主人公チートなのですごくストレスフリーな話
2024/07/30 01:58
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平民ながら本が好きで見聞きしたことは忘れない絶対記憶能力を持つマルティナは、王宮図書館の本を読むために官吏登用試験を受け見事満点合格となる。
様々な部署の折衝をこなす雑用の多い政務部に配属されたマルティナが、騎士団と関わって魔物を生み出す瘴気溜まりの発生と共に過去の文献にあたり、各国と協力して世界の危機のため聖女召喚を試みるまで。
主人公のマルティナ含め各キャラが基本的に善性で魅力的。
それにわりとトントン拍子で進むご都合展開なのでストレスフリー。
非常に読みやすいので軽い気持ちで読める。
ただ現地人視点で世界の危機だから聖女召喚しようっていう焦燥感はわかるけど、読者目線では世界的拉致事件だよね、という気持ちがあるので、次巻では聖女の扱いとか無事に帰れるのかとかも描かれてくれるといいなぁ。
露骨に続くで終わったので早めに続きが出るといいですね。
ていうか「賢いヒロインコンテスト」なんて開催されてたのか。カクヨムGJです。
絶対的な記憶チート
2024/11/26 02:26
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここまでは本好きというより活字中毒で絶対的な記憶チート持ちの少女が宮廷官吏となり無双する話ともいえるのかな。
平民の女の子が宮廷官吏になり身分差で波乱万丈あるかと思ったが、瘴気溜まりが見つかり危機的な状況を彼女の特殊な記憶力で乗り越え、逆に周囲に一目を置かれる存在に。
世界滅亡の危機に特殊な記憶力を駆使し、膨大な書物などから失われた聖女召喚の方法を蘇らせたが、果たしてこれからどうなるのか続きが気になる
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本が大好きな主人公。読んだ本の内容や、見たものなど一言一句忘れない記憶能力を活用し、平民として数年ぶりに満点で試験をトップする。もちろん貴族と平民との差別もあるが真面目に仕事することで、その能力が生かされる現場が増えてくる。理解者も増えていく。
今回は聖女を、召喚する側の人間模様も見えるのかなあと思いつつ、一巻はそこで終了。
見たものを忘れないと言う、受験生にとってはとってもうらやましい能力だと思います。
特殊能力をひけらかさず、純粋に本が大好き活字が大好きで役に立ちたいと言う主人公が今後どうなっていくのか。
第1巻は主人公が周りに受け入れられるまでみたいな感じなところで終わっているので、次回に期待したいかな。
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面白かった。異世界もので、電子図書館に生成AIがついたような能力持ちの少女が主役。
DLした書籍の内容すべて、完璧な検索機能があり、画像、動画もインプットアウトプットできるので、非常に便利。
で、まあ、15歳で科挙のような試験に満点合格し、平民ながら行政に携わって、能力を存分に発揮していくという、嫌らしい人があまり出てこない、爽やかな一冊。
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面白かった!完璧な記憶能力を持つ主人公だけど、謙遜的な雰囲気とか一切感じず、イヤな感じがしないのがすごいと思った。恋愛的要素はないに等しい感じで、友情とかそっちタイプの青春を感じた。
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シルヴァンに萌えました。以上
_____え?短すぎ?あ、はい。かしこまりました。
という冗談はともかく、本当に底抜けに明るくて元気でかわいいマルティナちゃんの人柄と言動に、周りの人たちが次々と彼女を慕い、その進む先に思い描く未来を手伝おう、助けようとしてくれる絆模様が激アツの物語だと思えました。
※以下、ネタバレを含みます。
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天賦の才を持つ人は、どうしても他の人に妬まれ、疎まれ、あるいはときとして望まぬ悪意への加担を強いられたりするものですが・・・このお話においては、それはガザルの強硬派と初期のシルヴァンさんだけに限定されていましたね。初めに敵役だったシルヴァンさんがマルティナちゃんを大好きになっていくことで、どんな悪意や敵意も、その人が生きてきた過程で得た大切な価値観があり、それに根付いた「偏見」であるため、簡単に否定せず、その人に向き合っていけば、いずれどんな人とも友人になれるという希望を見せてくれました。
対して、ガザル強硬派の人たちは、そんなマルティナちゃんの人柄を近くで見ていたにもかかわらず、「政治的に利用できる」「それによって出世できる」という、彼女の人柄や人格を尊重せず、そこに付随する、具体的な利用価値しか見出せませんでした。それだけ生活が困窮していたとか、綺麗事じゃ語れないほどに逼迫した差別があったとか、深読みすると、正直私は単純な善悪では語れないなと思います。
