謎につつまれたまま
2023/12/29 17:58
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投稿者:みー - この投稿者のレビュー一覧を見る
チ。の方の最新作ということでとても楽しみに読みました。正直まだ一巻だけでは何もわからないというか、主人公の渡辺と同じくあらゆる人や組織?に翻弄されるがまま、あっというまに読み終わってしまいました。
誰が悪で誰に騙されているのかた、はたまた物語のキモは別のところにあるようで、先が読めず続きが気になります。
前作とはまるで違うのですが、何と説明すればよいか難しい作品です。まずは読んでみて不思議な感覚を味わってみてほしいです。
陰謀論に巻き込まれる個人の物語?
2024/05/25 12:22
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投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ1巻目で、始まったばかりだから分からないが、おそらくは魚豊の描く、陰謀論に巻き込まれる個人の物語ではないかと。
主人公はこれと言って特徴もなく運もなく、人脈もなくあまり教養もない、というかそういう環境で生きてきた青年・渡辺。
都会の孤独の中で、「人生が、始まってる気がしない」あるいは「もうとっくに、終わっていた」状況をなんとかしようとうごめく。
「チ。」の作者であるから、どういう展開になるのか楽しみ。
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は「チ。」を描いた魚豊ということで、ずいぶんと期待して読んでみた。当面の結論から言うと「わからん」である。楽しみに読んだだけに残念である。もともと画力のある作家ではないのでSTORYがわからないと、全く魅力が消えてしまう。宗教的な思い込みの強さと怖さの話なのかな。
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恋愛も陰謀論と同じように思い込みであるかもしれない。自分が否定された時、受け入れられた時に人は原因を探す。でももしかしたらそれは偶然であり辻褄が合っていただけであり、空論かもしれない。
それでもその偶然のおかげで美しい景色や、世界や感情に触れられるかもしれない。
だからこそ、偶然であるべきだしそれを否定する必要はないと、そう思いました。
キャラクターの役割がしっかりしていて面白かったです。全然漫画刺さってない人に共感できるようにラストシーンに第3社を入れたのもコミカルで面白かった。
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TBS Podcastのぶくぶくラジオ(2024年2月23日)にて紹介され、読みました。
魚豊さんの作品は『チ。』『ひゃくえむ。』など好きな作品ばかりで、今回のも期待どおり面白かったです✨
チ。は、真理を命懸けで追い求める物語でしたが、今回のは真理とは真逆の陰謀論にハマってしまう、振り回されてしまう話で、2巻も楽しみです。
主人公の渡辺は、コミュ力や、教養、周りに相談できるような人、友達など満足に得られないまま大人になってしまった。
これは、渡辺が努力してこなかったせいだというという自己責任論で片付けることもできるが、それは正しいことなのか。
飯山さんとの対比も見ていて辛く考えさせられる話だった。
頑張れないのではなく、正しい頑張り方、良い努力の仕方を学ばないと、渡辺以外の誰でもこうなってしまうかもしれない。
どこかそう思いながら読んでるから、むず痒くなるというか心苦しくなるんだろうなと思った。
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【あらすじ】
あの人に、好きな人はいるのかなーーあの時話していた言葉の意味ってーー抱いた恋心が溢れるとき、世界を動かす謎に迫っていくーー!『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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4.0点
ふふふふ、、、
ここまでストレートな陰謀論漫画は初めての体験です、、、
大好きすぎてニヤニヤが止まりません、、、
これからどうなるんだろう、、、
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岡田斗司夫のYouTubeを観て読みました。
動画の中で承認格差について言及していて、エリート同士はお互いを承認し合う土壌があるから、承認欲求が満たされる。けれど、この本の主人公のような若者は、教養もないため承認欲求を満たせない。
