスピンの一種になる。
木原っちって、使えるやつなのかね、やはり。
それにしても、核兵器、安くなったもんだ。
世界のどこかで核兵器が使用されたら、色々な意味で、本質的に我が国も変わるのだろうな。
それ以外は、まぁ、南海トラフ地震かな、いや、核の方がより上か。
そういや、戦前か、地元に日揮の工場があったよな。
ここからかなり若い娘さん達が、嫁いだとか聞いたな。アフリカも不穏だよね。
天災よりも、そのレベルのことでも起きなければ、ジャニーズ報道のマスコミの現状から変わらないかな。権力の腐敗で済むもんな。李朝末期よりもインカ滅亡に近い気がするな、鬱?、あははは。
ああ、教皇がモンゴルに行ったな。
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読了。難しかったが面白かった。勉強になる。今年6月の発行である。今の状況を見ると、アメリカが本気で勝たせる気がないなら、ゼレンスキーさんは、和平を早めにした方が良いと思った。これだけ頑張ったなら、国を守った英雄と誰もが認めると思う。
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元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏と、外交ジャーナリストで作家の手嶋龍一氏の対談。
流石外交経験や情報リソースが豊富な二人の会話形式の本なので、ウクライナ戦争で、あまり表には出てこない内容が詰まっていると感じた。
第1章 アメリカはウクライナ戦争の"管理人"
第2章 ロシアが侵攻に踏み切った真の理由
第3章 ウクライナという国 ゼレンスキーという人
第4章 プーチン大統領はご乱心なのか
第5章 ロシアが核を使うとき
第6章 ウクライナ戦争と連動する台湾危機
第7章 戦争終結の処方箋 日本のなすべきこと
ロシアの核心は、かつて血を流して獲得したクリミア セバストポリ。ここに手を突っ込むと、ウクライナ各地に核ミサイルを飛ばされるかもしれない。するとNATO軍は報復のためウクライナに越境、戦略核による応酬と言う最悪のシナリオが起こる可能性も出てくる。
アメリカの戦争目的はロシアの弱体化。
日本は官僚的な「法の支配に基づく…」の発言(価値の体系)だけではなく、利益の体系にも軸足を移すべき。
終わりの見えない戦争となっているが、何年続くの?と思ってしまう。勿論ウクライナの心情も分かるが、ウクライナの南東部は、元々ロシア系の人が多く、歴史や文化でも、ウクライナ中西部とは随分違うらしい。
どこかで、お互い妥協するところが必要なのだろう。
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日本のメディアで報じられるウクライナ戦争の進捗やロシア批判の論調だけでは足りない情報や視座を与えてくれる一冊。
ロシアのふるまいは国際法的にも許されるものとは言えないが、
ロシアが国際社会で孤立しているかというとそんなこともない。
そしてウクライナ戦争開始にはアメリカやNATOにも落ち度はあったわけだし、
アメリカとしては戦争が続くことによるメリットも享受している。
ウクライナ、ゼレンスキーにも黒い歴史があり、今にいたっている。
ウクライナの兵器、宇宙産業の存在は一つポイントになる。
プーチンが狂ったかのように日本では報じられるが、基本的にプーチンはプーチンなりの思想でしっかり動いていると思われる。
日本は口ではロシアを避難しつつも、サハリンの液化天然ガスなど、
ロシアにお金は回しており、利益は捨てない動きをしている。
ある意味ロシアとの関係が残っている日本。
なんとなく思っていても事実ベースで理解することが難しい各国の打算や裏を、インテリジェンスの専門家の対話から再確認できる本でした。