紙の本
テロルの系譜
2023/09/22 22:39
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田樹さんと白井聡さん三冊目の対談本。ウクライナ戦争、岸田政権、台湾有事など直近の話題を濃く議論しています。タイトル(新しい戦前)もキャッチイな感じで良い。
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多くの人に読んでほしい
2023/10/25 06:27
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いま」を昔と比較して論じていて、昔の解像度が高いので(経験していなくても理解できる)納得して読める部分が多い。特に、国政を地方自治から変えていく下りは、まさしくそうだなと思った。
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難しくつらい話でも耳を傾けなくてはいけない。
2023/09/15 14:26
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田先生の書を読み始めると、いつも何らかの違和感いや抵抗感を抱きながら、読むことになる。読み終えると、伝えようとする事柄の一部が、自分の血肉になっているように思う。日本社会の構造あるいは体制がおかしくなっている点をリアリティを以て白石氏と論じている。ジェンダー、子どもの教育、ウクライナ問題、戦争ができる国になろうとしている日本など、新しい戦前と今を定義づけて、憂国の士となろうとしている。人々には、他者の考えを正確に受け止めることはできるのか、その姿勢があるのか、ということを問い続けているのだろう。
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いろいろなテーマの対談
2024/01/28 08:39
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
「新しい戦前」というひとつのテーマの本だと思って読み始めたのですが、いまの日本の様々なことについての対談で、安全保障、政治、教育、マスコミなどなど多岐にわたることを語り合う本でした。行政府が独裁めざして立法府を貶めようとしているのでは、日本はアメリカの属国状態のままだ、いまの2世3世の政治家たちは気概を失ってる、などのいまいちな論がある一方、教育、地方自治、出版社など統制が及ばないメディアとかへの面白みや希望なんかが語られていました。
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一読の価値ある放談
2023/10/16 15:11
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた識者二人の対談本。
世界情勢などを踏まえ、日本社会の現状をぶった切りながら憂いている。
ちょっとそこまで言うか、という放談も、学識に裏打ちされているものについては共感できる。ジェンダーに関しては、あまり不用意に語らないでほしいと思う場面もあった。
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タモリさんの「新しい戦前」発言は、ロシアの件と日本の環境変化に感じるモヤモヤを表現してくれたと感じた。宮崎駿さん新作も戦前名著を採用。「新しい戦前」を考えてみたい
#新しい戦前
#内田樹
#白井聡
23/8/18出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
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https://amzn.to/3QIXG1k
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今回まとめて読んだ新書群は、ほとんど自分が書店で選んで入手したってこともあるんだろうけど、驚くほど似た主旨のものばかりになってしまった。興味の対象だから仕方ないとはいえ、もっと多方面的に選書しないとって、ちょっと反省。それはさておき、本書も内田印の安心の一冊。新たな戦前よろしく、もはや新たな戦中って主張にはドキッとしたけど、言われてみれば…ってところ。何を言ってもどうしようもないなら、いっそ行き着くところまでっていう、加速主義も確かに分からんこともないんだけど、やっぱり自分としては、あくまで内田さんの言うような、ソフトランディングを期待してしまいます。中高一貫でキャラが固定、体育座りは自分を縛る、などなどいちいちごもっとも。
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少し偏った考えではと思う部分もあったが、米国依存で日本固有の意見がでにくい日本の状況を憂う指摘は、納得できた。
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新しい戦前はタモリさんから始まったんですね。アメリカの没落、中国の動向、日韓、東アジア同盟。興味深い。
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面白かった。
まず前提として平成世代の自分としては日本が米国の従属国だという認識が乏しい。確かに学校でも現代史はざっと流されて学んだ記憶がある。
また中国との有事が起きた際に無防備だという現実感がない。日米安全保障条約があり、在日米軍があるから大丈夫と思っていたが、儚く崩れさる。
そしてリベラル層を中心に盛んに叫ばれているジェンダーについても興味深かった。
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某所読書会課題図書: 安保関連3文書を閣議決定で制定することへの危機感が、一般の国民の中に見られないという事実がある.メディア自体の検証力も弱体化させられてきていることは明白だが、メディア側にその意識がないことも問題である.二人の討論が文書化されることは非常に重要だと感じている.周辺国、特に中国では政府批判は全くできない状態に置かれていることを再認識したい.
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タイトルから、安全保障の話か、平和論かと思っていたが時事放談のようなものだった。でも面白かった。
加速主義という言葉を知った。やけくそ主義だ。堕ちるなら早いとこ堕ちてしまおうってことか。
ポリティ・インデックスという指標も初めて知った。こういう指標で表されるとわかりやすいな。
希望はどこにもないなあ、と思いながら読んでいたが、希望は地方にあると。地方政治に希望はある。
やけくそ主義に陥らずに地方でコツコツやっていくか。
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いつも通りの内田・白井節。物おじせずに真っ当なことを言っている。中国とは軍事力で対抗できないからアメリカ一辺倒にならずに付き合うべきとか、やっぱり時流に流されずにちゃんと考えることの重要性に気がつかされる。
しかし、彼らも自覚しているだろうけど、このように主張しているだけではジリ貧なので、別の戦略・戦術も必要なんだと思う。
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ほぼ同じ頃に出版された「鵺の政権」と比べ勉強になった朝日新書。熱い白井聡と大人の内田樹の対談だ。
「5章日本社会の何が“幼稚 „か」で語られる教育の問題に共感したり反省したり。久しぶりに教師であった自分のことを振り返り、考えさせられた。
お二人の熱さとクレーバーさのホンのわずかでも自分にほしい。
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自分はどちらかというと右よりの傾向にあるので、最初のうちの日本叩きにはムカムカしながら読んでいたが、どこかに日米地位協定が憲法より上にあるのが問題である云々あって、基本がそこなら同じでない?となって、あとは素直に読めた。ごもっともな内容でした。