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今更私がレビューを書く必要もないくらいの鬼才・江戸川乱歩の名作を集めた作品集。これ一冊あれば乱歩を語れる…、かもしれない。人間椅子、芋虫、屋根裏の散歩者は、必読。
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巧みなストーリーと不気味な雰囲気の調和がなんともいえない乱歩ワールド。正直、江戸川乱歩って探偵小説ってゆうイメージしかなかったけどここまで自分の世界観を出している方だったのですね!
そこらへんのダークファンタジーとか読むくらいなら絶対こっち読んだほうがいいと思う。
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小学校以来お久しぶりの乱歩。推理系はさすがに古くなっている印象はぬぐえないが、怪奇系?は普通に楽しめる。鏡地獄や芋虫のような世界は乱歩ならでは。芋虫のような直接的な表現は今では逆に書けないだろう。ちなみに私が虫を殺せない理由のひとつは鏡地獄の蚤の話を読んだからだということを思い出した。トラウマになってるじゃないですか…小学生の時にこわって思ったことって意識の底にずっとあるんですよね。ポーのせいで今でも時々夜中に壁がこわくなるもん(涙)
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『芋虫』が凄いすごい好き。汚らしくて、いやらしくて、とても悲しい。「ユルス」の一言が人間の美しい言葉で、すごい痛い。ちょっと乱歩らしくない気もしますね。
『人間椅子』て実は可愛い系?
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この本を読んで江戸川乱歩にハマりました。
あまりミステリー小説が好きじゃない私でも、江戸川乱歩が書くミス小は大好きです。
江戸川乱歩傑作選は短編集なんですが、その中でも印象深いのが「赤い部屋」。良いな、これ、とつくづく思った作品。でも、どの作品もそれぞれの味があって大好きです(笑)
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自分の手元に欲しくなって買いました。気味の悪さと語り口が大好きです。パノラマ島奇譚も入ってると良かったかも。
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奇妙で不気味で、洋と和が混ざったような雰囲気がなんとも言えず、引き込まれます。
人間椅子がオススメです。
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映画「乱歩地獄」に出てくる短編小説が、本書に2話収録されています。
探偵小説っぽくない探偵小説が多いなーというのが率直な感想。
あの毒々しい、赤と黒の表紙がとても似合うその世界観を、ほぼ独自の完成で築きあげてきたという作者の才能に感服です。
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乱歩はアクが強い。
しかしアクがあるからこそあの心地よい不気味さがある。
読み進めていくほど穴にはまって抜け出せなくなる。
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「鏡地獄」「芋虫」最強にグロテスクな描写に具合が悪くなりそう。そのギリギリラインで、私はこれらを楽しめる。「人間椅子」は有名だけど、この中に入っているものはどれも本当に読み込んでしまう。
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実は乱歩の作品を読むのは初めてだったんですが、その巧みなトリックと、独特の世界にころっとやられました。
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おい乱歩めちゃくちゃ面白いじゃねえか。「芋虫」や「人間椅子」の発想はそう簡単にできるもんじゃないし、「二銭銅貨」みたいなどんでん返しも普通に面白い。「D坂の殺人事件」のなぞ明かしもある意味いい加減で面白い。で、一番好きなのは「赤い部屋」。こういう殺人についてはすごく興味があって、そのアイデアに感心しながら話に引き込まれつつ、ラストでそれかと。これは本当に相当面白い。文庫の全集を買おうかなあ。2007.1.7
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江戸川乱歩。名前だけは何処ででも聴いたことはあれど、著書を読んだことは一切ありませんでした。古本屋で百五円で販売されており、傑作集ということも相まってささっと購入。
『人間椅子』は、以前、漫画『なかよしホラー特集』とかそういったたぐいのものでなんとなく内容は知っていて…「嗚呼、小説だとこうなるのか」…といった感じの感想が浮かんだ記憶があります。
『二銭銅貨』『二癈人』『D坂の殺人事件』『心理試験』
『赤い部屋』『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』
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初めてよんだ江戸川乱歩です。
基本的に代表作の詰められた本で、これらを読めば裏江戸川乱歩の雰囲気を掴めるのではないかと思います。
『鏡地獄』と『芋虫』が印象深かったです。
『鏡地獄』を読んだ子供の頃は、球体の全面鏡に入って見えるものなど、とても想像ができず、想像できないことを恐ろしく思いました。
『芋虫』の最後、頭でその光景を描いてしまい、ゾッとしてしまったあの感動が忘れられません。
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『二銭銅貨』からはじまって、『二癈人』『D坂の殺人事件』『心理試験』『赤い部屋』『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『鏡地獄』、『芋虫』まで。1話1話読み進めるごとに、次第にディープになっていく江戸川乱歩ワールドな構成になっていて、初心者にもやさしく、なおかつ興味深い構成でした。
が。最後の『芋虫』のインパクトが強すぎて強すぎて。しばらく活字の世界から抜け出せずに、呆然としてしまいました。そりゃあ、当時発禁にもなりますよ。
苦痛と快楽と惨劇。いろんな意味でこれでもかとグロテスクなんですが、クライマックスへ繋がるエピソードは想定外にホロリ。ドロドロとグロテスクな中に美しい光が差したような、そんな錯覚を感じました。