眠ってりゃ 休養になる わけじゃない
2024/12/07 22:08
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
「健康づくりの三大要素は『栄養・運動・休養』」(p.4)だが、休養だけが体系化されていない印象である。そこで、日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹が、あるべき休養を探求した本。休養はたくさん寝れば取れるものではなく(睡眠は必要だが)、「『活力』」(p.104)を加えないといい休養にはならず、従って充電されない。休息タイプのような休養もあるが(睡眠も含まれる)、それ以外の6つの「休養モデル」(p.115)も組み合わせて充電を目指すべきである。
2.評価
(1)レビュー筆者は、休養といえば寝ることがメインだと思っていたので、本書の着眼点は気が付かず、いい着眼点だと思った。もちろん、積極的休養として軽い運動をすればいいというのは知っていたが(「アクティブレスト」で検索)、それのみならず人と会ったり趣味を楽しむのも休養になるというのは考えなかった(気分転換にはなるが、休養になると思っていなかったので)。
(2)ハウツーも充実している。「先に休みを確保しておく」(p.190-191)だとか、「手帳を『土曜日』に開く」(p.194にある見出しの表現)だとか、筆者が考えなかった方法が多かった。
(3)以上、休養について興味深い内容の本だったので、5点。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
休むことと眠ることは違うということが、わかりやすく解説されていて、よかったです。休養のとり方の大切さに、気づかされました。
これを読んでも疲れはとれない、むしろ読むのに疲れる
2024/06/08 09:14
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
日経の広告欄に載っていて興味を持ち、読んでみました。疲れの原因を身体の仕組みや原因物質から丁寧に説明してくれていて、単に寝ていれば疲れが取れるのではない、もっと積極的にアクティビティーを取り入れることが休息になると書かれていますが、とにかく読むのに疲れて途中で何度も寝落ちしました。疲れている人は、疲れが解消される方法を手っ取り早く知りたいのではないかと思いますが(少なくとも私はそう思いますが)、一から順を追って説明してくれている感じで、読むのに疲れました。疲れていないけど疲れている誰かのために読むという人や、疲れたときに備えて読むという元気な人向けの本だと思います。
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疲れとは、ただ横になってぐだぐだ寝ていれば取れるものではない。
休み方にも種類があって、自分で自分の状態を考えて、調整していくことが必要である。
今の自分には何が必要かを感じれることが大切である。
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本書は休むことの大切さと休み方、休まないことのリスクについて、教えてくれます。
休む大切さや休み方については知っている点も多い印象でしたが、休まないことのリスクについては多くの学びを得れました。
ダルさは痛み、ダルさと並ぶ体のアラートであるという点が衝撃でした。指を切って痛いから病院へ行く。38度の熱が出たから病院へいく。これらは当たり前のように対処しますが、凄くダルいは自分の怠けだと思い、対処していなかったので、恐ろしいなと改めて感じました。
心身ともにリラックスできる休日を過ごすことがいかに大切か、その大切な休息を理論的に効率よく休むやり方も本書は教えてくれます。
是非、オーバーワーク気味な方は読んでみてください。
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活動→疲労→休養→活力 そしてまた活動。というサイクルが大事
休養は3つのタイプに分けられ7モデルある
・生理的休養
- 休息タイプ (休憩やゴロゴロして身体を休める)
- 運動タイプ (軽い運動でリフレッシュ)
- 栄養タイプ (食べ過ぎないことで胃を休める)
・心理的休養
- 親交タイプ (家族や友人と過ごす、自然に触れる)
- 娯楽タイプ (趣味嗜好に興じる、好きなものを食べる)
- 造形・創造タイプ (創作活動をする)
・社会的休養
- 転換タイプ (旅行する、模様替えする)
気になったトピック
・腹八分目は大事
・寝るだけが休養ではない
・土曜日に1日のスケジュールを立てる(土日の休養分を月~金で消費する)
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疲れが取れていない人の割合が多い現代の日本人に向けた1冊
内容としては、日本人が行っている休養の実態、疲れの正体、効果的な休み方、睡眠についてといったものになっています。
健康リテラシーの高い人にとっては当たり前のことがほとんどで、物足りないという方もいるかも知れません。
私としても健康については情報収集をしているので少なからずそう感じたところもありました。
しかし人それぞれではありますが、自分としての新たな気付きとして、人間の活動のサイクル(活動→疲労→休養)の休養に加えて「活力」という項目が追加されていて、それにフォーカスされていることです。
