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紙の本
絶望の向こう側
2024/05/17 09:18
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人は誰もが内面に世界を持っていて、
他人からそれを伺うことはできないし、
本人もそのすべてを把握しているわけではないと思う。
他人と接触するときに
世界のどこかとどこかが触れ合って、
新しい「私」が現れて私を形成していく。
木は丈夫に見えるけれど一定ではない。
作中でも有刺鉄線をのみ込んだ木の描写がでてくるけれど、
長い年月を経ると木も生物であるという当たり前の事実を見せつける。
その木も土壌があれていれば十全に育つことはできない。
人の難しいところは必要な栄養素もそれぞれだということだろう。
猫の描写がファンタジーすぎるのがちょっと気にはなったけれど、
昏くてもページをめくる手の止まらない作品でした。
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