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自分を見失ったときに読むとホッとします。
2006/01/09 02:28
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:豆丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
るきさんは日常しかかかれてないほのぼの系まんが
30過ぎだと思われるマイペースかつ規則的に生きるのがこの本の主人公。
時代背景はバブル期終板だったかな?
でも、今読んでもとても面白いし、マイペースさに救われます。
同じ靴・同じはさみを沢山買ってそこらじゅうに置いておくってとても便利だと気づかされたりする。
また、主人公の友人がいい味出していてるきさんと正反対のようでなんだか似ている、
この本の良さを説明するのはちょっと難しいけれど期会があればぜひとも読んじゃってください。
とく一人で生きる女性にお勧めですよ。
これぞ、エッセイ漫画の最高峰!
2011/10/08 17:28
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高野文子さんの描く漫画には、きちんと暮らす日々、生活が織り込まれている様に思う。
この『るきさん』からも日々を溌剌と暮らす姿が感じ取られて好印象を持った。
冒頭の一コマ目、バリバリ仕事をこなす為、長い髪を後ろで結んで凛として作業に臨むるきさん。
二コマ目は、彼女のお仕事(仕事にお、が付いてるのが何とも好印象)
お医者の保険の請求を加算機で打ち込みするのに、お薬の名前を呟きながらタイピングする
微笑ましいるきさんの姿が。この二つのコマで既にるきさんの事を好きになった。
彼女は一ヶ月分の仕事を一週間でこなし、プライベートでは髪の毛を解き、図書館に出掛けたり、
郵便局へと切手を求めに行ったりと充実している。夕飯を食べ、お風呂に浸かって、寝床で読書をする。
なんて肩の力が抜けているんだろう。うらやましい位に自然体だ。
友達の『えっちゃん』とも名コンビなのがよく分かる。ほっこりするなぁ、うん、気持ちがほぐれるよ。
ラストの飄々としつつも大胆な話の終わらせ方には驚かされたけど、
それもまた『るきさん』っぽくて好きだった。あ~、面白かったなぁ!!
るきさんで笑おう。
2003/12/18 00:00
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BIT - この投稿者のレビュー一覧を見る
るきさんを読むと、元気が出る。
確かに、のほほんとしたるきさんの生活に癒されているという部分もある。
しかし、それ以上に、単純にこの漫画はおもしろいのだ。
何回読んでも笑ってしまうコマがある。
普通の人の生活にもありえる、細かい、しかも確実に笑ってしまうネタがちりばめられている。
しかも、完璧に計算されたテンポと構図とセリフで。
「豊かさ」とか「人生」とか考えさせられる漫画ではあるけれど、敢えて単純に笑うために読むというのも、この本の読み方としてアリだと思う。
つまり、いろいろな読み方ができるということ。
一冊で何度でもおいしい、素敵な本です。
名もなくフツーにのんびりと……。
2002/06/19 21:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あたしなんか 今すっごい 贅沢な気分した」
「した 手持ちの宝石売りながら暮らす 没落貴族のハイミスの気分」
るきさんは在宅の仕事。
医者の保険の請求を代行している。
電卓をはじくのがとても早い。
だから、一ヶ月の仕事が一週間で終わる。
でも、もっと仕事をしよう、などとは考えない。
るきさんは、のんびりと暮らすライフスタイルを選んだのだ。
とくべつ給料がいいわけでもないので、シンプルで質素な生活となる。
世間の流行とは無縁だけれど、キャリア・ウーマンの親友、えっちゃんが、ときどき世間の風を吹きこんでくれるので、それでじゅうぶんなのだ。
最小限の金だけ稼いで、多少貧乏でも、のんびりと暮らす、というライフスタイルは憧れなんだけど、これを、るきさんがやると、21世紀版「風流」な暮らしになる。
金がなくても、おもしろおかしくすごせるのだ。
ずっと手元に置いておきたい一冊
2016/03/24 20:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:メロリーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