また、「休養の7つのタイプ」と題して、仕事前に活力を付けるためのアイデアや理屈もとても参考になりました。
疲れに悩んでいる人が本書の内容を実践することで、今よりも改善されることは間違いないでしょう。
また、私のように自分の今の休養について見直したいという人にもおすすめです。
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疲労のメカニズムや休養の必要性について分かりました。まだまだ疲れがあっても休みにくい職場ですが、疲労度が高くなり続ける前に、上手に休養する方法を身につけていきたいです。
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【読書記録用の個人の感想です】
マーカー箇所まとめ
・疲れてるということは身体のアラートだが、マスキングできてしまう。マスキングし続けるとバーンアウトする。
・細胞を回復するには三大栄養素が大事だが中でもタンパク質が重要
・ストレッサーは5種類に分類される
・自律神経による疲れは4タイプあるが、頑張りすぎタイプが現代人に多く、副交感神経が弱いタイプ
・活動→疲労→休養のサイクルに、活力を加え、充電を増やす。あえて負荷を少しかけることで活力が高まる。負荷は自分で決めること、仕事から離れること、自分が成長できる、楽しむ余地があることがポイント。
・生理的休養。
何もしないなら、漫然と何もしないのではなく、自分で決めて何もしない。
軽く身体を動かす程度の運動が良い。
食べない栄養というのもある。消化器官を休めるなどのデトックス。
スイーツでは疲れはとれない。やけ食いはコルチゾールによる自己防衛本能。
お酒は眠りを浅くする。
・心理的休養
樹木から放出されるテンペル類という化学物質を吸い込むことで体によい影響がある。
気分転換できることをリストアップしておけば、すぐ気分転換できる。
造形・想像など集中するのもよい。好きなことを空想するだけでも十分。
・たくさんの休養のタイプを知っておき、組み合わせて、いいとこどりをする。大事なのは主体的に行うこと。でも、詰め込みはよくない。
・寝る14-16時間前に日光を浴びて、メラトニンを入浴時間に合わせて調整すれば睡眠時間を調整できる。
・繁忙期の前にあえて休み、休養と活力を得た状態で仕事のピークに突入できる。疲労しそうだから先に休む。
・土日休んだ分平日働く、と考える。
感想
繁忙期後の疲れがとりきれてないタイミングで読んだので、とても心が軽くなった。
平日忙しいと、土日の朝から晩までずっと食べるのがやめられなくなるのは、ストレスからくるアラートだったことに薄々気づいていた。
繁忙期はなかなか寝付けなくなり、繁忙期後の一ヶ月位は何もする気力が湧かなくなるのは数年前から気づいていた。
ただ、頑張るのをやめることはできないし、この負のループからどうやって抜け出すのかが分からなかった。
知識は救いになると久々に感じた。
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太字のみ拾い読み。疲労の反対は活力で、活動→疲労→休養→活力→のサイクルが大事で、休養だけでは回復しない
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やりたいことがいっぱいあって、いつも予定をギチギチに詰めてしまう私。当然疲れるのである。なので、「これから疲れそうだから、先に休む」ということをやってみよう。「仕事が一段落しなくても、まず休む」というのは、日常でも生かせそう。先に休みを確保しておき、休みがきたら、何を置いても休む。意識的に休みを取っておかないと、いつまでたっても休むことはできない。
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攻めの休養
体力−疲労=出せるパフォーマンス
自分の疲れのタイプを知る
バランス、がんばりすぎ、だらだら、ぐったり
活動→疲労→休養→活力→活動
ある程度負荷をかけることも必要
基礎体力をあげていく
自分が何をしたら活力が出るか、リフレッシュできるかを知って記録しておく
休養モデル
休息、運動、栄誉、親交、娯楽、造形、転換
生活リズムが予病に
15分の昼寝=パワーナップ
まず休みを確保して仕事をする、あらかじめ間引いておく
これから疲れそうだから先に休んでおく
予定活動から逆算して活力を蓄積しておく
来週使うエネルギーを考えて土日の休み方を決める
→土日に休んだ分で平日働く
疲れていないベストコンディションでベストパフォーマンスを出す
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さらっと読んだけど、特に目新しいことは書いてなかったように思う。読みやすくまとまっているのでその点は良い。
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積極的休養という言葉が印象に残っています。
もちろん身体や脳を休める休養も重要ですが、あえて疲れる休養も大切ということです。
細かく種類分けされていて分かりやすい1冊でした。
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感想
ついダラダラしてしまう。だがそれではいけない。体を動かしバランスの良い食事を心がける。自分の持ってる自然な回復力を高める。