独特な話の展開に、ハラハラしました。
2025/05/06 21:05
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
オビに「『近畿地方のある場所について』背筋氏、絶賛」と書かれていたため、以前背筋さんの作品を読んでいたので(『近畿地方の〜』も読んで、レビュー書きました)、購読しました。
いかにもできた小説のように、独特の世界観が描かれています。あまりにも独特過ぎる話の展開に、今後はどうなっていくのかと、ハラハラしながら読み進められました。
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投稿者:枝豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SCP好きは本作を気にいる人が多いのではないだろうか。後半から予想してなかった展開になったが、個人的にはその点含めてとても面白く読ませていただいた。
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投稿者:朝4時 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「右園死児化」という言葉がしれっと書かれておりなんだよそれなどと思って読んでいたのですが
読後、日常生活の中、例えば洗濯機の中を掃除しながら「うわー、これは右園死児的な汚れだわ」とか、ちょっと食品にカビを見付けては「うーん、右園死児的案件」とか心の中で言うくらい病み付きになる言葉となりました。
報告書にしてはホラー感を煽る言い回しだなあと思うところや、淡々としているわけでもないよねと思う箇所がちらほらあるのですがその方が楽しく読めるので良い!と思いました。エンターテイメント的に楽しめる良い塩梅でした。
かっこいい登場人物も多かったし。とても楽しめる本でした。あと、所々お茶目(?)だし。首相が右園死児に改名して首相を失ったとか笑えました。読んで良かった。
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SCPとかが好きな人には刺さるかもしれない、それとSFアニメとか。
とにかくこれを中学生とか多感な時に読まなくて良かったかもしれない、それくらいオタクに好きな要素が多すぎる。
右園死児っていう謎の文字列(物や人)が最初は不気味で人類の敵って感じだったのに最終的には日本滅亡の危機に立ち向かうのが右園死児の要素が加わったメンバーとか、興奮するでしょ。最後はもうめちゃくちゃな世界になってしまったけれどちゃんと夜明けは来て脅威は過ぎ去っていてちょっと清々しさすらあった。ちゃんと後日談もあっていい。あと不穏で終わらせる感じ、この小説はなんか映画で観たいな〜とすら思った。
ただ人が死にすぎている、人類大丈夫??体が爆散したり臓器がめちゃくちゃになる場面はさすがに強すぎだろって思って笑ってしまった。
個人的に好きな人物は売春婦。醜女って書いてあったけど要所要所に出てくる場面では良い女すぎる。右園死児のマザー。
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なんか壮大に訳分からんかったが、嫌いじゃない
最初は怪異、オカルトだったのが最終的に異能バトルになった
お前は誰だ、錯覚的首吊り死体
お前だけ1ミリも理解できん
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最初から途中までは報告書形式になっていて、それが斬新で面白いと思った。
しかし、右園死児化したモノを始末しに実行部隊が動き出すとこらへんからちょっと微妙かなとどうしても思ってしまった。
右園死児がなんなのか、はっきりした設定が欲しかったかも。
ぼやけた面白さがいいのとよくないのと作品によって違うけど、右園死児は知りたかったかもと思ってしまった。
もう一度読み返すとしたら最初から半分くらいまでかなぁ。
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#右園死児報告 #真島文吉 #読了
『右園死児』という人物あるいは動物についてまとめた報告書
というだけだと思ってたら後半まさかの展開だった。
対策しようとすればするほど深みに落ちていく感じがいい。
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今流行りのモキュメンタリーかな? と思ったけど違った。『右園死児』という様々な事象とか人物とか怪物とかあれやそれの報告書かな。
最初だけ。
右園死児の報告案件は面白かった。
他の人も言っていたけれど、SCPとかそういうものを想起させる。基本的に話の内容が短いので読みやすいし、右園死児という得体の知れない事象が次に何を起こすのか楽しみだった。
そういう話は好きなのでページを捲り、報告案件のタイトルを見るだけでも胸を躍らせたものだが、後半は何だか状況が変わってきたような気がする。SF要素? あれは結局必要だったんだろうか。
素直に報告案件を書き連ねてくれれば素直に楽しめたのに、後半の展開が個人的には残念。「こういうのじゃないんだよなぁ」と。
作者さんが宣伝と称してXで短編を投稿しており、それに惹かれて本作品を購入したけれど……後半がこれじゃなぁ。
あ、でも最後の一文は寒気を覚えた。素直に「怖っ」と思った。これ結局どうなるんだろうか。続編とか出るのだろうか?
