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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
それでもだいぶ分かりやすく書いてるんだろうけど。
無理やりストーリーを作るから、キャラクターも極端になっちゃうんだろうな。
特殊詐欺の話は、経緯と結末が理解できなかった。
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裁判官を中心に据えて、久しぶりにどストレートな法律ものだった
部長の好々爺ぶりを表すエピソードがもう少しあると、より好み
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とある事件がきっかけで裁判官を目指した由衣。やっとの思いで刑事部へ異動したが、そこで出会った「嘘が見抜ける」裁判官・紀伊との相性は最悪で…
感情で動く由衣と理系の紀伊。正反対の2人だけど、回を重ねる毎に少しだけ変化していった気がします。
テンポよく読めて読みやすかったです。続編希望です。
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【裁判所の「中の人」から犯罪はどう見えているのか?】新任判事補と癖が強すぎる裁判官が、市内で起こる特殊詐欺事件に挑む。現代の姿を「司法」であぶりだす社会派リーガルミステリー。
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※
任官3年めの新任裁判官が、先輩裁判官の
嘘を見抜く目を見定めて法廷に立つまでの
成長物語。
一つひとつの事件はバラバラで繋がりなんて
感じさせないが、裁判が進んでいく過程で
徐々に繋がりがみえてきくる。
何がきっかけでそれぞれの事件が発生し
どう関わっているのか、紐解いていく
過程が読んでいて楽しい。
事件が
特殊詐欺に少しずつ絡んだ事件が、次々に
裁判にかけられる。
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法律用語が難しかったが、話自体はテンポよく進んでいくので読みやすかった。
短編集なのだが、最初の特殊詐欺事件がどの話にも関係しているのが面白かった。
任官3年目で希望が叶って刑事部に異動した主人公の由衣。一癖も二癖もある先輩紀伊と部長の阿古と関わりの中で判事補として成長していく。
最後ようやく紀伊に認められた由衣。今後の成長も見てみたいので続編に期待。
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感想
他人の嘘が見える。どれだけ楽でどれだけ辛いことか。けれども人間はそんなふうにできていない。だから証拠を集め、論理を駆使する。
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この作家の小説は法律用語が飛び交って、作品に同化できなるなる傾向にある。ただし、この作品は読みやすい。現在の特殊詐欺事案も踏まえながら、新米判事の立場で読み進めることができる。
短編集でありながら、裁判官の目利きに焦点を当てた珠玉の作品だと思った。
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主人公の日向由衣は任官3年目の判事補。裁判官としての研鑽を積むため特例判事補である紀伊真言(きいまこと)が「嘘を見抜けるかを見抜け」と指示されてしまう…。紀伊の裁判を傍聴して、紀伊が被告人の嘘を見抜き事件の裏側に隠されていた真相まで裁判の中で明らかにしていくのを肌で感じ取る由衣。紀伊の裁判での有り様は素人からすると異端にも思えるが法律の範囲内の事らしい。5話収録の連作短編集。全話通して特殊詐欺グループ事件が絡んでいて危機感を覚えたし考えさせられるエピソードもあった。
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作者の作品の感想を書くたびにどうしても同じ言葉からスタートしてしまう。「多才」。これもまたこれまでの作品とは全く違う角度から法廷作品を作り上げた。紀伊さんのファンになってしまうわ。これまでの作品にも登場したようなちょっとうざい女性キャラの由衣が主人公だが、この連作ではそのうざさがワリと早く解消されて好感を覚えた。続編を読みたい作品
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裁判官の紀伊真言が如何にして被告人の嘘を暴いていくのかを、判事補の日向由衣が紀伊の裁判を通じて紀伊の謎を探っていく。
