紙の本
高学歴なのに貧乏生活、な人々の声を集めた1冊です。
2023/12/29 13:08
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
世間から見れば「高学歴」と呼ばれる学歴を持ちながら、あまりにも貧乏な生活を強いられている、そんな人々の実際の声を集め、新書1冊にまとめた書籍です。
当書を読むと、高学歴を得たからといって、人生勝ち組になるとは限らない世の中の現実が分かります。当書で取り上げられている皆さん、かなり波瀾万丈な人生を歩んでらっしゃいます。紙幅は薄いので、一気に読み切れます。
紙の本
人の不幸で溜飲を下げる罪悪感
2024/01/17 14:24
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
高学歴を得ながら「幸せ」とは思えない人生を送っている人たちにインタビューしてその語りをまとめた一冊。いろいろなケースがあり、人はすぐ高学歴をもてはやしたり子どもの学歴のために必死になったりするが、どんな高学歴でも、家族関係や友人や仕事などの巡り合わせや運によって、必ず幸せになれるというわけではないよ、ということはよく分かった。
とても読みやすいが、あまりにも気の毒な例などが並んでいて、読みながら、これってもしや読者が「人の不幸を見て溜飲を下げる」ということにつながっているのでは…と少々罪悪感を覚えた。
日本で言う高学歴というのは「学校歴」の場合が多く、結局は人間、何をどれだけ学んで考えて生きていくかが問われているのだろう。
紙の本
趣旨がよくわかりません
2024/01/12 21:09
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高学歴で仕事難民がいるということを説明された本ですが、よく意味が分かりませんでした。内外言いたいのか私の頭脳では理解できませんでした。すみません。
それにしても何故講談社現代新書のデザインを変更したのでしょう。
絶対以前のほうが好きです。
電子書籍
深掘りが甘いように感じた
2023/11/11 10:40
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投稿者:たつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
当事者に取材をして、コミュニケーションを取っていく過程をもっと知りたいと感じました。
高学歴難民たちが語る教訓は非常に参考になるものでしたが、彼らが自身の未来をどのように切り拓こうと考えているのか、彼らの将来についてより深堀りしていただくことを望みます。
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衝撃的な事例が並べたてられて、ついつい次々読み進めるうちに、唐突に終わり。
なんなんだこの本はーーーーというのが読了直後の率直な感想。
タイトルは、いいんだよね、うん、なんか課題ありそう、だから、手に取りました。なのに。
このタイトルで、私はどんな中身を期待してたのかな?
おそらく、分析とかを期待して、全然期待通りじゃないーーーと思ったのかな、、、、
、、、客観的に、どうこうとか、特にありません。一人称で、淡々と高学歴難民のことが書かれています。
でも、一呼吸おいて、このひと(著者)面白いかも、と思いました。
「研究は、大学機関に所属しなければできないことではありません。◯◯研究所といった会社を設立して研究する人々もおり、就職先がないのであれば、自ら作るしかありません。(中略)重要性が認識されず、軽視されている研究分野も多々あるでしょう。誰かが光を当ててくれるのを待つのではなく、まず、その研究をしているあなたが、研究の意義を社会に訴えてください。寄付が集まるかもしれません。あなたの価値を、あなた自身で社会にアピールし続けてください。SNS 、YouTube……方法はたくさんあるはずです。「どうせおまえたちなんかに俺の価値はわからないだろう……」と社会に背を向けている人を、誰が助けたいと思うでしょうか。(後略)」(P186)
著者自身が、「民間企業が募集している研究助成に応募し、国内外の加害者家族の調査を行い、本も何冊か出版してきた」(P186)そうです。
表紙裏には、「2008年大学院在学中、日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立」と書かれていて、その支援を通して「犯罪者の中にも高学歴の人々が存在する事実に衝撃を受け高学歴難民の実態を追い続けてきました。(P12)」という方です。
だからといって、高学歴難民にあなたの研究で身を立てろというメッセージは、うーん、伝わらないと思う(苦笑)。
そもそも、研究を極めたいとか、その研究で社会に役立ちたいとか考えて、結果的に高学歴難民になる人はとても少ないように思う。
でも、この方(筆者)は、とても素直にこのメッセージを込めてこの本を書いたんだな、と思うので、私はその気概を称賛したい、と思いました。
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感想
学齢に意味はあるのか。ただのシグナルでしかない。それだけを武器にしていては社会で生き残ることはできない。全員が底上げされているから。
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研究者・法曹を目指すこと、留学することのリスクについてのレポート。わが身は運がよかったとツクヅク感じた。
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特異な事例ばかり並べ立ててなにが伝えたいか分からない。高学歴にコンプレックスがあって、彼らが痛い目を見ていると気持ちいい人向けに作られた本という印象。
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タイトル通り、高学歴で、でも上手くいかない人たちの事例集だ。
テーマも言いたいこともシンプルで、下手に飾ったような書き方でも分析じみた書き方でもなく、素直に受け止めることができた。
自分だってどちらかと言えば高学歴な部類に入り、上手くいかなかったらこうなっていたかもしれないのだ、と思うと、今の幸せと周りの人を大事にしなければいけないなぁと思う。
もちろん私も人間だから、好きになれない人もいるけれど、そういう人を馬鹿にしたり下に見たりしてはいけない、と自分を戒めてしまった。
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末は博士か大臣か…難民?!
オイラ自身は何とか逃げ切れるかな、ってところまで来たけど、子どもこれから受験生…いろいろツラい。知っとくに越したことないけど。
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移動中で他に読むものがなかったのだけど、全くの時間の無駄だった。
結構学歴はあるのにその後の人生がうまくいかず、風俗や特殊詐欺出し子になった人たちの独白調の語りが次々と書かれる。
学位をとっても大学にポストがないワーキングプアとか発達障害とか、なにか洞察めいたものは全くない。本として、学歴コンプレックスのある人がシャーデンフロイデを感じるぐらいしか役に立たないんじゃないだろうか。
文章もちょっとプロとは言い難いレベルで残念
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たくさんの事例紹介が
酷い順に並んでいて、
読み始めは窮状にぞっとしました。
酷い半生が続々と紹介されています。
後半にはうまく立ち直って生活を立てた
事例が出てくるので、ほっとしました。
この本では、分析や解説はありません。
日本にこういう事実があるから
知ってほしい、まずはそこだけに
専念した本でした。
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「事例集」としては秀逸。
どうすれば「高学歴難民化」を社会として防げるか、いったん「高学歴難民化」した者を救えるか、という観点からの続編を期待したい。
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[啐啄同時]と言う禅語があるがその言葉が読書中ずっと浮かんできた。
自分で啄む力を育むと言うのも教育。
権利を主張すれば道理が引っ込む!
そんな視点を持つべきだと思います。
何名か高学歴難民?になりそうな若者をインターンで受け入れましたが、一番大切なのは“コミュニケーション能力”と言うことが理解出来ていない人が多かったです。
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事例ばっかり。この背景や資質は、自分でかんかえなさい、って事。
もっと高学歴者からの脱落する真の意図を描かなきゃ「本」ではないね