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いろんな事象の報告書が連なって、実態を見せるところは『近畿地方〜』と似てるんですが、こちらはずっと単一の物事を解き明かそうとしてるので、実は繋がってるの?!みたいな驚きはそこまで無いかも。
ノンフィクションっぽさはなく、怖さは控えめ。
想像すると結構エグいシーンは多いのですが、描写も控えめ。
グロさが大丈夫か、あまりその辺りを想像しないようにしている人にはおすすめです(私は後者です)
以下少しぼかしたネタバレ↓
怖さについて控えめと記載したのですが、途中で『お、怖くなるかな?』と期待していたら、後半なんというかSFのような、世間を大々的に巻き込んで特撮のようなゾンビ映画のような…スペクタクル!って感じになったので怖くなくなりました笑
特についてくるアレを操作するあたりがアクションゲームみたいで笑った。
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1.報告書型モキュメンタリーという新しいジャンル
2.最初は結構乗り気だったが、慣れてくるとちょっと長く感じた。
3.書籍だけじゃ、もったいない!
アニメ化したらめちゃくちゃ面白そうなので、希望!
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核心は書いてないけど、若干ネタバレだったらすみません。
右園死児という怪異にまつわる報告書で構成されたホラー。でありながら、ディストピアSF的でもあり、哲学的でもある。
流行りのモキュメンタリーホラーを期待すると、ちょっと思ってたのと違う、てなるのでご注意を。
報告される怪異は不条理で、人が介入できそうになく、各報告書の内容が魅力的。何が起こっているのか、どこで繋がっているのか、わくわくと読み進めるうちに、報告書は急速に様相を変えていき、重苦しく鬱々とした感情に堕とされるのもまた良い。
ちょっと気持ち的に重苦しくて、間に休憩を挟んだけど、一気に読まずにはいられない(色々な意味で)。私はだいぶ行きつ戻りつしたので、紙で読むのがオススメ!
あと、そこそこの頻度で人体が損壊したり、人が景気良く散っていくので、描写はグロくないけど、苦手な人は注意。
私はすごく好きだったけど、スカッとするエンターテイメント的なホラーというよりは、鬱屈としたディストピアホラー(そんなジャンルはない)という感じなので、人によって(というか、期待しているホラーへのイメージによって)評価が分かれそう。思ってたのと違う、でも面白い、好き!て感じでした。
人間て、愚かな…と悶々としている…。
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Xで著者の広告投稿を読んで購入。現代モキュメンタリー風小説かと思ったらSCP系かつバチバチに殴り合うディストピア系小説だった。つまらなかったわけではないけどちょっと騙された気分。じゃあ事前に「カクヨム」で読んどけよってのが今回の教訓ですかね...。
怪奇ホラーであるものの、いくつかの怪奇現象、作中でいう右園死児現象には怪奇性があるものの考察の挟まる余地は少ない。ただ右園死児だからしょうがない、右園死児であることが理由である、というある種のぶん投げのような感覚を受けた。理不尽とも言える。
最もSCP系にはそこまで明るくないが総じて理不尽なものと思っているしそこに向けた話である以上そういうのを求めるのはナンセンスだとは思うが、単行本の帯で「背筋氏、絶賛」と宣伝されてたらそういうホラーを期待しちゃうじゃないか。
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得体の知れない右園死児に関する
報告書や音声データなどがならべられ
年代がすすむごとに
その謎と不気味さは深まっていくばかりで
いったい、これはどこへいきつくのだろう
と静かな緊張感があったけれど…
報告者たちが動き始めてから
世界が広がりすぎ
誰もが想像でき得る限界を越えてしまい
結局、何があったのかわからなかった。
この世界観を理解できないならしょうがない
と取り残されてしまった感じ。
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序盤の未知の概念を報告するところがピーク
その後は何を描きたいのか分からなかった
長々と報告書パートをやったにも関わらず大した伏線もなかったのでガッカリ
文章に違和感
報告書でこの書き方するか?という箇所が多い
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前半はひたすら報告、報告、報告と続き、いつになったら本編が始まるんだ?と思いながらしばらく読んでいたが、徐々にこれも本編なのかと理解。
SCPのようで、とりあえず右園死児という名前自体も死を誘発する危険があり、右園死児化した人間や生物は更に危険度MAXで特別施設で手術を行い、体の大きい生物にその者の一部を入れてしまうことで中和されて危険度がいくらか下がるなどの報告。
鳳凰の報告10号「け異ブまン」
時に応じて瞬間的に移動する横穴があり、その最深部の部屋に、顔を認識すると死ぬ人体が存在する。その部屋から移動することはないが、部屋のどこに立っているかは一定ではなく、入口に仁王立ちしているケースもある。
↑私のお気に入り
後半は戦闘多め。報告だけ聞いていても単調で、あまり面白みを感じない。