よくよく考えると至極当然の話ですが、スマホの普及でこの分断がより進むとのことでした。
岡田さんはエリート側の親父に一切嫌味がないと言っていましたが、私には、わざと分かりにくい聞き方をして、相手を試しているように見えました。
本の感想というより、岡田さんの視点を検める形になってしまいました。
次の巻も読んで様子を見たいと思います。
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岡田斗司夫さんがYouTubeで紹介していたので一読。
「バカは搾取される」
「自分は賢いと思っている奴が1番バカ」
そう感じた一冊。
自分の周りでも、長年一緒に働いてた経営者が急に陰謀論を信じ始め身も蓋もないことを言い続けていたのを鮮明に覚えている。
未熟だった僕はその経営者のことを信じ切っていたので当然その陰謀論も信じ切っていた。
でも結局世の中にはそんなもの存在しなかった。
その経営者は一貫して陰謀論を信じ切っていたので、「日本は終わってるから明日から中国に行くぞ」など僕や仲間を振り回した結果周りに誰もいなくなり組織も崩壊した。
今思えばその経営者も僕も「バカ」だったんだなと。
Kさん、今何やってんのかなぁ。
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つまらない。
この本自体が陰謀論者のよう。
何が言いたいかと言うと、色々書いてあるけど読む価値が無い。
人の頭の中の話なんかどうでも良い。
この作者の漫画、どれも薄っぺらくてつまらない。作者の頭脳もこの主人公とあまり変わらないのではと思うし、現実社会はそのくらいの層の人が多いから、なんだかんだその程度の漫画の方が売れやすいのだ。
でも後世にまでは残らないだろう。
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チ。—地球の運動について。』の著者が描く、恋と陰謀論の物語。めちゃくちゃ面白い。
『チ。〜』が大好きなので、わざわざ書店で取り寄せた。主人公は19歳のフリーターで、自分のことを「論理的思考力がある」と信じている。しかし、マルチに騙されたり、気になる高学歴女子と話しても何を言っているかイマイチわからない。会話するほど、環境や知識の格差が浮き彫りになっていく。富裕層との会話の噛み合わなさがリアルに感じられた。「知」の差が漫画全体のテーマで、ここまでリアルに感じられるものはそうないかもしれない。
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世間に流されながら人生の意味を見出せずに生きるフリーターの青年、渡辺を主人公とする物語。
魑魅魍魎の渦巻く現代社会を疑心暗鬼になりながらも
一人の人間として「幸せ」を目指す姿を克明に描く魚豊さんの描写スタイルは本作でも健在。
これまでの代表作3作品の中では、
もっとも日頃の私たちの生活に近い世界を描いている作品だと感じます。
まだ第一巻を読み終えたばかりで、おそらく序章に過ぎないと思いますので
続きを楽しみに読んでいきたい、と思います。
個人的には
「思い込みじゃ世界は変わらないかもしれない。
---でも、
でもきっと自分は変えられますよ。
それは世界を変えるくらい重要なことです。」
というセリフが強く印象に残りました。
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感想
しがない若者の救いようのない話!?とにかくまだ先が見えない。
あらすじ
19歳非正規雇用勤務、彼女、友達なしの渡辺が主人公。ある日、自己啓発セミナーにハマりそうになり、騙される。恋が重要だと言われ、信じる。
W大の飯山さんという社会ボランティアをやる女子大生と出会い惹かれる。飯山さんの情報をネットで探しているうちにボランティア叩きをやっているFACT東京s区第二支部というアカウントに行きつく。
そこに文句を言いにいこうとして先生に出会い、世の中は陰謀論に支配されていると言われる。
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こういう漫画を待っていた。安易に絵のイメージの世界に逃げず、ちゃんと考えてキャラにセリフを言わせたり、説明しているシーンを描いているのは偉い。また、主人公がしっかり労働(バイト)している場面を描いているところが、自分の好きなものや、趣味の感覚だけで描いている漫画家とは違うんだなとは思った。作者の人は理知的で思慮深い人なんだろうな。作画やキャラクターデザインについては、適度に手を抜いた絵で、あまり美化されて描かれていないところもいいと思う(オタク向けの漫画は大抵キャラがかわいく、または美化されて描かれている。漫画は当然想像の産物なので、いくらでも観念的、理想的に、そして主観的に思いの丈をそのまま描けるメリットがある)。内容は陰謀論と男女のラブロマンス。