期待を裏切らない作品
2024/11/10 13:43
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投稿者:奈良坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
個展によって平良を取り巻くものが大きく動いた本編4巻。
すごかった。もったいないけど、途中で止まらなくて、一気に読んでしまいました
前回、舞台出演にあたり清居が悩み苦しみ進んでいきましたが、今回は平良編でした。
平良は自身の変化や決断に清居よりも時間がかかるので、なかなか読んでいてもどかしかったです。新しい登場人物や、これまでの人間関係の変化に、読者のこちらまで、この感じで大丈夫なの?と心配になったり。
しかし今回も清居と二人、さらに野口さんや清居の事務所の人達といった平良と清居が築いてきた関係が確実に固くなっているのを見せられながら、怒涛のラストへ運ばれていきました。
無理だとわかっていても、早くも次の話が読みたくなりました。
凪良ゆう先生は一般小説でも活躍されているのでお忙しいでしょうが、ぜひ、美しい彼のこれからをまだまだ見せてほしいです。
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投稿者:ひーたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の愛を再確認した本作でした。
恩田に振り回される清居をみてヤキモキしました。
でも最後、平良がはっきり言ってくれてよかった。
野口師匠も最高でした。
何があったでも、俺がずっとお前のそばにいる
2024/12/22 16:09
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投稿者:ナツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごいよね、凪良ゆう先生。1か月かけて読み終わった。私とって、清居も平良も野口も、すべでは神様のような存在。清居がいるから、平良はちゃんと成長をする。それこそ、清居はもっと大人になる。二人で手をつなって、もう素晴らしい未来へ進んで。この本を見ている同時に、私は自分のことを考えています。私の夢はなに、そのために私はなにをする、これまでどこいったのて。いろいろのこと考えしました。私は、清居と平良が大好き、でも、それより、彼たちが羨ましいと思います。清居は平良、上田、菅がいる。平良は清居、野口、恩田がいる。それぞれの人達は彼たちを応援します。愛に包まれてということが。
全本見て、私自身も愛に包まれてことを感じる。勇気を取って、泣いてもいい、笑ってもいい、これは私の人生だ。私、清居や平良はいない、でも、私は自分の友達がいる、それ十分です。
これからも、清居と平良と一緒に、頑張ってます!
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投稿者:ちょこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっかり一般ジャンルに転向され、恐らく新作BLはもう読めないだろうと諦めていた作者の待望の続刊。後書きからすると、このシリーズは続き出そう?
清居も平良もかなりぶっ飛んだ人ですが、心情の表現が巧みで、思わず共感してしまう。
またユーモアのセンスが抜群で、色んなシーンで何度も声出して笑いました。平良ママを皇太后呼びする清居のシーンがほのぼの嫁姑でほっこり。
そろそろ買ったはいいが積読になってる一般本も読むか〜という気持ちが湧きました。
一生読み続けたい
2024/11/17 12:52
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投稿者:サヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
平良と清居の関係がまるで色を染めるようで、この比喩表現は本当に素晴らしいです。感無量です。連載と単行本、細かい違いでも趣深いのです。続編、いつまででも待っています!
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投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
ええ!どうなっちゃうのかと思いました。が、後書きでゆっくりペースでもこれからの話が読めるということですので嬉しいです。
平良が頑張る回でした。本当にうざいな、でも幸せなやつですね。こんな複雑なキャラを考え、表現できるなんてすごい先生だなあ、さすがだなあ、エターナル!で乾杯です。
続きが待ち遠しい
2025/04/06 17:52
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投稿者:なお - この投稿者のレビュー一覧を見る
平良が普通になってしまう!と心配してしまいました。
普通じゃなくてキモイ平良が好きと認めた清居と、野口師匠の存在のおかげで、元の平良に戻ってくれて本当に良かったです。
途中で止められず、最後まで一気に読んでしまいました。
成長していく2人をこれからも読みたいです。
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読んだ方々は当然こう思ったのではないだろうか…
あるべきはずのアレがない…
ないよね?見落とした⁇(゚-゚*;)(;*゚-゚)
BLだよね笑笑
アレのないBLって未だかつてないのでは笑
でも凪良先生なら許してしまう…
って偉そうにすいません( ̄▽ ̄)
まるまる一冊2人の絆と成長の巻でした!
素敵なフレーズ、刺さる言葉、たくさんありました。
凪良先生の文芸ファンの方にも是非こちらの作品達を読んで頂きたいものです。
読まないなんてもったいないわ!
