紙の本
骨董的価値ではなく、そこに宿る魂に価値がある
2012/03/13 01:27
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投稿者:akira - この投稿者のレビュー一覧を見る
建物の記憶が見えるようになってしまった大学生(土神)が、同じように建物の記憶が見える女性(真百合)と共に、かつての建物の主の思いを読み解いていく物語。
主人公が建築家の学生であり、幼なじみの女の子が建築部品マニアであったりするので、建物に関する蘊蓄が日常会話的であり、押しつけがましくない雰囲気です。
また、建築士であった祖父の残した建物に住むところから始まっているために、家に住む人の想いを推し量ることに対する指向性が、主人公の中に(ということは、それを読む読者の側にも)出来上がっていることも、自然に物語世界に入れる下地になっているのではないかと感じました。
「建物の記憶を読み取る」というのがサイコメトリー的にSFっぽく書かれているのではなく、建物に心があるかのように擬人的に描かれているのが、冬目さんの絵柄やストーリーの雰囲気に合っているように思えます。
紙の本
建てものの思いで
2021/09/11 12:39
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
建物が持つ記憶を読み取る能力をもった人物が建物の心残りを解消してあげるというストーリー。
記憶を持つ建物、謎の美女、過保護な家族に囲まれる元気っ娘.......ノスタルジックで見どころいっぱい。
電子書籍
家の思い
2017/09/26 17:32
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投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり期待しないで読み始めたら とてもおもしろかった。 建築家の大学生の主人公が祖父が亡くなった後に家に引っ越してくる。 祖父も建築家だったけど 祖父と父親が仲が悪かったため 祖父とはほとんど交流がなかった主人公。 20世紀に建てられて古い家でこれから壊されるという家のがいくつか出てきて どういうわけか 主人公は家の想いというものを見ることができるようになった。 それに関してはちょっと不思議な少女との出会いがあるのだけど ちょっとファンタジーっぽくておもしろかった。 祖父の仕事部屋に残されていた古い写真がその不思議な少女の祖母らしいのだけど この辺の話はこれから。。。かな。
電子書籍
建物の記憶
2022/07/25 20:44
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投稿者:jno - この投稿者のレビュー一覧を見る
建築士であった亡くなった祖父の家に住むことになった主人公の男性。自身も建築学科で勉強中。ある日、古いお屋敷に行ったときに建物の記憶が見えるようになって…。この行動が何になるのか、出会った少女とはどうなるか気になることいっぱいです。
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http://blog.goo.ne.jp/chiha_002/e/96faa7818466b967db327464db501416
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冬目景先生が紡ぐ物語の雰囲気は好きだなぁ。今回は建物の記憶ですか。そして相変わらずの人間関係ですね。
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建物の記憶。住んでいた人の想い。それを見ることのできる青年と感じることのできる女の子の物語。優しい雰囲気の作品でした。ただ、もう少し“想い”の部分がしっかりしててもいいのかなと・・・どこに重点を置いてるのかはこれからわかるのかな?
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亡くなた祖父の家に1人で住むことになった土神[ニワ]は建築科の大学1年生。
ある日、幼馴染みの手伝いで古い洋館について行った土神は、あるドアノブに触れた途端に幻に包まれる。
謎の少女、真百合はそれを建物が持っている記憶だと言った。
土神は建物に残された記憶の心残りを解消するために奔走する。
絵が好みで読んでるとゆったりします。
有名な建築家だった土神の祖父が話にどう絡んでくるのか2巻が楽しみ。
「ももんち」の作者です。
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建物の想いをめぐる物語。
ノスタルジックでしっとりとした感じ。
建築科の大学一年生 土神(にわ)と謎の少女 真百合、幼なじみ 卯(あきら)がメインキャラクター。
謎の少女が凄い能力を…これから出したりしないで、このまましっとりとした感じで進んでいって欲しい。
建築部品マニア設定の幼なじみ頑張れ。建築部品もっと見たいよ。
時空建築幻視譚マホロミ!←!付けたらタイムマシン出てきそうでちょっと面白いな。
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アコニーとは違う、モノの記憶の話ですね。
この「能力」は何なのだろう、と言う事に興味を持ちつつ、早く続刊が来て欲しい。
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建築家である祖父の死をきっかけに土神(「土の神」と書いて「にわ」と読む。)は祖父の自宅へと大学進学を期に引っ越し、一人暮らしを始める。そこで幼なじみの卯と偶然に再会。ひょんなことから古い建物の一部に触れることによって「ある映像や記憶」が見えるようになる。
それは建物の記憶、そこに住んでいた人物の届かなかった記憶を読みとる力であり、同様の能力をもつ祖父の昔の恋人だった人物の孫である深沢真百合と出会う、手を繋ぎ同じように建物の一部に触れるととその場面からみれる景色や能力は増幅される。それを元に当時届かなかった人の願いを解決する為に行動を起こす。
昭和初期から戦中の建物についての知識、生活と過ぎていった過去の記憶をどう受け取るか。
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冬目さんの定番ロングのしっとりとショートの明るいヒロインな作品。建物に宿る思いを見る事ができる主人公(土神)とヒロイン(真百合)が取り壊される前にその願いを叶えてあげるお話。疎遠だった主人公の祖父(建築家)の影響で見る力を得ているらしい。真百合の祖母は自分が亡くなると真百合を守る人が居なくなるから家を離れるように言っていたが残り主人公と出会う。今後どの様に物語が進展していくのかとても楽しみ。
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横浜を舞台にした、旧い建物とその建物の記憶が見える人の話。冬目景らしいノスタルジックでミステリアスな題材で面白かった。著名な建築家だった主人公の祖父が物語の展開を握りそう。
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冬目作品には珍しく建築絡みのお話。
でもショートの馴染みの子がロングヘアーの子に主人公の気持ちを持って行かれるのは変わらないw
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建築を題材としたマンガは初めて読んだ。
また、この作者の作品を読むのも初めて。
建築物に残る記憶。
実際モノには記憶が宿るのかもしれませんね。
まだ1巻なので評価が難しいなぁ。
幼なじみよ、頑張れ。