PCがあるし今ではかなわないだろう時代のとってもうらやましい生活。在宅の仕事で一か月の仕事を一週間で終わらせてのんびり過ごす。劇的な事や特別なドラマは何も起きません。お金のかかる趣味もなく。それなのになんて贅沢で豊かなんだろう。親友のえっちゃんがキャリアウーマンでファッションやお買物大好きでるきさんと対照的なキャラなので、よりるきさんが際立ち、えっちゃんが登場する事でのんびりした世界にも動きが出る。本当に何度読んでもあきないマンガです。
日本的でアメリカンな
2023/10/18 13:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LALA - この投稿者のレビュー一覧を見る
出会ったのは数十年前ですが、引っ越したり紛失したりする度に何となくまた購入してしまう一冊です。特に事件が起こるわけでなく、何気ない日常の一コマを描いた短編の連続なのですが、絵がポップで可愛く、それぞれのエピソードもほのぼのとしていて、持っているだけで癒されます。るきさんと親友のえっちゃんの距離感がとても程よく、きっと一生の付き合いになるんだろうなぁ。。。と楽しい想像が尽きません。
和やかで確かな人生
2019/04/14 01:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ10年来の愛読書なのだが、この漫画の最初の日付が 88.6.2 となっていて、その度に驚く。
バブルの時代から、こんな女性像を描けた高野文子氏は、噂通り天才なのであろう。
何度読んでも飽きないのは、ストーリーの軽妙さもあるが、絵の上手さもあると思う。
何も精緻に描きこまれた絵だけが巧いのではない。
肝心な線だけ残して後はデフォルメ
これが出来る人が漫画が上手い人なのだと、つくづく感じる。
軽妙洒脱という言葉を、この作品に贈りたい。
こういう本に巡り合えた自分は幸運である。
一人で生きている、生きていきたい、特に女性へ。
人生の道連れに是非「るきさん」を。
淡々と、楽しく生きる
2018/05/29 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アンパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活を淡々と、しかし羨ましいほどに楽しんでいるるきさん。あんな生き方ができたらいいなと思う。
るきさんとえつこさんの、つかずはなれずの関係性もとても良い。
とにかく笑える
2017/06/25 00:50
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投稿者:やまさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑いなしでは読めません!
漫画になっているので、普段本を読まない人でも楽しむことができます!!
るきさんの生き方、考え方が素敵で何度も読み直してしまう本です。
おばあちゃんになっても大切にしたい本
2017/03/09 10:51
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投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
購入してから、
すでに10周くらい繰り返し読んでいます。
話も覚えてしまいました。
でも全くあきません。
少し時代が古いのが逆に親しみがもてる気がします。
スマホじゃなくて固定電話とか、バブリーな服とか…
この時代を生きてたわけではありませんが、
懐かしくもあり、るきさんのひょうひょうした生き方に、憧れを感じます。
高野文子さんのシンプルだけどセンスのある色使いも素晴らしい…
疲れた時でも、サラッと読めるところが好きです。
るきさんの生活は皆の憧れ
2016/01/31 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
るきさんの生活は皆の憧れ、こんな生活してみたい。話の雰囲気と絵柄がぴったり合っていて読んでいて心地よい。
大好き!
2015/07/12 10:46
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投稿者:hohoho - この投稿者のレビュー一覧を見る
プレゼントに、子どもが気にいってたまに取り出しては読むのできれいなものを、と3冊めになるでしょうか?