特殊詐欺絡みの事件を5話の小説に通底させながら、それぞれの被告に隠された事情を僅かな調書から紀伊が解く様は、裁判所という審判の場における「正義」を具現するようで心強く好ましい。
日向結衣が幼いのはご愛嬌か…。
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勉強になる! 裁判官という職務の現実と難しさをエンタメたっぷりに描いた法廷ミステリー #嘘か真言か
■あらすじ
志波地方裁判所の判事補の日向由衣、念願の刑事裁判に着任し、新たな人生をスタートを切る。同地裁の裁判官、紀伊真言は人のウソを見抜いてしまうという噂があった。日々刑事事件の裁判を扱っていく中、由衣は一人前の刑事裁判官になることができるのか…
■きっと読みたくなるレビュー
裁判官からの目線で綴る法廷ミステリー、全5編の連作短編集です。弁護士でもある五十嵐先生の作品、今回も法律をベースにしたミステリーを堪能させていただきました。
これまで法廷ミステリーは数あれど、裁判官を主眼にした作品は初めてでしたね。弁護士や検察官からの目線だとストーリーが想像できるんですが、双方のバランスをとる裁判官だとどういう筋立てのお話になるのか楽しみだったんです。
これが上手く書かれてるんですよ~、さすがですね。各章の初めに事件のとっかかりを語り、その後はすべて裁判所内で物語が進行する。裁判をとおして少しずつ事件の裏側が見えてくるんですが、これが想像以上に深くて読み応えがあるんすよ。
裁判って一般人には縁遠い世界だし、どんなものか垣間見たいという欲求もあって、思った以上に読んでて楽しい。登場人物もひとりひとり愛着があるし、想像以上にエンタメまとまってます。
生成AI、不法滞在外国人、古くなった法律問題など、扱われるテーマが今の法律界隈で課題になっているものばかり。また全話通じて特殊詐欺という流行犯罪をベースに書かれているから、連作集としても面白いんです。法律という難しい題材なんですが、切り取ってる部分が現代的なので、興味関心を持たずにはいられないんですよね~
しかしどの事件も優しくない社会の隙間からこぼれ落ちた人たちの苦悩が染み出ていて、読むのがつらい… 裁判官という仕事はしんどそうだなぁ。自身の心情をゼロにして、他人の人生を決めなきゃいけない。それでも機械のような四角四面な判断では真の意味で人を救うことができないし、裁く人のほうが苦悩が多そうでした…
新しい知識や社会課題を学べる一冊、これからの展開も気になる作品でした!
■ぜっさん推しポイント
今日のお昼のニュースで、カンボジアで特殊詐欺グループが逮捕されたという報道をみました。いつまでたっても根絶されない特殊詐欺、本書に書かれているような様々な犯罪スキームがあるんでしょうね。
詐欺に加担するのはダメってことくらい誰でもわかるんですが、その背景には様々な事情がある。そして騙された人は、さらに不幸になるという負のスパイラルになってしまう。
この社会問題を解決するためにはどうすればよいのか?自分に関係ないと思わず、我々ひとりひとりが「考える」ということが重要なんでしょう。
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五十嵐さんのリーガルミステリーシリーズの中でも、本作は割とライトかつ安楽椅子探偵っぽさがある作品だったかなと思います。
本作の構成としては、連作短編で主人公は判事の補佐をする判事補。その判事補がキレ物の先輩判事とともに、いろいろな裁判を担当するというお話。
これまでの五十嵐さんといえば、学園リーガルミステリーの印象が強かっただけに本作の判事という主人公設定は、リーガルミステリーど真ん中の設定だったのかなと思います。しかし五十嵐さんのリーガル系は割とライトな作風なので、そこまで堅苦しい感じはないのですが、個人的には少し物足りなかったかなという印象でした。
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裁判官側からの視点で淡々と進むイメージでした。連作短編で詐欺集団が繋がっていますが、結局大元を壊滅できたとかではないようで。
シリーズ化されそうな気もします。やっと新米(3年目)裁判官が事件に関われそうですし。
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噓を見破れると言われる裁判官と、本当に噓を見破れるのかを検証する新米判事補
特殊詐欺を軸に短編が繰り広げられます。
わかりやすく読みやすいですが、五十嵐さんの長編そろそろ読みたいなぁー