とても素晴らしかった…
2024/01/23 03:03
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族のあり方は家族の分だけあって、その家族も時間と共に変化して行くのですね。
大変なお話なのに、やっぱり立派なお母さんがいて、とても心温まる良い小説でした。
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
家族の話だが、一部は母の目線から二部は長男の目線で書かれていた。
結構複雑な家族だが、時間経過と共にわだかまりもおさまり新しい人々との関わり方に変化をもたらしていく。
皆がそれぞれ葛藤をもつが最後はホッコリと心がおさまった。
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感想
みんなしたいことをさせてあげる。家族がいることを言い訳にさせない。それが精神的支柱の役割。恋愛したいならしてもらう。気持ちを大事に。
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リアルで温かくて、やっぱり窪先生の話は
唯一無二だと思う!!
第1部は由紀子の子育ての奮闘を描いていて、
第2部は長男智晴の想いが描かれている。
第1部を読んで思ったことは、無償の愛を注ぎ続けてくれた母の偉大さだ。自分の人生を二の次で、子どものために動き続ける由紀子を見て、純粋にすごいしか出てこなかった。そして寛人と結人が生まれても、智晴のこともしっかりと愛する姿を見て、智晴の母への無償の愛はここから生まれたのだと強く思った!!
第2部では、母子家庭になった家族を智晴が支える話。そして智晴と由紀子の恋愛模様も描かれる。
智晴は父の再婚相手の子どもと高校の同級生になってしまったり、幼なじみの大地と好きな相手が被ってしまったりと、周囲の人との関わり方で悶々とする…
またそのなかで、母が男性と会っているところに遭遇したりするなど、母の恋愛事情に対して複雑な気持ちを抱く。それでも智晴は人と真っ直ぐにぶつかって、自分の素直な気持ちだけは離さずに向き合っていく。最後は智晴も由紀子も自分らしい道を選べて、
一読者としてとても嬉しかった。
特に本作の好きなところは、由紀子と智晴の結びつきだ。親子でありながら、家族を支える戦友であり、1番の良き理解者である2人。何があっても智晴は由紀子を選び、大切にしてきた。その想いは由紀子のよりどころだったと強く思う!!
私も智晴のような息子にいつか出会いたいなぁ。
そしてまた窪先生の作品が読みたい!!
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第一部が、重く長いなあと感じたが、この重く長いのがあるから、第2部が生きるのだとは、思った。
人の心の動きが丁寧に書かれた作品。
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親にふりまわされる子供達がかわいそうだった
智久 再婚するなら遠いところに行ってよ!!
自分の親の面倒を別れた嫁&子供にさせるなよ!!
智久にはツッコミどころいっぱいだった
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結婚、子育てで奮闘する様は読んでいるだけで胸が詰ります。
お母さんが自分だけの幸せな時間が持てる世の中になって欲しいです。
登場人物が皆心優しいので、何度もグッときます。
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とってもすてきな家族のお話。タイトルからしてお母さんが不倫?するお話(それにしては装画が明るい)かと思いきや、手のかかっていた長男が成長し、お母さんと家族を支えていくお話だった。
一章では、智久(夫)の不理解と由紀子(母)の必死さがグッと心に刺さった。甲斐性のない夫のくせに、逃げてんじゃねぇよ!と。由紀子が1人で保育園児を宥め、双子との3人の小さい子をワンオペしていた。ワンオペの苦労が目に見えるようにわかり、お母さんって本当にすごいと尊敬。
二章では、智春くんが成長し、お母さんも正社員になり、頼りになるケアラーと大黒柱のコンビになり、家族を支えていた。お兄ちゃんの胸にある、お父さんへの複雑な思いや、そのお父さんに懐いている双子への思いなど、痛いほどわかった。
ははのけっこん、わたしはとっても好きだった!「家族の形は変わる」が体現されている様子を描きつつ、筆者に希望を与える終わり方。窪美澄さん、さすがです。