単行本サイズのものも持っていますが、元気がないとき枕元に・・・。
著者自身はさほど思い入れもないし気にいっているわけではないというこの『るきさん』だけれど、私は大好きです。
読み飽きませんし、なんだか癒されてしまう。
るきさんの淡々とマイペースな日常、満たされている感に(毎日ばたばた気持ちも体もあくせくしている自分としては)憧れてしまうのかもしれません。
るきさん、マイペース過ぎて微笑ましい
2006/12/19 17:28
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
AERAの日本のマンガ特集に関連した記事で、
荒俣宏さんが、高野文子さんのことを、「マンガでしか、表現できないことをやっている」と、言っていたので、そりゃ凄いと、興味を持ち、読んでみました。
メインの狙いは、「黄色い本」で、今回は、一応「黄色い本」への前ふりです。
この「るきさん」雑誌HANAKOに連載さられていたみたいです。
医療事務の計算業務を在宅でやっている、るきさん。
仕事はめちゃめちゃ手早く、一ヶ月の仕事を一週間でやっちゃいます。
るきさん、めちゃめちゃマイペースです。
図書館では、子供と本の奪い合い、趣味は切手集め、ギーギーいう郵便局の扉をいつも開け、欲しい切手を虎視眈々と狙っています。
手紙を出すという、友人のえっちゃんに、シブすぎる切手を渡し、
ちょっと嫌がられています。
流行にとらわれないファッションなので、昔の写真を見ても、るきさん、殆ど変化なし。
基本的に、御気楽なるきさん、OLのえっちゃんに成り変わることを夢想するエピソードも
笑っちゃいます。
(えっちゃんのお茶の評判をあげとくわよとか、
5時になったら帰ってもいいんでしょとか、言ってます)
ラストに(このパートだけ、恐らく単行本用に書き下ろし)
イタリアに現在滞在中という、るきさんからお便りが届きます。
相変わらずのるきさんの様子から、本当にイタリアに行っているのか、
ちょっと不明だったりします。
これ、高野さんが、こんな感じの人なのか、
流行や周りにとらわれずにこういう風に生きたいというテーマなのか、
あまりよく知らないので、ちょっとよくわかりませんが、
バブルは終わったかもしれないけどまだデフレ前のリッチな時期に描かれたはずなのに、
微笑ましくて、なんかいいですね、、。
総天然色るきさん
2002/07/31 21:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アカシア・ペコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まんが『るきさん』はオールカラーだ。文庫版だとなおさらお得感が増す。実は白地もけっこうあるけれど、目にやさしく配色されているので、ほとんどオールカラーだと言ってよい。色が記号として使われているような気もする。話ごとに色気がある。オールカラーだろう、おそらく。
さて、主人公・るきさんにはるきさんワールドがある。サザエさんにサザエさんワールドがあるように。るきさんはいつまでもるきさんのままである。ただし『るきさん』においては家族を意識させる描写が無ければ、団欒も無い。代わりに他者としてるきさんの友人・えつこさんが登場してくるわけだが、えつこさんにもえつこさんワールドがちゃんとある。パースペクティヴの異なる二人の生活観の並置は読者の生活観とも相対化されやすいから停滞感のどつぼには嵌まりにくくなっている(この感想は単行本で読むという事情にも関係するだろう)。ところが『るきさん』はあくまでまんがなのであり、まんがの枠のなかでは完全な停滞がたしかに続いている。だから『るきさん』が最終回を迎えるとき、るきさんはるきさんワールドをすてざるをえないのだが、「世界」と「わたし」とは依然ちかい場所にあるもので、それは読んでからのお楽しみ。
日常を描く
2002/04/24 22:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日常」のみを描いたマンガ。ほのぼのとした感じがいい。なぜ「ほのぼのとした感じ」がするかというと、それは一コマの情報量を見ればわかる。世間でいう「売れるマンガ」というのは、一コマの中に膨大な「情報」や「意味」を詰め込んだ作品が多いように思う。それに対しこの「るきさん」は、ど〜でもいいことにコマを使っていて、それがすごく「ほのぼのとした感じ」を作り出している。ここに何か変わった情報があるわけでもないし、特別な意味がこめられているわけでもない。ごくごくありきたりな独身女性二人の生活が、「普通」に描かれているだけだ。それなのに、この本を読むと、他のマンガにはないものを感じてしまう。それ以上うまく言えないので、ぜひ読んで欲しい。