わたしはこちらの方が好き٩( ᐛ )و
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美しい彼4巻。
本編の前作から5年たっての発売なので、発売されたことすら歓喜の涙です。
そして期待を裏切らない面白さ。
前半何回か声出して笑ったわ。
平良も清居もまだ大学4年生。
そして平良は個展を出すことになった。廃墟に潜むヌードの自分が覗いているような気持ち悪い、けど、目を惹かれて離せなくなる写真たち。
師匠の野口さんから「もうアシスタントには来なくていい。自分の個展に集中しろ」といわれた。
野口さんには平良のかわりに、新しいアシスタントがついた。
野口さんが口をきいてくれて、個展の開催に強い入江さんを紹介してもらい、学生ながら大盛況に終わる。
最後の日、野口さんが帰り際ほかの人に話しているのを聞いてしまう
「俺はアイツが嫌いだ」
俺は野口さんにいつ嫌われたんだろう・・・・。
平良は野口さんのアシスタントではなくなってしまった。その恐怖。不安。
師匠に頼れない辛さ。どうしたらいい?こんな時に聞ける、頼れる相手がいない。
個展が大成功で終わった平良にマネージャーの恩田がついた。
元カメラマン。平良のよくわからない黄金の国の話もさらりと応えることができる逸材で、平良をウマイコト操縦する。
清居はそれらを横で見ていたが、自分の言葉が平良の良くも悪くもすることが分かっているため、何も言えない。見守るだけ。
そしたら、恩田はどんどん二人の家に入り込んでくる。仕事からかえってきたら大体恩田が家にいて長い打ち合わせをしている。面白くない。
だが、それは平良の為になること「いやだ」といえばきっと、平良は恩田を家に呼ばないし、そうすると平良の仕事に支障がある。そんなことはできない。
木村伊兵衛賞のノミネートに噂で平良と野口の名前があがってきた。子弟対決といわれるようになることに平良は閉口する。
その前に新しい写真賞ができた。間口の広いなんでもOKな写真賞。こちらも平良と野口がノミネートされる。
平良がこれを受賞したら、木村伊兵衛賞も近くなるし、2冠ともなると話題になると恩田ははりきる。
が、
平良はだんだん自分はなんのために写真を撮っているんだろう・・と考え始める。
自分が写真を撮って、野口と仲が悪くなるぐらいなら写真を撮る意味がどこにあるんだろう?
そして、恩田の思う写真は自分が撮りたいものなんだろうか?
確かに、個展は大盛況で世の中の自分への希望はアレなんだろうけど、あの時撮った自分はもう、過去の自分であって、現在の自分じゃない。
それを撮ることに何の意味が・・・?
でも・・・
もうここ最初からネタバレだから書いちゃうけど
240Pあたりからかなり話が不穏になります。
平良が写真を撮ることを辞めようとしていることに怒って、清居は別居を言い渡し、
ようやく平良は写真を撮る意味をおもいだします。
そして長野の廃墟に写真を撮りにいくんだけど、帰る予定の日になっても帰ってこない。台風でそのあたりに土砂崩れがあちこちで発生していると知ると、
清居は長野に行きたいと思うけど、朝の帯の情報番組やら取材やらでスケジュールはぱんぱん。これを全部投げ捨てていくことはできない。
って思ったら、マネージャーの菅さんが清居がおかしいことに気が付いて問いただす。
そしたら清居のスケジュールを全部調整し始めた。「今日の夜までがはんばって。明日に長野にいけるようにするから」と。
菅さん、前に清居が舞台にでるため菅さんにも社長にも言わずに20kg体重を増やすという暴挙にでたことを悔やんでいた。タレントが悩んだ時に相談して、支えてあげることが自分の仕事なのに。
だからこそ、今回は清居は本当は長野に行きたい気持ちをくんで、スケジュールを調整してあげたんだけど、
もう、この菅さんの気持ちから泣けてきて泣けてきて・・・。
平良をすごいカメラマンにするために、野口さん入江さん恩田さんそのほかかつては小山君も支えてきたけど、
清居にも、菅さんや山形さんや、杏奈も桐谷くんもいて、
このカップル、こんなにたくさんの人に支えられてるんだなぁ・・っておもうと感無量。
あの、高校生、4月の始業式のひとめぼれからはじまって、叶うことがあるはずない恋心だったのに心がなんとなく通じて、誰にも自分の気持ちを言えず、こっそり会っていた二人が、今はこんなにたくさんの人に支えられて・・・って思ったらもう、ほんと、泣けてきたよ。
それからの、平良の生き埋め事件(話が飛ぶ)
「嫌いだ」って言われた清居はどんなにつらかっただろう。
言った平良はどんなにつらかっただろう。
暗闇で撮る、セルフポートレート。
動画という選択肢はなくて、カメラマンだからこそ、写真で自分の気持ちを清居に届けようとする。
自分が死んで、清居がひとりぼっちになったときに、ちゃんと自分は清居を最期まで愛していたことを伝えるため、もう死がそこまで迫ってきていても伝えようとする姿。土砂がきて、そのメッセージが入ったカメラをかかえて埋もれる平良・・・。
もう、ダメでした。涙の大決壊!!!
