うーん…女は怖い
2023/10/26 16:52
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投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私自身、結婚して30年以上経っているので、色々と考えさせられながら読みました。女は複雑だ。男は単純かもしれない。女は怖いのだよ。ずっとためて、ある日爆発するから。
それはともかく、おでん!なんて美味しそうなお店。
大根が1番好きな私としては、おでん屋さんに行きたくてたまらないのです。
ノンストップミステリ
2023/10/18 16:30
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学時代からの強い絆で結ばれた三人組の息抜きは、夫への不満を吐き出す女子会。冗談めかした言葉の中に潜む、自分でも気付いていなかった本当の望み。突如として降りかかる修復不能な夫婦間トラブルが、蓋をしてきた醜い感情を浮き彫りにさせるノンストップ・ミステリ。
絶対あの人だ!なんで気付かないの?というもどかしさと少しの傲りが、木っ端微塵にされる衝撃の真相。
誰が悪い?誰が得をした?友人や家族間であろうと、損得勘定が真っ先に浮かんでしまうのは抗えない事。打算なしに人を受け入れるの事の難しさと、その先にある安寧を感じられるウィットに富んだ作品。
人生、まだまだ続くんだよ
2024/06/08 15:02
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三十代半ばの女三人、離婚経験者の璃子、夫のモラハラに苦しむ友里香、そして夫のすれ違いの生活と仕事で正当に評価されていないのでは鬱屈する麻矢。
「夫が死んでくれれば」と、ついつい愚痴が出る。
夫のモラハラで、二人の友情と協力で離婚した璃子は身軽さと借りを返したいのとで動いているようだが、上から目線を感じる。友里香と麻矢は酸素の減った水槽の金魚のように喘いでいる。
作中の事件は落着しても、その後の人生の選択はどうするのだろう。まだ先の人生があるんだよ。
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫婦それぞれ友人や会社の人に悪口を言い合うのは、よくあること。女友達3人の会話や状況は共感する人も多いだろう。
後半、それまでの登場人物の関係がどんどん絡み合ってきてよくわからなくなってしまった。
とにかくないものねだりで、まわりしか見てない人ばかり。もっと近い存在を、自分を、よく見て知ることが大切だなと思った。
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あとがきにも書いてありましたが作品傾向が変わったと、丸山正樹作品は何作か読んでいますが今回の作品は超ミステリアスな群をぬいた作品だと思います。主人公3人の女性の結束力と絆がとても良く表されていました。夫である私も心新たに気をつけなければならないとつくづく感じました。読む手がとまらず一気読みの傑作ミステリーで心洗われて下さい。
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あまりにも衝撃的なタイトルで、正直読もうかどうしようかためらっていたんですが、結局好奇心には抗えず読んでしまいました。
蔵書が一冊しかなかったせいもありますが、図書館予約してなんと約8ヶ月も待ちました。やはりみなさんも気になるんですね。
結婚して5年子無しバリキャリな麻矢
フリーのライターでバツイチの璃子
専業主婦で一人娘を子育て中の友里香
30代半ばにさしかかる3人は大学時代からの友人で、会う度に旦那の愚痴を言い合っていた…「ほんと、元気なまま死んでくれないかしら」と。
う〜ん、私は幸いなことに登場人物の誰にもまったく共感できませんでしたが、ノンストップミステリと紹介されているだけあって、結末が気になってぐんぐん読めちゃいました。
この本の直前に読んだ本が『娘が巣立つ朝』でしたが、なんと2冊続けて結婚や夫婦について考えさせられる本を読むことになるとは…。確かに最近ちょっと夫婦間がギスギス気味で気にはなっていたので、我が身も振り返りなさいという、そんなタイミングだったのかもしれないですね。
あとがきにて丸山さんが「最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫たちよ、本書を読んで震えて眠れ」と書かれていて、丸山さん、男性なのによくぞ言った!と思ってしまいました〜。
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ドキッとするようなタイトルに興味をひかれ読み始めたけど…
この3人の女性の友情というのがイマイチぴんと来ない
こんな簡単に友達の旦那さん殺そうとする??
