最後はモヤモヤ感が残る内容
2025/01/25 11:26
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きな柚月作品。心臓の病気を治すために手術ロボットを使いこなす主人公と、従来型の手術がうまいもう1人の医師が登場しますが、正直どちらも好きになれませんでした。でもそれでストーリーが面白くないわけではありません。後半の手術の場面はまさにドクターXの世界。ストーリーに意外性はありませんでしたが、すごく医療のことを調べたんだろうなあと思いました。結末がボヤッとしていて、正直モヤモヤ感が残る内容でしたが、続編前提なんでしょうか。
さすが柚月ワールド
2024/12/07 13:16
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぐいぐいと引き込まれました。さすが柚月ワールドといった感じです。ロボット手術はこれからメインになってくるでしょうから、そういった点からも読み応えがありました。
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手術の描写がすごい。まるで目の前で手術が行われているような錯覚に陥った。
西條と真木。得意な技術な異なるだけで、二人とも信頼できる医師で良かった。
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【ぶつかり合う二人の医師の志。命を救えるのはどちらの正義か】手術支援ロボットを推進する心臓外科医とドイツ帰りの天才医師。少年の治療方針で二人は対立。命か医療の進歩か、正義はどちらに。
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文庫530ページ超えでも一気読みでした。
医師をはじめとした医療全体の在り方を考えさせられる社会派の一冊。
柚月さんの書く主人公はいつも愚直で仕事人。今回はちょっと違うのかなぁと思って読み進めましたが、今回も真っ直ぐな人でした。大病院を巡る構図や権力とかはよく作品になるけど、読後にクリーンな風を感じるのは主人公が真っ直ぐな柚月作品だからかなと思う。
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ドラマ『ブラックぺアン』の原作かと思うほど、ストーリーの雰囲気が似ていた。
医療ロボット推奨の西條と素晴らしい腕を持つ真木という2人の医者の思いを丁寧に描いており、とても読み応えがあった。
柚月裕子さんの作品が好きで、今回の新作も楽しみにしていたが、私には医療用語が難しく病院の人事制度なども理解が追いつかなかった…
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重厚な医療サスペンス。
とてもリアリティがあり2人の天才心臓血管外科医に引き込まれた。
何が正義なのだろう?と考えずにはいられない。
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感想
犠牲の上に成り立つ進歩。だが許容してはいけない。医療には人の力が必要。一握りの天才が全てを解決するわけではない。だが英雄はいる。
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プロローグで語るのは誰?
と思いながら読み始めたのに、いつしか忘れていた。西條と真木2人の心臓外科医から目が離せない、気持ちが離れない。
命と向き合う2人の姿勢には共感することがあり、疑問を抱くこともある。
彼らが医療に向き合う真剣さは尊敬する。
そしてエピローグ
どうか…どうか…と願うだけ
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主人公が好きになれない。読むのがしんどかった。
大きい病院のお医者さんはこんなことばっかり考えるようなヒマな人ばっかりじゃないと思いたい。
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柚月裕子『ミカエルの鼓動』文春文庫。
今度の柚月裕子の小説は医療ミステリーである。
柚月裕子にしては、珍しくかなり物足りなさを感じる小説だった。この小説の最大の山場である心臓に難病を持つ少年の手術の後で長々と登場人物の過去が語られたことで冗長的になったこと、その分『ミカエル』の問題はお座なりに描かれ、プロローグとラストの登山シーンは理解出来ないし、主人公の家庭問題も取って付けたようで雑音にしかならない。
手術支援ロボット『ミカエル』を使った心臓外科手術の第一人者である西條泰己は北海道の大学病院でもエースと目されていた。しかし、院長がドイツの病院から同じく心臓外科手術の天才医師である真木一義を招聘してきた。真木は西條の目の前で途轍もない速さと正確さで心臓外科手術を完遂してみせる。
焦りを感じる西條にフリーライターの黒沢が取材で近付き、『ミカエル』が何らかの問題を抱えていることを告げる。
そんな中、生まれつき心臓に難病を持つ12歳の少年が手術を受けるため大学病院に入院する。そして、少年の術式を巡り、西條と真木は対立することになる。西條の主張する『ミカエル』を用いた最先端医療か真木の主張する従来の術式による開胸手術か……
本体価格910円
★★★
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医療モノはあまり読まないけど、装画に惹かれて読んでみた。初めて柚月裕子さん。支援ロボットミカエルは天使か悪魔か、そして2人の天才医師の葛藤が激しく描かれていて、めちゃくちゃ面白かった。ちょっと長いけど中盤からは展開が気になって止まらなかった。医療用語は難しいけどさほど気にならなかったですね。医者と患者は平等である。
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最近、仕事帰りに立ち寄る大きめの書店で、
大々的に展開されていた本作。
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この医師は、
神か悪魔か。
医療の在り方を
社会に問う
感動作!!
少年の命を救うのは
手術支援ロボットか
天才心臓外科医か?
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表紙の装丁が気になり手に取りました。
500ページを超える結構厚めの一冊ですが、
続きが気になり一気読みでした。
北海道にある北中大病院。
北海道では各地に限られた医療機関しかないため、
この中央病院は、北海道内では数少ない貴重な存在。
そこで手術支援ロボット「ミカエル」を操作し、
心臓手術を成功させた西條。
彼は、病院長からも一目置かれ、
将来を期待されている存在だった。
そこに心臓手術ではスペシャリストと言われる、
真木がドイツからやってくる。
心臓に病を抱えた少年の治療方針を巡り、
ふたりは激しく対立する。
患者を救うのは、
ミカエルか医師の手か。
柚月さんの作品は、
「ウツボカズラ~」しか読んだことがなく、
本作が二作目?だったのですが。
面白かったです。
ひとりひとりの命に差はないけれど、
でも未来で救える命の数を考えてしまったり、
わかっていても胸が苦しくなる場面も。
病院内の不穏な動きや、
権力争いのような空気、
主人公の生い立ち、
丁寧に描かれていました。
読了直後は、
疲れて放心状態になりました。笑
柚月さんの他の作品も読んでみたいと思います。
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ぶつかり合うふたりの医師の志_
難病の少年の命を救えるのは どちらの正義なのか
最先端の手術支援ロボットの「ミカエル」は
実は不具合が数件でているという事実をしる
「ミカエル」は人を救う天使ではなく悪魔だと…
いま難病の少年の手術を行わなければ
命は助からない
医療の進歩と己のプライドを守るために
ミカエルで手術をするべきなのか…
それとも医師の手で従来の術式で臨むべきなのか…
少年を救うのは ミカエルか医師の手か…
天才心臓外科医の揺れ動く葛藤に
心ゆさぶられました!!
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医師の世界がすごくリアルに描かれていてとても面白かった。こういうの読むとやっぱり外科ってかっこいいなと思う反面、その責任と激務は僕じゃあ耐えれそうにもない。真木と西條どちらも患者の命を救うことに命をかけている一方で西條は医療業界の発展を見据えて行動するのだが西條の気持ちもわからなくもない。
ミカエルという最新医療ロボットに不具合があるとわかっていたにも関わらずそれを隠蔽し使用し続けた大学及び医療業界に西條は一抹の不安を抱えながらも航の手術に挑み、結果ミカエルが不具合を起こし真木による開胸手術へと変更する。そこで西條はミカエルが誤作動を起こすと知っていながらも手術に踏み切ったことに対し医師としての資格がないと嘆くがあの状況じゃあしょうがない気もする。