サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

福田恆存の言葉 処世術から宗教まで みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

「処世術から宗教まで」が、確かにつながってまとまっている。

2024/04/14 00:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

現代日本社会ないし日本人一般について改めて考えるうえでの補助線が詰まった一書。「処世術がうまくなくちゃいけない」(24頁)、「国際政治だって処世術だ」(78頁)、「適応神経」(79頁)といったネタからはじまったので、「え~」と思いつつ読み進んだのだが、個人主義の重要性(100頁)や抽象的ネオ漢語の問題性(132~5頁)、孟子の言葉(反りて諸を己に求めよ、155頁)、ルソーやマルクスにおける制度還元論の課題性(156~8頁、Weberの議論がないのは?だったが)などに言及しつつ、以下の文章を経て宗教ないし神(原始キリスト教的意味での)の存在意義へと至るその射程の拡がりが脳裏に刻まれました。

「私はもし宗教的な意味で神というもの、つまり自分を支配するもの、あるいは自分個人だけじゃなくて人間を超えるもの、人間を超える絶対者、そういうものが存在するとすれば、そしてそれを感じ取ることができるとすれば、それは強者だけではないかというふうに思うんです。つまり、弱者の場合にはその必要がないですね。弱い人は誰か人間の助けを求めればいいわけで、強い人間の助けを求めるとか、あるいは集団の助けを求めるとか、そうすれば自分の欲望は達せられる。日本人の我というのは弱いですから、その弱い我欲というものはたいてい現実的なもので達せられてしまうし、それは誰かの力を借りれば達せられる程度で、それで満足してしまう。」(176~7頁)
「やはり神というものは強者のみが知る。・・・ 強者の論理に生きなければ、神を感じ取ることはできないということは確かなんです。」(180頁)

日本社会論、日本人論、文学論、教育論、人生論、社会思想論、宗教論などなど、切っ先鋭いさまざまな切り口から思考を刺激してくれる好著かと。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2024/01/19 18:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2024/04/21 06:12

投稿元:ブクログ

レビューを見る

3 件中 1 件~ 3 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。