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内容が深い
2021/04/25 12:56
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
扱うテーマが深いので、心して読み始めた。身近で厳しい現実を描くからこそ、情報や用語などの扱いも丁寧で読みやすい。知らないことを知りながら、自分も出来ることを探せる。読んでみて良かった。
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「発達障害」
2021/10/03 09:57
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーのテーマとして取り上げている「発達障害」。これについてあまり知識がなかったので非常に勉強になった。病気というよりは多くある個性の一つとしてみてゆけば良いと思った。そして何よりも絵がとてもいい。登場人物たちのキャラクターをくっきりと描き分けた場面づくりが素晴らしい。
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泣きそう
2022/04/30 11:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しもー - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も、発達障害(ASD、ADHD併発)だけど、もっと障害が重い、それも伝え方を知らない子供たち。他人事には見えなかった。この漫画はいろんな方に読んで欲しい。
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良かった
2023/06/30 10:13
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投稿者:タマゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公周りの設定やそれの出し方、一話からかなり惹き込まれるストーリー設計になっていました。主人公が発達障害の医者という設定はありそうで無かったような気がしたので今後も読みたいと思いました。おすすめです!
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読了。良かった。耳の下辺りがゾクゾクした。医者を目指している男子が少ないとテレビで見たが、どうか、頭のいい人は頑張って欲しいと思った。
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「子どもの心」を端から端までを、マンガであろうが、小説であろうが、映画であろうが、描こうとすると、子どもたちが、おそらく「ことば」にしては理解できない「抑圧」や「差別」、「いじめ」や「虐待」の現実を描かないわけにはいかない。
そういう作品と出会うと、やはり、尻込みする気分になる。問い直されるのは、自分自身だからだ。
明るく描かれているような世界はきれいごとにすぎなにのではないかという危惧もある。「当事者」という言葉があるが、あらゆる当事者にとって、客観視は冷たいナイフでしかないだろうし、いい気なものだという気分にしかならないだろう。
それでも、一人のマンガ家が、何をどう描いているのかという期待を失いたくない気分で、第1巻を読み終えて、少しほっとした。すくなくとも、マンガ家や原作者は「真摯」に現実を観ようとしているように、ぼくには思えたからだ。
ブログにも少し感想を書きました。覗いてみてください。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202011090000/
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療育現場で働いていることもあり、感情移入しすぎてどのページ読んでも泣けた。笑
家庭と児童の関わりだったり、どのように対応していくといいのかが分かりやすく書かれていて、目から鱗。今は休職中だけど、現場に戻ったら実践したい例が多く載っていました。
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発達障害と言っても見た目じゃ分からないと、「落ち着きがない」「人の話を聞かない」などと思われて抑圧される。佐山先生の言うように、疲れるよね、子供は。この本を読んで、少しでも理解を深めたい。
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子供たちの境遇、もしかしたらリアルにいるかもしれないって想像できちゃうラインの地獄なのがとてもつらい……。
けど、そんな子供たちに真正面から向き合っていく志保のまっすぐさに救われたような気持ちになる。
佐山先生が子供たちにかける言葉もまた、本人が言われたかった言葉だったりするのかな……
