紙の本
スランプホームズ
2024/01/24 18:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヴィクトリア朝京都」を舞台に、スランプに陥り廃人と化したホームズと、相互依存のワトソンにモリアーティ。突っ込みどころ満載の面白設定を受け入れた先に現れる、神秘的な森見版ホームズ譚。
本家未読であれば、突っ込み要素が減ってドタバタ喜劇として純粋に楽しめる作品。
シャーロキアンであれば、かつてないポンコツホームズとお馴染みのキャラたちの掛け合いに、嬉しい戸惑いが満載。
探偵をやめ、推理をやめ、それでも詭弁は健在のホームズと、彼を支える唯一無二の相棒・ワトソンとの鋼の友情が見処!
紙の本
愛すべき世界 愛すべき人々
2024/04/27 13:53
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤 ホームズのスランプ描写が長くてページをめくる指が重かった。
種明かしから一気呵成に読了。
錦鯉に変装したシャーロック・ホームズ
この場面 挿し絵が欲し買った(笑)
ホームズは産みの親たるドイルに愛されなかった。
それでも読者たちには愛された。
それでいいじゃないか。
ヴィクトリア朝京都の街には愛すべき人々がいて一生懸命に生きている。
それでいいじゃないか。
そう思う。
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヴィクトリア朝京都?におけるスランプという人生最大の難事件をワトソン君といかに解決するか。のんびりとした京都と森見ワールドが好きな人にとって至福の時を味わえるだろう。
電子書籍
京都とロンドン
2024/02/04 22:30
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのホームズがねえ、から始まって、読み進めるうちにえー、でした。すごい展開で、最近読んだモノの中ではかなり、おもしろい部類にはいると思いました。コナン・ドイルのホームズを知らない方にもおすすめ
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久しぶりにこんなに分厚い小説を読んだ。
ツイッターでよく見ていて、本屋を探したが売り切れ。少し離れた本屋でやっと見つけた。
シャーロックホームズの話かと思いきや、舞台は京都。話があっちに行ったりこっちに行ったり、京都の土地勘もあまりないので、思考が散漫に。
読み応えのある小説だった。
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これは森ミーにしか書けない世界観だわ。
ヴィクトリア朝京都なんて。
寺町に221Bがあるなんて。読むまでは違和感があるのかと思いきや、そんなことはまるでなくロンドンっぽさと京都が馴染む馴染む。
頭の中ではベネディクト・カンバーバッチがホームズで京都の街を走ってる。もちろんワトソンはマーティン・フリーマン。
あんまりホームズは読んだ事ないけど、それでも知ってる事件名やお馴染みの登場人物がでてきて面白かった。
ヴィクトリア女王もでてくるし、不思議なお話なんだけどすっと頭に入ってくるのは森ミーだからなんだろうなぁ。
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森見作品全ての平均値を紡いだような作品?
お怠け者で詭弁論者が主人公だけど、四畳半ほどではなく…
異世界の裂け目が現れるけど、意外とあっさりと縫い閉じられ…
シャーロックホームズを題材にしているがために、遠慮されたのかな?笑
意外にまともな主人公でしたが、やっぱり着想とかは森見先生らしくて、面白かったです!
ヴィクトリア朝京都とか寺町通221Bなんて、最高です♪
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一番好きなシーンはやっぱり竹林。
ホームズとその仲間たちもほのぼのするけど、もっと森見ワールドを堪能したかったのが正直な気持ちです。
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エンタメを装った、ファンタジー論。
といえばいいのかな?
後半は哲学や文学論に近い。
ファンタジー作家による、ファンタジー解体ショーというか。
ちょっとまえにイギリスのドラマ「シャーロック」を観たばっかりだったから比較してみようと最初は思ったけど、コンセプトが全くの別物だった。
あっちは時代を変えてホームズの名探偵ぶりを描くドラマだったけど、こっちは虚構世界の登場人物が「虚構」をどう受け止めるかという話だった。
ヴィクトリア京都、という妙ちきりんな仕掛けを仕組んだのはワトソン自身ということなんだけれど、そのワトソンの「実体」がロンドンとヴィクトリア京都のどちらに存在するのか?という風に読者をまごつかせておいて、その実、そもそもワトソンは虚構の存在。
虚構の上に虚構を重ねて、その虚構を「虚構ですよ」と暴き立てる構造になってる。
つまり、嘘八百の三乗。
狐ならぬ、天狗に鼻を摘まれたようなお話。
そういえば、ホームズの人物造形は、登美彦氏作品に頻出の天狗タイプだった。
メアリは黒髪の乙女ポジションだったけど、あの終わり方からするとメアリこそが黒幕と捉えてもあながち間違いじゃないのではないかと思えてくる。
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2024年 8冊目
先月から非常に楽しみにしていた1冊。
「シャーロックホームズ×京都」
と聞いて初めはピンとこなかったのだが、筆者にしか描けない世界観が詰まっていて、みるみるうちにこの本の世界に引き込まれていった。
「自分がスランプだから、ホームズと一緒にスランプから出ようとしたんです」と読売新聞の記事でコメントされていたが、ホームズだけでなく筆者の苦悩も感じとれる、至極のミステリーであった。
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読んでいくと、どこに連れて行ってくれるのかと思わせる、その感覚にひかれていった。
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この世界には解こうとしてはならない謎というものがあるんです
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#読書記録 2024.2
#シャーロック・ホームズの凱旋
#森見登美彦
ヴィクトリア朝京都を舞台にした摩訶不思議な森見版ホームズ譚。彼らは詭弁論部に在籍し、グータラし、むしゃむしゃと食べ、ぷりぷりと怒り、ちょこんと座るのだ。登場人物は全て糺ノ森の狸が化けているに違いない。
コメディパートとシリアスパートで文体と雰囲気が一変する。森見ファンにはたまらないSF・ファンタジー・コメディ・ミステリだったよ。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了
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後半ごちゃごちゃしてきて混乱したけど、なんかまるくおさまってた。
原作のシャーロック・ホームズは読んだことないけど、どんどん読み進められて面白かった。
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やっちまってる作品
序盤
なにこれ、京都が舞台の意味ある?
シャーロック・ホームズの名前使って
客引きですか!?
中盤
んっ
まあ、物語は最後まで読んで一つの作品として
評価しなければいけないかもな
終盤
既視感のある展開をここまで詰め込んじゃう
もう、そのネタ見飽きてるんですけど
ギャー、最後は、
ダメ押しの○落ちですか~
森見先生がスランプだったんでしょうね
無理して書いて
こねくりまわして、訳の分からない展開にして
お疲れっした
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シャーロック・ホームズの登場人物たちを使った森見さんらしいミステリーかつファンタジー。
京都を中心にシャーロック・ホームズおよびジョージ・ワトソンが出てくる。シャーロックのスランプから物語が始まる。舞台が京都だが、それが本家の地名と重なって描かれる。
最初はパロディーかオマージュかと思ったが、全然違うので、シャーロックホームズと思って読むと拍子抜けするので注意。中盤から森見さんらしい不思議世界観がメインで、ファンとしては楽しい。