ぜったい、ぜ~~ったい、助かるんだ、凪良ゆうさんがこんなアンハッピーエンドでこの物語を終わらせるわけがないんだ!
って思いながら読んでいても、もう、二人の気持ちが辛くて悲しくて、
愛が重くて・・・
3巻の「悩ましい彼」は清居の体重が20kg増量しないとだめなので映像化は無理だから、4巻ならば!!と思って読んだけど、
やっぱりね、ドラマはドラマの良さがあってめちゃくちゃ好きなんだけど、
原作は原作でめちゃくちゃよくて、
あんなにドラマと映画を見まくってるのに(現在で映画館でみた回数14回)、全然萩原利久くんと八木勇征くんで脳内映像されなかったんですよ。
どっちかっていうと、ドラマCDの声で、原作の葛西りかこ先生の絵で脳内映像されました。
やっぱ、原作の平良がキモすぎるからかもしれません(途中、キモくなくなるんですが(清居目線で)、やっぱ平良はキモくてなんぼでしょう!)
4巻がでるまで5年かかって、
あとがきに「刊行ペースはのんびりになりますが」と書かれているので、5巻が出るのはいつになるやらわかりませんが、
できればお早めに・・・お願いしたいっ!
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ライトな感じになったのは残念な気がする。そのぶん、想いの強さが伝わってこないようで。「キライ」の影響とその収束も物足りない。次はもっと攻めてほしい。
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なんでこんなに面白いんだろう、という。
ベタベタな展開かもしれないけど、平良と清居だから全てがいいんだなとなってしまう
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個展を目前に控えた平良と、舞台の成功で次のステージに進み始めた清居。『キモウザな平良が好きになったのに…』『普通の恋がしたかったはずなのに…』個展での経験を機に大きな成長を見せた平良に戸惑う清居。分かるよ、清居くん!私もだ。しかし、プロの写真家としての一歩を踏み出した平良に、とんでもない災難が。極限状態の平良のど根性が刺さる。まさかあの清居が人前で号泣しブス顔を晒す日が来るとは。『嫌いになるって二度と言うな』キングでありながら最高に乙女で一途な清居くんが好き!野口さんも好き!みんな好き!
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久しぶりのひらきよ。
清居が素直にいちゃいちゃしたいと思ったり、絶対に別れないと言ったり、愛情があふれてた。
平良は、どんな事があっても変わらないと思ってたけれど、平良なりに成長していて、違う方向に行きそうになったりもしたけれど、アヒル隊長のもともどってきてくれて、よかった。いつまでも愛されるきもうざでいてほしい。
野口さんの過去話も、知れてよかった。この師匠でよかった。
刊行ペースはゆっくりに、とあったので、また何年先かは分からないけれど、ひらきよに会える日を楽しみに待とう。
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待ちに待った美彼シリーズの最新作。
今回は平良主体の内容でしたが、平良が成長していく(普通になっていく)様子に平良らしさを感じられず、モヤモヤする清居に愛を感じました。
今回はイチャイチャシーンもあまりなく、普段BLを読まない私にとっては読みやすかったです。
やはり、凪良さんの文章は美しく、刺さります。
読み終えてしまった寂しさを感じますが、次作を待ちたいと思います。
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おかえりなさい、凪良さん
やっぱり、シマシマになってしまう「美しい彼」
しかーし、今作「儘ならない彼」は すでに
内容はシマシマではありません
カメラマンと俳優のお仕事小説として昇華し始めております
内心もう少しいちゃついていただいてもと思うほどなのです
ネガティヴ暴君きもうざ平良が、
少しまともな時間が多いのです
カメラマンとして初めての個展を成功させて
これからの方向性まで考えるのです
そのまともさに納得できない清居
社会の普通な潮流から引き戻します
私は凪良さんはこちら側の方が好きなんですと思っているんですが
いろいろ書かれてBLの底上げしてきたような気がします