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▼21/08/18、Kindleでサンプルを読む。8話中の第1話半ばまでが提供されていた。かなりいい。買うかどうか迷う。▼子どもに対する思い入れが強いあまり、トラブルメーカーとなっている志保が、佐山クリニックに研修に赴く。そこで出会った向山医師との交流を通じて成長を遂げていく、といった感じだろうか。
▼21/08/22、hontoで入手の上で読了。とてもいい。かなり踏み込んだ内容で、野心的な試みといえる。広く支持されることを期待する。別途、noteを作成したい。
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子どもと向き合うということは、自分と向き合うことにもなる ー
小児精神科医を目指す自らも発達障害の研修医の奮闘記。めちゃくちゃ面白くて、5巻まで一気読み。
発達障害は脳の機能の凸凹なんだ、という考え方は、目から鱗。アンバランスさは生きづらさにつながる。でも、足りない部分は何かで補ったり、誰かを頼ればいい。
凸凹にハマる生き方が必ずあるから、まわりの大人が気づいて一緒に生き方を考えてあげられればいい。
こどもの10人にひとりはなんらか障害を持つという。きっと、親もつらい。でも、このマンガ読んだら少しは勇気というか希望が持てると思う。
発達障害に関しての理解が深まる。
全ての人におすすめ。
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これは要注意。
便器の水を使っての曝露、診察をしていないどころか会って間もない人の診断名を憶測段階で本人に告げる(うちのかかりつけの児童精神科の先生なら絶対やらないし、周囲の児童精神科の受診者からも聞いたことがない)、患者の許可なく個人情報を入手……どれも本当にそれでいいのでしょうか。とても疑問です。
漫画として登場人物は活き活きとしているし、ストーリーからはカタルシスや満足感を得られるけれども、発達障害や精神疾患、虐待などは繊細な問題なので、あくまでもフィクションとして読む気構えを強くもたないと、現実に持ち込んだが最後、人を傷つけることになりそうです。
いちばんいいところは絵やコマ割りのおかげで、人の表情やあらすじが流れるように頭に入ってくるところ。やはり漫画の絵が魅力的なのはいいですね。
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すごく分かりやすく障害について語られている。
この本をきっかけに障害に興味を持ったり、気にしたりする人が増えるといいな
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忘れ物常習犯の遠野志保が「小児科を諦めろ」と言われてしまう。彼女のドタバタな日々から、発達障害がどういうものなのか、何となく伝わってくる。
心理士さんの「子供と向き合うということは 自分に向き合うことにもなりますから」(p.p.39)という言葉には、発達障害関係なく、子育てや親子関係というものの何たるかが集約されている。
「一見すると問題無さそうな家庭が一番危険なパターン」に、2000年代になって話題になった毒親問題との関連も思う。そういった気づきが成されたのは、長引く不況「失われた20年」によって女性の社会進出が促進されたことも要因。
その結果、それまでの性別役割分担で、男が会社で仕事(残業当たり前)女が家庭で家事・育児(孤独、ワンオペ)という一見合理的な関係が、実は破綻を内包していたことが明るみに出た。
児童精神科医・佐山から大人の発達障害の診断との診断を受け、今更?という当事者の苦悩……その診断結果が免罪符にならないことも、当人がよくわかっている。
あくまでそういう傾向があるという客観的事実と自身の理解を促す指標に過ぎない。
自身のトラウマととも併せて向き合った志保は、佐山の下で児童精神科の研修医となる。
発達障害の子供の問題行動の解決方法の話。
教師たちが「行動を止めさせる対処法」を求めるのに対し、佐山先生は「行動を時間内に終わらせる手助け」を提示する。
そこには発達障害の子が抱える過敏症に起因するストレスがあり、それを解消する反復行動が安心に繋がる。
金の卵……自閉スペクトラム症の片寄った行動の中にある本音を紐解く。
一緒にいてもわからないことがある……
健常者でもなかなか難しいそれを、より顕著な発達障害の子供を通して理解する。
親の鬱によるネグレクト、子供の親への無償の愛に(無意識に)付け込んだ依存と、結果アダルトチルドレン化する子供……という負の連鎖。
志保は子供を安心させ、本音を引き出す。
それを皮切りに、支援で良い方向に向かうところで話が終わる。
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発達障害と言われる子どもが増えている。彼らのことが知りたくて読んでみた。
ADHD、自閉症スペクトラム、LD、それぞれ特徴があるが、明らかにという子もいれば重なっていたりボーダーが曖昧だったり素人にはなかなか判別できなくて…
この作品に出てくるように、学校とクリニックが連携している自治体ってあるんだろうか。
障害を理解して周りが変われたらみんなもっと生きやすいだろうに。
私もまだまだ心が狭いなぁと学ぶこと多し。