後悔をしない日々?
2024/09/10 20:54
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
突拍子もないことの連続にウキウキしながら読んだ。
学生時代は差ほど親しくなかった70代の二人が、いつの間にか親友になって今の自分たちの不満だらけの生活からの脱却を企てる。
他人の別荘に忍び込んで暫く生活するが、それにはある計画が・・・
これって映像化できるよなあ・・・と勝手にキャストを想像しながら楽しませていただいた。楽しかった。
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投稿者:はるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
照子と瑠衣の友情に熱くなるものがありました。
とてもおすすめです!
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
井上荒野さん。以前なにか著作を読んだはずなのだが、どれか忘れてしまった。とても映画的で良かった。おじさんバディものは多いし好きだし、本作を女性が読むとさらに良いんだろうなと思うと、少し悔しい。
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面白かった〜。久々の読んだ後の爽快感。
今は元気な高齢者 多いけど ここ迄パワフルで前向きで 楽しそうな2人 羨ましい。
なんで 他人の別荘?と思ったけど ちゃんと理由がありました。
ジョージや 別荘の近くのお友達 2人がいなくなって本当に寂しくなっただろうな
親子再会も 御涙頂戴的なものじゃなくて サラッとしてるから ちょっと上手く出来すぎでも そんなに気にならない。
70歳の2人「人生がこの先まだまだ たっぷりある」「そう たっぷりある」って 言い合える2人がすごく素敵です。
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70歳で家出して、人の別荘拝借し、2人で楽しく暮らす照子と瑠衣。
めちゃくちゃ楽しそう。私もこういう友人が欲しかった。特に照子は今まで我慢に我慢を重ねてきていたのだから、これから自由に生きて欲しいと思う。
ひとつ解せないのは、作中に出てくる若者に態度の悪い奴が多いこと。照子たちを初対面で「ババア」呼ばわり。歳上の人への敬意が全くない。そんな態度取る人いる?とも思うが、まあ一部の若者はそうなのかもと無理やり納得。
感じの良い若者も出てくるので、若者VS高齢者のような対立物語にならなくて良かった。
いろいろ、「えっ…そんなうまくいくか?」というシーンは多かったものの、照子も瑠衣も格好良かったのでまあいっか。
親子感動の再会もやらず、自分の娘を見守る瑠衣の姿は美しかった。
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照子と瑠衣。ともに70歳。妻を見下す夫を捨て、
老人マンションの陰湿な人間関係を見限った。
新天地に来て、ストレスのない暮らしを手に
入れたふたりは、自分の人生を取り戻していき…。
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ロードムービー的なものを期待していたのだけど、まぁそれに近い感じではあるけどなんか刺さらなかったな。羨ましくはあるけどどこか非現実的すぎて、こういう友達がいないからなのかも、寂しいけど
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表紙と帯に惹かれて。
誕生日を迎えた第一冊目はこちらを読むと決めていた本。
数ページ読んだだけで井上荒野さんの文章の虜になった。
⚫「なんか、あたしたちの一生が、この先まだまだたっぷりあるみたいじゃない?」
もう純粋に誕生日を喜べる年齢じゃないね~、なんて自嘲していたけれど、そんなことない。
もちろん創作のお話だということは分かっているけれど、新しく歳を取ったこのタイミングで出会えて良かった。すごく前向きな気持ち。最高に清々しい!
読みながらずっと、大親友の友と私を頭に思い浮かべていた。私たちもこんなかっこいいばあさんになりたいね。
「まだまだこれから、なんだってできるわよ、あたしたち」。
照子と瑠衣も素敵なんだけど、静子さんも最高に素敵。オーバーオールにすみれ色のベレー帽!
ああ、今年読んだ本の中で一番のお気に入りかもしれない!
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装丁のカッコよさにワクワクしながら読み始めた。
主人公は70歳女性の2人。
突拍子もない行動だらけでヒヤヒヤする場面が多かったが、
何だか羨ましい感があるのは私だけではないだろう。
オシャレで豪快な人生の大先輩達にエールを送る!