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すごくいい話だった。「ははのれんあい」というタイトルを見て、よくある母親の不倫小説?と思いきや、全然違った。いろんな家族のかたち。素敵な長男の話。今時こんなに擦れてなくて家族思いの子なんているのかな?と思うくらいいい子だった。また時間を経て再読したい1冊。
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感想が難しい!おもしろかったんだけど、自分の状況と照らし合わせすぎて感情移入しすぎたり出来なさすぎたりしてなんともいえない読後感…。智晴がお兄ちゃんになるからといって、あえておにーちゃんと呼びだして、でも本人はちーくんと呼ばれたいとか、なんで!?ってなった(汗)弟が出来てただえさえ戸惑ってるはずなのになんでそんなかわいそうなことするん?お兄ちゃんの自覚なんて嫌でも出てくるだろうに、せめてちーくんって今まで通り呼んで安心させてあげなよ(涙)とか、結末はハッピーエンドだけど、やっぱりどうしても不倫デキ婚が許せんすぎる!!!!この状況でこんなあたたかい結末本の中だけやろ!とか、カンヤラットが謎に堂々としてるとこもシリヤットの「取ったんじゃない。好きになった。朝晴君のお父さんと私のお母さんが、お互いを好きになった」って開き直ってるセリフも、全部モヤモヤした!!智晴の初恋と絡めて、好きになったら仕方ない的な雰囲気にしてるけど、全然違うからな!!てかワンオペで子供3人しかも内2人は双子をシングルで育て上げるの死ぬほど大変なのに由紀子が必死な間智久はカンヤラットと新しい家庭で子供も生まれて幸せに過ごしてかつ前妻との間の子供にも慕われてるってなんなん!?智晴がいい子すぎていい話風に終わってて読後感も悪くないけど、思い返せば返すほどイライラしてきたから、この話は多分もうしばらく読み返さないだろうな笑
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綺麗事じゃない、リアルで泥臭くて、あたたかい家族のかたち。ただ智久とカンヤラットには最後まで嫌悪感を抱いた。笑
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購入済み
2024.03.27.読了
小説の良し悪しは私にはわからないので好きずきという観点から考えると
自分に合わない好きでない小説というのはいくら時間があっても読み進められないもの。なかなか本を手に取る気持ちにならないものです。
でも好きだなと感じる小説はどんなに忙しくても時間を見つけてドンドン読んじゃう!あっという間に読了してしまうのです。この小説はそんな作品でした。
ははのれんあいという題名から私が想像していたものとはまったく違ったストーリーでしたがとてもよかったです。良い意味で裏切られました。
健気で頑張り屋の由紀子にはどうしてもしあわせになって欲しかったし、長男の智晴にはなんとか自分の人生を切り開いて欲しかった。1日半で読了するまでの間、ずっーと頑張れ頑張れと応援しながら読んでました。
智久にはイライラさせられたし、こんな奴。。。とも思ったし。邦子や茂雄が無責任にも思えた。
由紀子の母親もどうかと思う発言をするし。。。と多々思うことがありましたが、結局そのすべてに窪さんは折り合いをつけてくれました。
窪さんの作品を読むといつも自分自身のことと照らし合わせて反省したり元気をもらったり。頭にきちゃったり慰めてもらったり、するのです。
人は誰かを赦すことで自分自身を赦しているのかも知れないと感じました。
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窪美澄さん好きなので読んだ。
タイトルからして、親の不倫話とか鬱々とした内容かと思ったら全然違った。
前半の乳幼児育児なんかは
読んでて自分の育児の大変さを思い出すほどの臨場感でさすがです。勝手に作り上げてしまう責任感、理想の母親像に押し潰されそうになってた母親の育児中の内面を描き出すのがうまい。
そして後半のちはるの成長。
あの赤ちゃんだったちはるの成長に感動した。
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母親の恋愛の話かと思っだけど、全然違った。
本当に由紀子はとってもいい妻であり母なのに!
智久はなんなの?ともどかしい。というか怒りを覚えてしまった。
色んな歯車が合わずにどんどんズレてしまったんだろうなぁ。
にしても智晴がなんでいい子なの。
自分が同じ立場だったら、とても家のことやって弟の面倒みて、父親の不倫の子に優しくなんてできないなぁ。
ちょっといい子すぎる気がするけど、読了感よし。
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最初タイトルから母親に好きな人ができてその人と恋に落ちていくのが主体の話かと思いきや、、
ちはるの健気さに心打たれました。