璃子が怪しくて突拍子もないこと言い出すので怖かった
引きこもりの兄が家に突然訪ねてきて…のあたりから一気に醒めてしまった
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2023/10/25リクエスト7
麻矢、璃子、由里香の3人組。
集まれば
「うちの夫、死んでくれないかしら」と言い合う。
そんな中、麻矢の夫が突然失踪、会社も無断欠勤。
全体に、いつもの丸山正樹っぽさは無く、期待していた内容ではなかった、残念。
納得のセリフが
誰もが、結婚前にはいいことしか言わない。どうして教えてくれなかったのだろう。
たしかにね。
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麻矢、友里香、璃子の大学時代の三人組が、まず、友里香の夫で、生ごみ、くずという意味のあだ名で呼んでいるガーベをなんとかしようとします。
友里香はちょっとした喧嘩でガーベを気絶させてしまいますが、麻矢と璃子を呼び、ガーベを始末してしまおうと共謀しますが…。
読んでいて、女性でも気分が悪くなりそうな話でした。
著者の丸山正樹さんの意図はわかりますが、『デフ・ヴォイス』などの優しい作品を書かれる丸山正樹さんの作品なので手に取りましたが、これは結婚生活に幻滅を感じずにはいられなくなる話でした。
三人の友情が、途中危うくなる場面もありぞわぞわして気味が悪くなりました。
あとがきで著者の丸山正樹さんはおっしゃられています。
読者の中には、本作のタイトルやあらすじなどを見て「丸山もずいぶん作品傾向が変わったな」とお思いの向きもあるかもしれない。(中略)
今回は珍しく「参考文献」はないが、執筆のきっかけになった書籍はある。
『夫の死に救われる妻たち』(ジェニファー・エリンソン、クリス・マゴニーグル著)というフィクションがそれでタイトルに惹かれて手に取ったのはもう数十年前。
小説家としてデビューする前のことだった。
「夫の死に開放感を覚えた」という共通項を持つ二人の女性が身近な人と死別した者たちの複雑な胸中を取材した作品で、初読の際に衝撃を覚えて以来、ずっと心の隅に引っかかっていた。
そのモチーフを現代の日本の若い女性に置き換えて書けないだろうかと、新作の執筆を依頼してくれた双葉社の編集者に「恐る恐る」提案したのが始まりだった。(中略)
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。
ー以上あとがきより抜粋。
この本を、読んだ次の日会った、知人がやっぱり「夫にはやく死んで欲しくてたまらない」と言っていたのでこの本のことを話したら「私の為に読んでくれたんじゃないの!」と大喜びされてしまいました。
そういう人いるんですね。ただの他人事ではすまされない気がしました。
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P7
ガーベとは、英語のgarbageの略。
生ごみ、残飯、くずーーーーーー
他人に聞かれても分からないように付けた、友里香の夫に対するあだ名だ。
最初から、飛ばしてる感じ。これすごい。女の細やかな心情を書いているの作者さんが男性って!いつもは最後に取っておくあとがきも、先に読んでしまう。
P269
最後に、結婚生活を含めこの世の全ては自分たちが動かしていると思っている夫(おとこ)たちよ、本書を読んで震えて眠れ。
最後の言い回しが、最高!!と思って、思わず笑ってしまった!
逆バージョンも、でないかなぁ~。
「コーダ」を書いた人だったんだねー。他の作品もよんでみたいと思った。
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暴れ狂う3人組の3本弓。1人加わって、最終的に全部自分に襲いかかってくる。圧倒的なスピード感とともに、駆け抜ける。
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どんでん返しからの返し。むちゃくちゃおもしろかった。麻矢さんのこれからを想像したら、うーん、深いな。
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衝撃的なタイトルですよね。殺人が起きるわけではないですが、一体誰が?何のために?といった謎かけはあるので、先が気になりすらすら読みました。書いたのが男性なので、よく書けたなぁと思うぐらいの女性たちの心境ですが、あとがきにはやはり、執筆には難航を極めたと書いてありましたね。
結婚願望がある人が読むと、ちょっと不安になる感じがあるかなーとは思いましたが、1番大切なのは相手の気持ちなんて推測してもわからないから、思ってることは面倒がらずにちゃんと伝えるということだなぁと思いました。
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感想
結婚した後。パートナーに依存しない生き方を模索しなければいけない。執着してはいけない。相手がいなくても平気で生きていけるように。
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結婚して得るもの失うもの、男女にかかわらずいろいろとあると思う。それでもやはり女性の負担や失うものは大きいのだろうなと思う。失うもの以上の輝きを女性一人だけでは取り戻せないと思う。決して男性に負担が無いとは思わないし、社会が大きく変化していく中でそれぞれに生きづらさを抱えている。