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紙の本

大都市に生息する野鳥たち

2024/05/27 15:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森の爺さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は千葉県市川市在住で、都立高校教諭を長年勤めながら都会の野鳥の生態を研究してきた都市鳥協会元代表(現顧問)であり、文字通り都会の鳥研究の第一人者である。
私自身は地方在住だが、勤務先が東京だったので、大都市にも地域によってはそこらの地方都市よりも鳥を見ることができるのは感じていた。
感想としては、鳥は鳥で人間を利用しながら都市と言う空間で生息・繁殖しているというのがよく理解でき、巻頭のカラーページも分かりやすい。
人間の居住空間で生息する野鳥としてツバメとスズメが取り上げられているが、ツバメの住宅事情についてはかつて普通に人家の軒先(田舎では人家の中にも)に営巣していたのが、住宅構造の変化とともに住宅難になっている状況、ならびにツバメのオスは先ず巣を確保しないとメスとつがいになれず繁殖も出来ないのだから、家探しに必死になるという事情が語られている。
同様に住宅付近に営巣していたスズメも巣の確保に苦労するようになり、ツバメと巣の奪い合いになるという状況だが、皇居外苑の楠正成像に営巣しているというのには驚いた。
ツバメが人間の居住空間で繁殖するのは、人間をボディガード代わりに猛禽類やカラスから雛を守るという生活の知恵からであるが、カルガモやカイツブリも同じことをしており、鳥は鳥で人間を利用しているわけであり、繁殖期が終わればツバメは河川敷等で生息しているというのも興味深い。また、スズメの生態として群生相と定着相に分かれていることも初めて知った。
また、新たに都市に進出してきている鳥として、かつて食用にされていなくなったキジバトが喰われることが無くなって戻ってきた、河川の汚染でいなくなったカワセミが水質改善で戻ってきたというカムバック組、コンクリート建築に適応しているイソヒヨドリ、都会のビルの屋上で繁殖しているウミネコ(海岸付近の人家近くでの集団繁殖で知られている)、高層建築の空間で狩りをするハヤブサや橋梁等に営巣するチョウゲンボウ、都会の森に営巣するオオタカや学校の近くに生息するツミが紹介されているが、猛禽類の都市進出によりかつて都市の鳥類の食物連鎖の頂点に立ったカラスが、猛禽類の餌になる(オオタカの食べ残したカラスをカラスが食べるというシュールな光景も発生する)、あるいはバブル崩壊による餌の減少も加わって生息数が減少しているというのも知らなかった(都市のカラスについての著書も出しているだけに詳細に分析している)。
人間と鳥の関係で言えば、昔「スズメは米を食べてしまうから害鳥、ツバメは作物を食べる害虫を食べるから益鳥。」と教えられたものだが、スズメにしてみれば数ある穀物の一つである米を食べただけであり、害鳥扱いはいい迷惑だろうが、都会では田圃も無いので田舎より暮らしやすいのではないだろうかと思うし、害虫を食べるので益鳥とされていたムクドリがその群生による騒音と糞害で厄介者(という扱いをする気持ちは良く理解できる)となっているのも所詮人間の都合でしかないのである。
そして、都会の居住空間に適応いた鳥達が繁殖すれば、その鳥を食べる猛禽類もやってくるという当然の食物連鎖が都市でも展開されるのだというのがよく分かる本である。

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紙の本

巻頭のカラー写真口絵が秀逸です。

2023/09/05 07:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

鳥研究の権威の著者が、都会に棲みつくツバメやスズメ、カラスといった比較的身近な鳥たちの生態について、細かく研究成果を思う存分著した1冊です。
 当書の巻頭に、鳥たちの生態を撮影したカラー写真口絵が、かなりの紙幅を当てて紹介されています。これがかなり秀逸です。写真も綺麗に鳥たちが写っています。文中にも、モノクロ写真がかなり掲載されています。

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紙の本

イソヒヨドリは猛禽類

2023/08/01 15:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

イソヒヨドリは文字通り、海辺で暮らす平和な鳥というイメージがあったので、この鳥が猛禽類だといわれてもピンとこなかったのだが、銀座にも進出しているらしい、ビルの屋上で養蜂しているのに目をつけてミツバチを餌にしている。ミツバチの針対策もしているという。

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2023/06/27 22:33

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2023/06/12 13:22

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2024/01/01 18:10

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