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みんなのレビュー32件

みんなの評価4.2

評価内訳

32 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

鳥籠使い一行の原点は

2023/12/12 08:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公たちそれぞれの、そしてチームとしての出発点を納めた短編集。どのエピソードも一巻以前のものなので「0巻」と考えてもらうとわかりやすいと思う。常にどこか飄々とした雰囲気の一行の背負う生い立ち、成長、悲哀はファンの心を掴むこと請け合いだ。
これは読み違えかもしれないが、今まで作中では「怪異が現実の歴史に侵食する」読み味だったのが、この巻では「現実が怪異に足を踏み入れる」ような舞台を整えているように思われる。前島密、小泉八雲、泉鏡花、ムンクなど、その時代までに存在した人々が近くにいる情景は、これまでの話とは違った読み味を加えてくれている。

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紙の本

鴉夜、津軽、静句のエピソードゼロと法廷劇の4編

2023/12/04 13:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アントネスト - この投稿者のレビュー一覧を見る

テレビアニメも好評のうちに放送を終えた偉人オンパレード系特殊設定ミステリ、待望の最新刊。
「とんでもない変態」に不死にされた鴉夜。怪物退治屋・津軽は如何にして鬼混じりとなったか。山奥で家族とともに鴉夜に仕える静句の幸せな日々の終焉。既刊で少しだけ語られていた主役三人の前日譚3話が堪能できます。
面白かったけどミステリは?という向きもご安心あれ。最後の短編「人魚裁判」は人魚の冤罪を鮮やかに晴らす法廷劇。鴉夜の何気ない質問とそれへの証人の回答が少しづつ事件の真の姿を明らかにしていき、最後にはロジカルに真犯人にたどり着く傑作です。

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紙の本

新たな組み合わせのバディによる、伝奇小説の要素をもつミステリ新シリーズに期待

2023/08/29 17:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kapa - この投稿者のレビュー一覧を見る

新TVアニメ「アンデッドガール・マーダーファルス」を予備知識なく見た。タイトルからゾンビ少女の物語?何だ、これは面白い!? 時代設定が「鬼滅」が大正でこちらは「明治」、主人公輪堂鴉夜は、過去に首から下を奪われてないが、不老不死であり、生首だけで生きている。平安時代から生きて900歳を超える14歳の美少女。まるで「鬼舞辻無惨」ではないか。一人では動けないため普段は鳥籠に入って持ち運ばれている。奪われた体を取り戻すために怪物専門の探偵「鳥籠使い」を結成して数々の事件を解決しながらヨーロッパを巡る、というストーリー。チームの一人真打津軽は、鴉夜と共通の敵に半人半鬼にされた「鬼殺し」。性別は違うが太陽を克服したね豆子、そしてもう一人のメンバーで鴉夜に仕え世話をする人間馳井静句は腕が立つので竈門炭治郎と、「鳥籠」探偵団はまるで「鬼殺隊」ではないか。「鬼滅の刃」ヨーロッパ版?
19世紀末。日本では水木しげる的「妖怪」世界、ヨーロッパでは吸血鬼・人造人間・人狼など、異形な存在がまだ暮らしていた世界。こういったキャラクターに加え、シャーロック・ホームズとワトソン君、怪盗ルパン、はたまたシリアル・キラー切り裂きジャック、オペラ座の怪人など、小説・映画などで誰もが知っている有名人が登場し、「鳥籠」と、推理と異能力バトルを繰り広げていくロードノベル。架空の登場人物とフィクションの登場人物、そして実在した人物が混然一体となったプロットだが、現実にあったような錯覚を感じさせる謎に満ちた悪夢のような笑劇(ファルスfarce)の連続。
原作は3巻まで出ており、これからアニメ放映予定。第4巻は短編集でこれまで語られていない「鳥籠」メンバーの過去の話。おっ、なんだ、なんだ、そうだったのか、である。
「知られぬ日本の面影」は、「鳥籠」探偵団誕生秘話。小泉八雲を登場させて物語の狂言回しをさせるところは、著者の想像力と物語構成力を示すものであり、また、近代化を目指す日本・東京の描写と文章もリアルさを感じさせる力強さがある。探偵団最初の依頼案件、ホームズ『赤毛同盟』を彷彿させる推理で解決する。
「輪る夜の彼方へ流す小笹船」は、鴉夜が不死となる話。陰陽道の秘術で不死となったとされ、陰陽道の大物安倍晴明が登場するが、実は時空を超えた仕掛けがあった。「彼方へ流す小笹船」が示すようにHGウェルズ『タイムマシン』が謎を解くカギとなる。
「鬼人芸」は、真打津軽が半鬼半人の「鬼殺し」となった過去。スイスでホームズとの格闘で死んだと思われた最大最強の敵モリアティ教授、なんと「半鬼半人」実験で日本に登場。ロンドンを震撼させた切り裂きジャックが手下であるなど、『シャーロック・ホームズ』のフィクションと歴史的事実が介入混在する。教授は鴉夜の不死の秘密を奪おうと目論んでおり、鴉夜と津軽が手を組む端緒となる。なお、本名かどうか不明だが、真打という苗字の由来も示される。
「言の葉一匙、雪に添え」は馳井静句の物語。馳井一族は300年近鴉夜を守っている。そこを教授と半鬼半人ジャックに襲われ、下半身を奪われてしまう。一族の静句の愛する鴉夜を独占したいという秘めた想いが、残酷な形で願いがかなったことへの悔恨の念に苛まれるが、生首鴉夜と共に生き一族の使命を全うする決意を描く。そして真打津軽との出会いが…。
「人魚裁判」は、物語の狂言回し役新聞記者アニーと「鳥籠」探偵団の出会いの物語。欧州編最初の推理案件。一つの小さな手掛かりから論理を突き詰めていく推理の楽しさが味わえ、第一話とともに作者の推理作家としての力量が余すところなく示されている。

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2023/08/22 09:22

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2023/07/28 21:01

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2023/07/23 11:11

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