とはいえ、マルティナちゃんの人柄に触れて、自分がかねてより企てていた悪意ある計画を諦めることもできたはずなのです。たとえそれを信じて従ってきた部下たちに謀反を企てられるリスクがあったとしても、信じようとする勇気があれば、できたことです。
なんといっても、名前がガザルなので、明らかにガザから由来しているだろうと察することも難しくありません。国際金融資本が脱税を続けていくためには、司法取引や法的追求から逃れるために、有事の緊急状態、つまりは紛争が必要です。かといって戦時国際法に当て嵌められるのも面倒なので、あくまで彼らは宣戦布告の戦争ではなく、紛争にこだわります。そうした限界的な生活を、そことは全く関わりない遠くにいる一部の資産家たちの思惑によって強いられてしまっている人たちの苦しみを思えば・・・おそらく、ガザルも、大変に辛い思いをしていたのでは無いでしょうか。たとえば、作中で出てくる公用語・リール語を上手に扱えないために、偏見や差別があったとか。それに基づく古くからの慣習で、他国に比べて、外貨建ての貿易や関税が大変に重く苦しいものであったとか。
そうこう鑑みると、そういう、偏見故の苦しみに共感するロランさんだからこそ、闇属性を使ってマルティナちゃんを助けに向かった際、ガザルの強硬派に対して、強い怒りを示したのだと思います。その偏見は、過去の事実の積み重ねのために簡単には無くならないことを理解しつつ、それでも諦めずにいつかはその地位向上を認めてもらいたいと・・・暴力によってではなく、功績と信頼を重ねることで努力し続けたロランさんにとって、安易な暴力と略奪で自分たちの地位を向上させようとする行為は許しがたかったのでしょう。
大変に教養に満ちた示唆が含まれていると思えました。原作者の蒼井美紗さんご自身もまた、読書が大好きで、さまざまな知見を持っていらっしゃるのでは無いかなと思います。
そして、繰り返しになりますが、マルティナちゃんがかわいい。笑 しばしばロランさんが彼女の頭を撫でるシーンが描かれることや、本を前にした目の輝きが、ご馳走を前にした犬のようだと例えられていたことによろしく、蒼井美紗さんは、ご自身の愛犬を連想しながらマルティナちゃんを思い描いたのでは無いだろうかと思えました。笑
以下、私の個人的配役です。
マルティナ:進藤あまね or 大野柚布子
ロラン:逢坂良太
シルヴァン:谷山紀章 or 木村良平
ナディア:日笠陽子 or 沼倉愛美
ソフィアン:遊佐浩二
他にも数多くの素晴らしいキャラクターたちがいますが、はっきり意識できたのは、この人たちでした。ヤァ〜、ほんと、イイですねぇ・・・。何やら後書きを読みましたところ、コミカライズも進行中とのことで、そちらも合わせて楽しみでございます。
大変に素晴らしい物語です。皆さんもぜひどうぞ!
緋原ヨウさんのかわいらしいイラストにも感謝!
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知識・知恵の探究心と使い所を考えるファンタジー
なかなか設定が面白いファンタジー小説でした。
マルティナの本に対する好奇心や熱量を好感が持てました。
ストーリー自体も凝っていて楽しめました。
平民や貴族との関係性や魔法の特性など、ファンタジーが強くてよかったです。
登場人物も各々の個性があり、とても心地よく読めるのも魅力的でした。
また、いいところで終わったので、続編を楽しみにしています。
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ブク友さんの感想を見て購入。
面白かった。文字列なら例えそれが食事処のメニューだとしても、つい読んでしまう辺り、私と同じ業を感じる。私には完全記憶力はないが。
インプットもアウトプットもできる凄い能力を持っているのに、自分では普通の平民だと思っている15才の少女が、官吏となり国の危機を救うために奔走する。
周囲がまたいい。闇属性を隠し持った先輩官吏ロラン、貴族なのに柔軟な思想を持つ同期のナディア、平民であるマルティナに反発していたが懐いてきた同期のシルヴァン。茶目っ気たっぷりのソフィアン、他にも魅力的な人材が沢山。
2巻も一緒に買って来ればよかった。本屋に走ろう!
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絶対的な記憶力をもとに得た知識量とそれを活かそうとする力が素晴らしい。そして周りのキャラも良い。推しは上司。
本好きな主人公いい。気持ちわかる。図書館や本屋行くとわくわくするよね〜。絶対的な記憶力欲しかった〜!
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絶対記憶の持ち主マルティナ、上司のロラン、司書のソフィアン、同期のナディア、シルヴァンらと協力し、瘴気溜まりの謎を解明し、聖女召喚の魔法陣を完成させる。
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読んだ本の一字一句忘れない、何ページにどの文があるかも覚えている。棚のどの位置かも。空から街を見たら地図をたちまち描ける。能力がけた違い過ぎて、なんかねえという感じ。貴族風をふかしていた同じ新米官僚も、簡単に心を溶かしちゃうしなあ。ほいほいいきすぎて、逆に詰まんないかもね。