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これすごく好きだった!
実はこれ、先に母に貸したら翌日に返ってきました。「面白くて一気読みしたんだろうなぁ」って思ってたけど、納得のおもしろさ。
夫源病疑いの母。そりゃ一気読みするわ~。
横暴な夫と訣別した照子と、老人ホームを飛び出した元シャンソン歌手の瑠衣は、一緒に暮らすことに。
もう展開がサイコー!!
ちょっと悪そうな老女、ってフレーズもいい。
なかなかスリリングで楽しそうで、何より読んでてスカッとしました。
本当に二人は仲良しで、お互いを尊敬しあっていて素敵な関係でした。
多少(?)強引で見習っちゃいけないところはあるけど、二人のように私も年をとってもいつも上機嫌でいたい。
いくつになっても人生を謳歌してて、読むと元気がもらえる痛快ストーリー。
読後、友人に会いたくなりました。
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2023/10/31予約 22
三食ごはんではなく、三色ごはんかな…
70歳の照子と瑠衣は中学校の同級生。
その頃からの親友ではなく年齢を重ねてからの親友というのがいいな。
モラハラ夫から逃げる照子、老人マンションから逃げる瑠衣。ふたりが照子のBMWで別荘地に向かう。表紙によると左ハンドルに乗ってるのね!
長年、同じブランドの左ハンドル車に乗っていたこともあり親近感がある。
照子の用意周到さ、料理上手さ、瑠衣のやりたいことをやってきた人生など羨ましく思うポイントはいくつもあるが、他人の別荘にしのびこみ住むのは、ちょっとね。
もちろんフィクションだから、面白くていいのかもしれないけど。
ラストの瑠衣が、自分の結果的には置き去りにした娘の冬子に何も告げず立ち去るシーンはとてもステキだった。
そこで終わらず、白浜のシーンを付け加えたのはどうしてだろう…
美味しいものが食べられ元気に動ける70歳を目指したい。
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照子と瑠衣のふたりのあいだのでっかい愛を感じられました!
こんな老後に憧れる。(老後のうまい言い換えが思いつかない。二人は新しい人生を歩み始めたので、もっと別の言い方がしたい感。)
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こちらも、好きな作家さんがお勧めしていたので手に取りました。
日常生活に限界を感じた照子と瑠衣が、現実から飛び出し、一生、一緒に楽しく生きていこうとする逃避行ロードムービー。
逃げ方も身の隠し方も、生活費集めも読んでいてハラハラドキドキさせられる。
痛快でした。
二人の生活は楽しそうで、出てくるお料理すべてがおいしそう。
学生時代には友人じゃなくても大人になってから親友と呼べる関係になれるのはとてもすてきだなと思った。
そして、まさかのあの方の登場にとてもうれしい。
何かを感じ取り、ここでの立ち居振る舞い方もとても素敵。
なぜここにいるの?今までの空白の時間。その過程を知りたくなってしまう。
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老人ホームが嫌になって出た瑠衣と夫が嫌になって家を出た照子、同級生70歳の逃避行。
映画「 テルマ&ルイーズ」のようになしくずし的に人を殺す転落物語かと思ったらだいぶ違う。タイトルと表紙が誤解を生む。しかし彼女らの過去とか現在とか面白く読んだ。何の話かと訊かれると困るけど。ロードムービー的なものかと思ったけれど、ある場所で結構留まる。
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ああ、楽しかった。
中学の同級生だった照子と瑠衣。
30歳の時に開催された同窓会で再会し、40年の時を経て現在70歳。
老人マンションでの生活に嫌気が差した瑠衣からのSOSがきっかけで、照子は妻を見下すモラハラ夫を捨てる決断をし、BMWを走らせ逃避行の旅へ出る。
酸いも甘いも経験して来た二人から紡がれる軽快な会話と根本にある優しさが心地良い。
行き当たりばったり的な逃避行かと思いきや、終盤で明かされる照子の企みに心が温かいもので満たされる。
「私を閉じ込めていたのは私」の一文がいい。
爽快感が味わえる最高のバディ小説。