「脳と腸」が、密接に情報をやり取りしているらしい
2024/12/15 14:42
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
腸の中のミクロな生き物「腸内マイクロバイオータ」が、
睡眠、記憶、精神疾患、発達障害・神経疾患、
食欲・肥満に重要なはたらきを担っていることを、
生理学、神経科学の最新研究で解説。
重要な点を、太字・ラインで強調していてわかりやすい。
各章にまとめがあり、それぞれの章の要点がわかりやすい。
脳腸相関とは何か、「腸と脳」のつながり
ここまでわかった!「脳を支配する腸」の最新研究
腸のブラックボックスを解き明かす、
腸の中で何が起きているか?
腸から、肺・肝臓・腎臓・循環器系・筋肉へ
プロローグ「腸と脳」Q&A
食品と医薬品の違い、
「医薬品」、「医薬部外品」と「保健機能食品」の
「栄養機能食品」、「特定保健用食品」、「機能性表示食品」の
違いがわかりやすくて、スッキリ!
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腸と脳が情報をやり取りして、お互いの機能を調節している仕組み「脳腸相関」についての本。
腸と睡眠の関係、腸と記憶力の関係など腸と関係あるの?と思えるものにも腸が深く関わっている。
「腸管には約4億~6億個のニューロンが張り巡らされていて、独自の神経ネットワークがある」という。腸は「第2の脳」と呼ばれることから、なんとなく腸は消化機能だけではない機能があるとは思っていたが、神経細胞があるなど腸はまるで腸と脳は同じような機能があるなんで本当に驚く。こうした緻密な機能が、進化の過程で偶然にできたなんて、信じられるのだろうか。そんなことをつらつら考えると今日も眠れない。
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腸って面白いなぁと思いました。
第二の脳とも言われているので、スナック菓子ばかり食べている場合ではないと反省しました。
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腸内環境のはたらきが、まだよく分かっていないことが分かった。
安易に「こうすれば良くなる!」などと言っていないところに、好感が持てる。
様々な専門用語を散りばめて、その先の勉強に繋げやすくしようとしてくれている、ブルーバックスらしい文章展開。
ただ、その専門用語を読んでも理解はそれほど深まらなかった。
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腸と脳の腸脳相関だけではなく腸は肺や肝臓、筋肉とも相関関係があるという研究もされていて非常に興味深い。
個人的には腸と丹田にも関係性がある気がします。
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<感想>
・マイクロバイオータの重要性は認識していたが、すべての臓器と腸のつながりなど最新の研究の成果はすごい。
・改めて食物繊維を摂ることの大事さを認識。
【目次】
第1部 脳腸相関とは何か
第1章 「腸と脳」のつながり
第2章 蝶と脳をつなぐマイクロバイオータの登場
第2部 ここまでわかった!「脳を支配する腸」の最新研究
第3章 腸と睡眠の関係
第4章 腸と記憶力の関係
第5章 腸と神経疾患の関係
第6章 腸と発達障害・精神疾患の関係
第7章 腸と食欲・肥満の関係
第3部 腸のブラックボックスを解き明かす
第8章 腸の中では何が起きているのか?
第9章 腸からさまざまな臓器へ
第10章 脳や体をうまく使うには腸を整えよ
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網羅的に腸脳相関について書いてあるシステマテックレビュー。メタアナリシスはあまり出てこなかったけどないのかな
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脳腸相関に興味があって、手に取った一冊。
流石、安定のブルーバックスさん。
腸が「第二の脳」という表現がとても腑に落ちた。
これからも定期的に学んでいきたい分野。
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専門的な用語が飛び交っていて、特に後半の腸脳相関のあたりは一読しただけでは全く理解できなかった。読み手側の知識不足なので、本著に問題があるわけではない。
腸が重要な器官であること、うつ病にはプロバイオティクスの摂取が確かに有用であることなどはなんとなく理解できた。納豆は食べていたけど、ヨーグルトなどはあまり食べていなかったので、意識して食べるようにしたい。
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腸の働きについてもう少し詳しくなりたくて、
手に取った本。
安定のブルーバックスというか、
現時点(この本の出版時点)の最新の科学で
分かっていることをできるだけ平易に書いてくれています。
が、素人にはやはり簡単ではない。。
とにかく結論だけ知りたい自分のような
せっかちタイプには、各章の最後にまとまっている
まとめだけ読んでもよいのかも。
人体の理解で中々難しいのは、
動物(例えばマウス)で分かったことも、
必ずしも人体でも言えるとは限らないということ。
さらに腸の中の様子は、
人種によっても異なるみたいで、中々複雑です。
さらにこの食べ物を食べておけばOKという訳でもなく、
多すぎることもマイナスに働く可能性があるとか。
結局、腸内環境を良くしようと思ったら、
バランスの良い食事をとる、
これに限るということだけは分かりました。
魔法のような裏技を求めている人にとっては、
拍子抜けするような結論ですが、
人生まぁそんなものかな。。
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ストレスを感じてお腹が痛くなったり、長時間食べずにいると、お腹がすいたり。脳と腸が互いに関係し合っていることは、何となく分かる。しかし、腸内バイオータ、つまり腸内に棲む全ての微生物の種類やバランスによって性格などにまで影響すると聞いて驚いた。また、肝臓や腎臓、肺の病気にも関連しているとは。しかも、その理由が丁寧に科学的に解説されている。やはり、腸内環境をいかに整えるかがとても重要なんですね。コンビニ弁当や、インスタント食品、薬なんかは、確実に腸内環境を悪化させる。サプリなんかはまやかし。バランスよく野菜中心の食事を心掛けないといけないことを痛感しました。
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まだ、実験結果が少なく予測の範囲ですが、興味深い内容でした。あらためて、人の体の不思議と凄さを確認できました。腸内バランスを整えます(笑
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